ネジ止めに使うナットを板金にプレス(圧入)して固定する加工方法の紹介です。
神奈川県 横浜市 丸井工業(株)専務の井手野です。
部品の取り付けや板金の組立にはネジ止めが一般的です。放熱も良く軽いアルミでパネルを作り部品の取り付けを行う場合、パネルに穴をあけて裏からナットで止める方法と、パネルに直接ネジを加工するタップやバーリングタップなどの方法があります。
ナット止めは作業性も悪くナットを押さえる工具が使えない狭い場所には不向きです。タップやバーリングタップの場、アルミ自体が柔らかいので過度なトルクを掛けるとネジ山が壊れてしまう事があります。さらにメンテナンスなどで部品を交換する事が想定される場合、ナットを装置内に落としてしまう、付け外しの際にネジ山を壊してしまう、などのリスクが高まるのでどちらの方法もあまりお勧めできません。
そこでパネルに直接ナットを固定してしまうプレスナット(ナットを圧入する)を使う事によって作業性も上がると共にそれらのリスクも低くなると思います。
▲ プレスナットを使ったアルミ製の部品取り付け板(パネル)です 電源や制御装置、プリント基板などを固定します
▲ 取り付け板を裏側から見るとナットが直接取付板に固定されています
▲ 表面側にはプレスされたナットの一部が見えます
▲ プレスで固定されたナット
▲ パネルの表面側からナットを押さえる事無く ナット止めができます
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