昨日は夕焼けがやけにキレイでした。
今年は夏が短く、東京もすっかり秋の気配。
昔からとても好きな季節です。
そういえば、浜省が10年ぶりとなる新曲「夢のつづき」が
来年1月に公開される映画『アゲイン 28年目の甲子園』の
主題歌に決定したようです。
浜田省吾の楽曲が映画主題歌になるのは今回が初。
この曲を聴いた主演の中井貴一さんは・・・
人は生を受けた瞬間から死に向い歩き出す。
子供の成長を知り、大人は喜び、その喜びを知る事で
自分の老いを知る。
常に相反する物が存在する人の一生。
その中で夢を持ち、夢を語り、追い、夢を託す。
移り行く夢こそが、大人への証なのかもしれない。
ふむふむ。
なかなかイイ事語りますね。
皆さんの2本目交換報告が佳境に入ったようで。
1年間をブリード期間とするならば、90日程度はまだまだ序盤戦。
ただ有望ラインはその傾向が見えてきますからね。
一喜一憂するボーダーラインは30gが一つの目安でしょうか。
さて、我が家のブリード状況ですが、
2014年度は6月29日一斉投入なもので交換は
10月中旬から下旬の予定。
種親は2013年度とは全て違うものの、その
飼育頭数は220頭前後と昨年と似たような状況。
★も想定し昨年の交換実績が一つの目安となります。
ちなみに昨年2本目へ交換した♂88頭の内訳は
25g以上が計66頭と全体の75%
28g以上が38頭と全体の45%
30g以上は18頭と全体の20%
さて、2014年度はどうなるでしょうか
種親サイズが小ぶりですからね。
どうなるか正直今期は分かりません。
今回は我が家2013年度ブリードの総括
血統と血の配合量
菌床と添加剤
温度管理
今回は血統と血の配合量について、我が家のブリード実績及び
久留米ブリーダーさんの羽化実績から検証してみたいと思います。
これで久留米産地も少し詳しくなる
2013年度・優秀な久留米血統(系統)
マツノインセクト2011年8番
2013年度・久留米産羽化最大サイズはご存知ドルクス黒王さん。
88.4mmという想像を遥かに超える驚愕サイズを作出されました。
久留米でも、能勢、川西産地に十分対抗できる。
今後に夢を与える、ただただ驚愕の羽化報告でした。
この報告を知った松野御大、俄然やる気倍増らしく
その種親は雌雄共にマツノインセクト86mm同腹個体である
2011年1番♂82mmと2011年8番♀54mm
マツノインセクト2011年1番は羽化個体数が少なく、
市場に殆ど出回りませんでしたが、一方多産であった
マツノインセクト2011年8番は多くの久留米ブリーダー
が種親として2013年度ブリードで掛け合わせされました。
そのマツノインセクト2011年8番でドルクス黒王さんが
88.4mmを作出されましたからね。
勿論飼育技術あっての驚愕羽化実績にほかなりませんが
やはり2013年度・最強血統(系統)と称したい。
その他2011年8番ですが、私の知り得る情報ではshimaさん
B団ともさんが8番♀による完品86mmを作出されています。
安定感より一発がある。
勝手ながらそんな血統(系統)といったイメージを持っています。
メルリン2011年10番血統(系統)
我が家2013年久留米自己ブリード15ラインですが
1番~6番種親♂はメルリン2011年10番82mm
1番は羽パカ86mm
2番は85.8mm.85.1mm羽化後★
4番は85.1mm
5番は85mm
7番~12番種親♂はB団2011年83.2mm
7番83mm
8番83mm
12番は
羽パカ86.6mm羽化後★
13番~15番種親♂は
OOKUWA BLOOD2011年4番82.3mm
13番~15番は添加剤を強めに配合した影響があり
残念な結果となりました。
1番~6番の種親メルリン2011年10番ですが、
やはり想像以上に優秀な種親として頑張ってくれました。
ただただ感謝。
次の世代に夢を託したいと思います。
メルリン2011年10番ですが我が家以外でも、
sendoさん2013年1番ラインである自ブリ♂84mmと
メルリン2011年10番♀51mmの掛け合わせから
最大86.3mmを筆頭に4頭もの85mmアップを作出。
またGONGONさん2013年12番ラインではshima1007
H23-8♂832mmとメルリン2011年♀52mmの掛け合から
里子含めやはり4頭もの85mmアップを作出されています。
お二人も裏の工夫を含め、拘りが半端ではありません。
飼育技術、飼育努力があって達成した。
そう思います。
それを踏まえても血統の潜在的パワーを感じずにはいません。
こちらは安定感のある血統(系統)という印象です。
メルリン2009年11番血統(系統)
我が家のメルリン2011年10番血統ですが、
メルリン2009年11番とメルリン2009年10番との掛け合わせ。
我が家は予てより2009年10番の血統(系統)に注目して
おりましたが、今年久留米ブリーダーさんの羽化実績報告を
聞く中で、メルリン2009年11番のポテンシャルについても
個人的な評価が高まっています。
カネクワさんは、メルリン系の累代個体により今年
87.4mmを作出されていますが、その掛け合わせは
メルリン2010年8番♂82mmと(メルリン2009年11番×2009年1番)
♀52.3mmから。
また(メルリン2009年11番×2009年1番)のインラインF2から
86.4mmをも作出されている。
その他ではクマモンさん最大86mm、きくまるさん最大86mmが
確か血の配合としてメルリン2009年11番の血が25%入っている。
マツノインセクト血統では遡っての血の配合量が不明なわけですが
カネクワさんの特に87.4mmの配合は興味深いですね。
サラブレットに見る奇跡の配合量を具現化されています。
血の配合量について
これはOOKUWA BLOODですからね。
我が家としては、検証を続け注目している拘りの着眼点。
将来における血統作出にあたり、どれだけの血の濃さが影響を
与えるのか?
流石にここは秘密な部分でもあるわけですが、
2013年度ブリードで感じた事を少しだけ記述したいと思います。
※あくまでも我が家2011年~2013年度におけるデータによるものです。
1世代前(両親)50%配合の影響は全く感じない。
1世代前(両親)インラインF2とのアウトライン50%配合では
むしろ好結果のケースが多い。
1世代前全てアウトライン(♂♀両親全て)は相性により不発も有り得る。
2世代前75%以上から多少の影響を感じる。
血の配合については一過性では分かりません。
色々考えながら取り組んでおりますが、果たしてそれが正しいのかどうか?
それ以外に種親の形状。
菌床や添加剤からのアプローチ。
それら妄想を楽しみながら、マイペースで取り組むことが
やはりハマ、性に合っているようです。