悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

久留米羽化ステージの難易度

2014年06月29日 23時33分34秒 | 2013年度・オオクワガタ飼育

 

 

 

 
 前回のブログでは、目標にしていた久留米産85mmアップ

の報告をさせてもらいましたが、全国津々浦々のブリーダー

さんから温かいお祝いのコメントを賜りました。


この場を借りて御礼を申し上げます。

皆様どうもありがとうございました。

 

 


2013年度は久留米表年。

転機の年であった2012年は「勝負」とばかりに

優秀な種虫を集めただけあって、楽しませて貰っています。

 

振り返れば、今から1年9ヶ月前の2012年9月26日

「種親候補:来期最強の補強その1」

にて種親♂紹介の際「85mm複数頭アップ」

を宣言していました。

 

 

 


 

 

今のところ5番に続いて、4番からも3週間前に1頭良いのが

羽化しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色艶があり、顎の先端が上を向き、大顎の張り出しもあり存在感のある

久留米らしい、それは実に惚れ惚れする個体。 自画自賛 

 

 

ただ、残念なことに3週間、お尻が少し出ての85.2mm

微妙です

果たしてお尻が引っ込み85mmをキープするか?

84mm台に落ち着いてしまうのか?

久留米85mm複数頭への道程は簡単ではありません。

もう少し後、確定次第報告したいと思います。


 



 

 

その他には2番期待の蛹がいましたが、これは85mmには

もう一歩届かず。

 

 

 

 

我が家では残る大型への期待の蛹はこの12番のみですね。



12番KU-1202最大幼虫35.9gがようやく蛹になりまして。

 

 

 

 

 

 

 

幼虫時から長さに注目していた幼虫。

 

 



蛹化の気配が無かったKU-1202はセミ化と菌床劣化→暴れを嫌い、

あえて菌床ボトルから発酵マットへ入れ替えています。

その後すぐに電気毛布で包み、蛹化を促進させたあの幼虫。

 



実は蛹室を形成し、蛹化したと思い込んでいましたが、

皺の状態から長らくそのまま。

管理温度もありますが、前蛹を経て24日後にようやく

蛹化を確認。



その後、今度は発酵マットから上の4番蛹室へと移動しています。





ちなみにこの種親♂はともさんからの♂83.2mm(85.4mm同腹)
とゲバゲバ90さんからの♀52mm(82.5mm同腹)

そして注目すべきは種親♀の血統背景。

種親はメルリン2009年11番と2009年2番。

分かる方には分かりますね。

 



これはメルリンさんの2011年3番と同腹兄弟同士の掛け合わせ。

還元率の良い2009年2番の血が入っている系統。

その本家メルリン2011年3番の♀を使い、

今年ともさんが自ブリメルリン系♂との掛け合わせから

今年85.7mmを作出されています。

 

グリーンさんのところにも2011年3番♀も37.4g→38.4g。

36gといった大きな幼虫がいますよね。


メルリン2011年3番は久留米ではマツノインセクト2011年8番に続く

2013年度の有望の系統。




蛹が長くて還元率が良い。

どうなんだろう?

これは期待せざるを得ませんね。

 

 

 




しか~し、画像を良く見ると尻の先端形状がなんか変だぞ

これはアカンのちゃうか









これが久留米の羽化ステージにおける難しさか

4番の完品85mmアップ。

12番の完品羽化。

どちらも黄号信号ですがどうでしょう?

 



良くも悪くも結果は悠久の時を経てにて更新します

コメント (27)
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