
板の端面ギリギリのカシメ加工についての紹介です。
おはようございます。丸井工業(株)専務の井手野です。
スタットネジ(カシメネジ)の加工を例にします。これは板に下穴をあけてその穴に専用のネジを打ち込み固定するカシメ加工の一つです。板金製品にネジが付いている状態で配線や組立作業が出来るのでとても便利な加工方法ですが板にネジを押し込むという特性上押し込んだ時の圧に耐えるだけの板がネジの周りに残っていなければなりませんが切り口からギリギリの位置にスタットネジの加工指示がある場合にスタットメーカー推奨の圧を掛けると板金が負けて変形してしまうので余肉を付けて加工後に切断をするという方法をとります。

▲板厚1mmのアルミ板とM3スタットネジです。圧を掛けるとネジのフランジ部分が板に食い込みます

▲ スタットネジの位置は板の端面から5.6mm。端面の変形が起こり始めるギリギリの位置

▲ スタットメーカーの推奨圧で加工。微量ですが端面は変形します(膨らみます)

▲ 端面から2.5mmの位置に加工した場合。極端に膨らんでしまいます

▲ 板金の変形を押さえる為に余肉を付けスタット圧入後にこの部分を切断して整えます
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