
NCT加工機の金型はこんな構造をしています。
神奈川県 横浜市 丸井工業(株)専務の井手野です。
NCT加工機は主に板金(材料)を抜く、絞る、切り起こす(曲げ)、などの加工を行います。それぞれの加工に合った金型をNCT加工機に装着して行います。通常NCT加工機の内部には48種類の金型が装着されています。それらの金型を組み合わせて加工をする事により大きなものから小さな物まで専用の抜き型を作る事無く必要な形状を板金に加工します。
NCTの金型は金型の上部を押し下げる事により、金型ホルダー内部からそれぞれの加工に必要な形状が飛び出して下型に入り込む事により切る、絞る、切り起こす、などの加工を行います。写真は四角の穴をあける為の金型ですが、板金を少しずつずらして打ち抜けば大きな四角穴や長方形の穴も加工が出来ます。
レーザー加工とは違い、金型で板金を打ち抜くので金型の入り口(切り口)は板金が引き込まれる様な状態になり少しダレた様な曲線が付きます。

▲ NCT加工機のターレットです この円盤状のホルダーに金型を装着します

▲ ターレットから抜き出したNCTの標準的な金型の外観です 撮影の為に装着時とは逆を向いています

▲ 金型のホルダーを外すと中に金型(刃物)が入っています

▲ 加工機が金型を押し下げると右側のホルダーが板金を押さえて同時に中から刃物が飛び出す仕組みです

▲ 金型はこの様に金型ホルダーから下型に向かって飛び出して板金に穴をあけます
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