GWは毎年恒例の行事があって忙しいのですが、
今年は幹事の都合で “いとこ会” が無くなったこと
そして、夫の小学校からの友人の会“久4会”もまた秋になったので
予定が2つもなくなると余裕が出てきて、どんな風に過ごそうか考えていたところ
“久4会”の友人からメールが届き、寂しいので飲み会をしないかとのお誘い
例年家族ぐるみで参加していましたが、今回は夫だけの参加だと思っていました
ところが、その友人の奥様の叔母様にあたる方が、人間国宝の方でその展示会が横浜で開催されているということで招待券をいただきました
それがきっかけで、また全員で集まることになりました
待ち合わせは、新橋駅にPM5時
私たちは、まず横浜開港150周年ということなので横浜を見ながら
叔母様の個展を拝見して、新橋へという予定を立てました
5月2日の土曜日
横浜開港150周年を先に見てからということで赤レンガ倉庫の方に向かいました
好天に恵まれて、素敵な海も見ることができました
マウスオン
GW中ということでかなりの混雑でした
かつて赤レンガ倉庫で食事をしたことはありましたが、今回はかなり混雑していて
3Fのテラス席ならすぐに食事ができるということでテラス席で食事をしました
爽やかな気候で逆にテラス席でよかったと思いました
夫は、無難なところで≪ナシゴレン≫を、私は初めての≪グリーンカレー≫にチャレンジしました
初めてのグリーンのカレーでしたが、野菜がたくさん入っていてとても美味しくいただきました

マウスオン
横浜開港150周年イベントについて、時間の制約などもあったので事前に調べることもせず
気の向くままぶらぶら歩いていると、目に留まったのは古い建物
夫曰く、昨年の“久4会”の時に横浜を案内してくれた幹事が説明してくれたとのこと
注意散漫の私はきっと何かに気を取られて自分の世界に入っていたに違いありません
夫から、『確か3つビルがあって、キング、クイーン、ジャックって聞いたと思ったけど・・・』ということで
そのビルを目指して歩きました
【キングの塔】

【クィーンの塔】

【ジャックの塔】

こんな素敵な建物が三塔もあったなんて知りませんでした
しかも、現在でも使用している塔だということに驚きます
【キングの塔】
ラッキーなことに、開港150周年メモリアルイベントとして一般公開されていました
県庁職員の方も、休日返上して案内してくれました
こちらは、神奈川県庁本庁舎として現在も使われている建物
昭和3年に建立されたもので、横浜の代表的な歴史的建造物です
【キング】という名前をイメージさせる帝冠様式で、
建物の中に入ると、アール・デコ様式の彫刻、大理石の階段と神奈川の象徴的な立派な建物だということが理解できます
【応接室】 【天皇陛下の貴賓室だった第三応接室】 【大会議場】

写真が上手に撮れていませんが、画像をクリックすると拡大して見ることができます
調度品はもちろんのこと、天井が素敵でした
和洋折衷の装飾美も豪華で、幾何学的な天井は重厚な気品に満ちています
【クィーンの塔】は現在も、横浜税関として機能しています
塔の高さは3つのうちで一番高く、51m
女王らしく優美で気品があります
ロマネスク様式の緑青色のドームが印象的な建物です
赤レンガ倉庫から、目に入ったのがこの建物でした
【ジャックの塔】は、開港記念会館です
高さは一番低くて36m
キングもクィーンもジャックもそれらしい名前だと感心しました
ジャックは赤レンガと白い大理石の時計塔が特徴的なビルです
驚いたことに、このジャックビルは、市民の寄付によって建立されたそうです
夫の実家が逗子にあったことから、兄弟も横浜に住んでいるので
家を買う時に横浜近辺を捜しましたが、とても地価が高くて庭が欲しかった私たちには買うことができませんでした
流石に、横浜市民、神奈川県民はお金持ちです
奇しくもその日は結婚式が執り行われていました
しばらく招待客に交じり2階席よりその様子を拝見していました
子供たちがもし結婚すると言ったら、ここを推薦したいと思いました(神奈川県民しかダメでしょうか)

素晴らしくてゆっくり見たいところでしたが、その日一番のメインイベントの佐賀錦織の展示会に行かなければいけないので駆け足で回りました
横浜のシルク会館で行われている “人間国宝 古賀フミ展”へ
古賀フミさんは、佐賀錦の継承者です
佐賀錦を見るのは、初めてかもしれません

佐賀錦は細かく裁断した和紙を経(たて)として、竹篦で自在に紋様を組んで緯糸(よこいと)を通して製作するものです
経の張りはゆとりを持ち、紋様によってかかる条件が異なるための経の乱れを手加減によって整えながら進む、
このプリミティブな操作によって経緯はしっかりくみあわされて、綾の立体感が感じられ、ふさわしい風合いが得られる
もとは組み錦といわれてたように織るのではなく組みものである
人間国宝 古賀フミ 佐賀錦作品集より
約束したわけではありませんが、3時に着くと言っていた友人ご夫妻と会場で会うことができ
姪である奥様に、作品の一つ一つを解説していただき最後には作品集もいただきました
今では微妙な張り加減など度外視され、普通の織物のような要領で織られ・表面のデザインや色のみで判断されることは
伝統工芸の手仕事としてはわびしく思えてならないと
綾の紋様は、簡単単純なものもあれば、図案と首っ引きでないとできないものもあるとのこと
いずれにしても一目も組み違いのないようにしなければ進んでいけないとも聞きました
そんなことで、昔から佐賀錦の技法を継承し人間国宝に認定されたと聞きました
私も着物が好きでしたが、初めて日本の伝統文化の織物というものに触れた気がしました
決して派手ではありませんが、素晴らしい輝きがありました
今では、このような佐賀錦の織物を手に入れることはできないそうです
今日は、本当にながい一日だったように思います
日本の美を堪能しました
その後は、一年ぶり“久4会”の再会です
時を忘れ、飲んで話をして気づいたら最終電車の一つ前の電車の時間になってしまいました
何としたことか!二人でぐっすり寝込んでしまい一駅乗り過ごしてしまいました
戻る電車はありません
そして田舎の駅はタクシーの台数が少ない! そして、人が行列をなしている!
30キロハイクを控えていた私は、『歩こうよ』と提案
夫はしぶしぶ行列を横目に歩き始めました
そんなに遠いと思っていなかった隣駅、歩き始めたところ遠くて驚きました
途中、『迎えに行こうか』と無事に最終電車で帰った息子からメールがきましたが断ったことを後悔しながら歩きました
もしかしたら、このことが30キロハイクを成功に導いたのかもしれません
今年は幹事の都合で “いとこ会” が無くなったこと
そして、夫の小学校からの友人の会“久4会”もまた秋になったので
予定が2つもなくなると余裕が出てきて、どんな風に過ごそうか考えていたところ
“久4会”の友人からメールが届き、寂しいので飲み会をしないかとのお誘い
例年家族ぐるみで参加していましたが、今回は夫だけの参加だと思っていました
ところが、その友人の奥様の叔母様にあたる方が、人間国宝の方でその展示会が横浜で開催されているということで招待券をいただきました
それがきっかけで、また全員で集まることになりました
待ち合わせは、新橋駅にPM5時
私たちは、まず横浜開港150周年ということなので横浜を見ながら
叔母様の個展を拝見して、新橋へという予定を立てました
5月2日の土曜日
横浜開港150周年を先に見てからということで赤レンガ倉庫の方に向かいました
好天に恵まれて、素敵な海も見ることができました
マウスオン
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GW中ということでかなりの混雑でした
かつて赤レンガ倉庫で食事をしたことはありましたが、今回はかなり混雑していて
3Fのテラス席ならすぐに食事ができるということでテラス席で食事をしました
爽やかな気候で逆にテラス席でよかったと思いました
夫は、無難なところで≪ナシゴレン≫を、私は初めての≪グリーンカレー≫にチャレンジしました
初めてのグリーンのカレーでしたが、野菜がたくさん入っていてとても美味しくいただきました

マウスオン
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横浜開港150周年イベントについて、時間の制約などもあったので事前に調べることもせず
気の向くままぶらぶら歩いていると、目に留まったのは古い建物
夫曰く、昨年の“久4会”の時に横浜を案内してくれた幹事が説明してくれたとのこと
注意散漫の私はきっと何かに気を取られて自分の世界に入っていたに違いありません
夫から、『確か3つビルがあって、キング、クイーン、ジャックって聞いたと思ったけど・・・』ということで
そのビルを目指して歩きました
【キングの塔】

【クィーンの塔】

【ジャックの塔】

こんな素敵な建物が三塔もあったなんて知りませんでした
しかも、現在でも使用している塔だということに驚きます
【キングの塔】
ラッキーなことに、開港150周年メモリアルイベントとして一般公開されていました
県庁職員の方も、休日返上して案内してくれました
こちらは、神奈川県庁本庁舎として現在も使われている建物
昭和3年に建立されたもので、横浜の代表的な歴史的建造物です
【キング】という名前をイメージさせる帝冠様式で、
建物の中に入ると、アール・デコ様式の彫刻、大理石の階段と神奈川の象徴的な立派な建物だということが理解できます
【応接室】 【天皇陛下の貴賓室だった第三応接室】 【大会議場】



写真が上手に撮れていませんが、画像をクリックすると拡大して見ることができます
調度品はもちろんのこと、天井が素敵でした
和洋折衷の装飾美も豪華で、幾何学的な天井は重厚な気品に満ちています
【クィーンの塔】は現在も、横浜税関として機能しています
塔の高さは3つのうちで一番高く、51m
女王らしく優美で気品があります
ロマネスク様式の緑青色のドームが印象的な建物です
赤レンガ倉庫から、目に入ったのがこの建物でした
【ジャックの塔】は、開港記念会館です
高さは一番低くて36m
キングもクィーンもジャックもそれらしい名前だと感心しました
ジャックは赤レンガと白い大理石の時計塔が特徴的なビルです
驚いたことに、このジャックビルは、市民の寄付によって建立されたそうです
夫の実家が逗子にあったことから、兄弟も横浜に住んでいるので
家を買う時に横浜近辺を捜しましたが、とても地価が高くて庭が欲しかった私たちには買うことができませんでした
流石に、横浜市民、神奈川県民はお金持ちです

奇しくもその日は結婚式が執り行われていました
しばらく招待客に交じり2階席よりその様子を拝見していました
子供たちがもし結婚すると言ったら、ここを推薦したいと思いました(神奈川県民しかダメでしょうか)



素晴らしくてゆっくり見たいところでしたが、その日一番のメインイベントの佐賀錦織の展示会に行かなければいけないので駆け足で回りました
横浜のシルク会館で行われている “人間国宝 古賀フミ展”へ
古賀フミさんは、佐賀錦の継承者です
佐賀錦を見るのは、初めてかもしれません

佐賀錦は細かく裁断した和紙を経(たて)として、竹篦で自在に紋様を組んで緯糸(よこいと)を通して製作するものです
経の張りはゆとりを持ち、紋様によってかかる条件が異なるための経の乱れを手加減によって整えながら進む、
このプリミティブな操作によって経緯はしっかりくみあわされて、綾の立体感が感じられ、ふさわしい風合いが得られる
もとは組み錦といわれてたように織るのではなく組みものである
人間国宝 古賀フミ 佐賀錦作品集より
約束したわけではありませんが、3時に着くと言っていた友人ご夫妻と会場で会うことができ
姪である奥様に、作品の一つ一つを解説していただき最後には作品集もいただきました
今では微妙な張り加減など度外視され、普通の織物のような要領で織られ・表面のデザインや色のみで判断されることは
伝統工芸の手仕事としてはわびしく思えてならないと
綾の紋様は、簡単単純なものもあれば、図案と首っ引きでないとできないものもあるとのこと
いずれにしても一目も組み違いのないようにしなければ進んでいけないとも聞きました
そんなことで、昔から佐賀錦の技法を継承し人間国宝に認定されたと聞きました
私も着物が好きでしたが、初めて日本の伝統文化の織物というものに触れた気がしました
決して派手ではありませんが、素晴らしい輝きがありました
今では、このような佐賀錦の織物を手に入れることはできないそうです
今日は、本当にながい一日だったように思います
日本の美を堪能しました
その後は、一年ぶり“久4会”の再会です
時を忘れ、飲んで話をして気づいたら最終電車の一つ前の電車の時間になってしまいました
何としたことか!二人でぐっすり寝込んでしまい一駅乗り過ごしてしまいました
戻る電車はありません
そして田舎の駅はタクシーの台数が少ない! そして、人が行列をなしている!
30キロハイクを控えていた私は、『歩こうよ』と提案
夫はしぶしぶ行列を横目に歩き始めました
そんなに遠いと思っていなかった隣駅、歩き始めたところ遠くて驚きました
途中、『迎えに行こうか』と無事に最終電車で帰った息子からメールがきましたが断ったことを後悔しながら歩きました
もしかしたら、このことが30キロハイクを成功に導いたのかもしれません