私は摂食障害の本人であり、摂食障害の子どもを持つ親でもあります。
私の摂食障害は回復しています。
娘は真っ最中。
私の回復より、家族の回復のほうが、遅いです。
自分のことを棚に上げるんやけど…
娘が、ご飯を捨てたり、大量にお菓子を買い込んだり、吐いたものを隠していたりするのを見ると
あばきたくなりました。
正したくなりました。
でも
娘を回復させることは私にはできません。
ドクターショッピングもしました。
ドクターショッピングの過程で、娘のとなりに座りながら、私は怒りで震えました。
「こんなこと、私はお母さんにしてもらったことがないのに!」
親だけでなく、学校の先生や、心理士の先生にまで手厚く保護される娘を見て、なんやねん!って思いました。
また、大変不思議というか、これがまさに病気なのだと思ったのは、娘の病気について話し合うとき、私は私の旦那さんとまともに話ができたことです。
自分たちの本当の問題を見ずに済んだのだと思います。
旦那さんは「俺が仕事忙しくてお母さんに任せっきりで悪い」と言い、私は「お父さんは忙しいんやし気にしないで」と返事をして、なんとなく夫婦らしくなりました。
私たちは本気で悩みましたが
それだけではなかったと思います。
このことを、どちらも、わかちあってくれたのは、依存症の仲間です。
娘への嫉妬心も
疾病利得も
否定せず、肯定もせず
気づかせてくれました。
依存症者は病気の家族であり
その家族もまた病気です。
家族もまた、回復しなきゃです。
今日一日。