悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

2015年ブリード計画

2015年03月08日 00時00分01秒 | 2015年度・オオクワガタ飼育

 

 

 

 先日長崎から着弾が

(ちなみに私の父親は九州長崎出身。)

当ブログ4周年記念プレ企画Cに応募下さり、11名の応募者の中

当選された玉ねぎおじさんさんから、桃の節句に合わせどんぶらこと

桃カステラが届きました。

 

 

デカい!

長崎ではひな祭りには桃カステラが定番のようで。

桃は神代の時代より魔払いの儀式に、そして縁起物として

用いられるようです。悠久だ~

家族一同で美味しくいただきました。

玉ねぎおじさんさん、この度はありがとうございました。

 

 

 

 

本業の話題。

2月からモンゴル製カーペット商社と打ち合わせを進めており。

その商社オーナーは60後半なんですが、なんとも品の良い方。

モンゴルは人口300万人、国土は日本の約4倍。

その広大な大地は1年の半分が冬。 マイナス40度の極寒の地。

化学肥料など無縁の大地で丈夫に育った放羊を原料とし、

染めていない無染ウール天然素材のパイルのみで織られた

機械織りカーペットを日本向けに商品化したい。

 

そしてどうにか安定供給レベルへと辿り着いた。

日本向け無染織りは2009年から取り組みを開始。

当初は失敗が続いたようですが、現地に幾度となく足を運び、

メーカー現地スタッフに対して現場管理(教育)を徹底。

そしてようやく3年程前から日本マーケット向け商品に仕上がった。

「定年を過ぎた人間でなければこんな根気のいる仕事は出来ません」と。

 

我が家オオクワブリードと同じ時期の足跡がなんとも共感を呼び。

世に認めて貰えるか?モンゴル製ウールカーペット

 

 

 

 

 

 

 

 

HP用として昨年完成していた2015年ブリード。

今回一気にご紹介致します。

採卵結果は分かりませんが、採れぬラインは欠番とし

自ブリ17ラインで挑みます

 

 

2014年の裏年については

マツノインセクト血統

shimaマツノ血統

東京オオクワ血統

メルリン血統

血統を大きく捉えると上記4つの種親♂からの久留米大型血統

に区分け出来ます。

レパートリーに富んだ裏年のベースにあるだけに、

表年となる今年、何と言っても我が家では実績ある最大派閥。

メルリン血統を中心とするアウトライン自己ブリード♂種親

3頭を中心に据えました。


大きさを狙うライン。

将来における久留米大型オリジナル血統(系統)を

目指したインライン、クロスラインのみの累代も想定した

OOKUWA BLOOD.2015年ブリード予定表

 

飼育産地:久留米のみ

飼育数300頭

産卵セット数:17→(14~15ライン程度と想定)

覚醒:2月末

ペアリング開始:4月上旬(ワインセラー管理)

産卵セット開始:5月下旬(ワインセラー管理)

1本目ボトル投入:6月末(ブリードスペース管理一斉投入)

2本目へボトル交換10月中~末(基本一斉交換)

3本目へボトル交換1月末(基本一斉交換)

羽化6月上旬~7月上旬

上記スケジュールを基本に考えております。

85mmアップ数10頭!

最大87mmアップを目指し2015年度挑戦します!

 

 

 

 

 

 

 

 

 1番~4番はエースラインを投入。

どこから特大が出ても不思議ではないと思います。

 

1番は2013年5番自己ブリード♀

数の少なかった貴重な5番は幼虫推移から注目し思い入れある個体。

プロポーションも良く種親♂寄りで更に次世代体長が伸びてくれれば。

 

2番はメルリン血統最大、カネクワさんから期待の87.4mm同腹♀。

ディンプルはあるが52mm台で頭幅16mmと規格外のポテンシャル。 

 

3番は1番.2番とは形状面で異なる細身の個体。

waizuさん86.5mmは美形細身で縦に伸びてくれればと期待。

 

4番は血の離れた掛け合わせ。クワガエルさんからのマツノインセクト累代

86.4mm同腹。顎が長く上を向き、血の離れた配合で爆発力に期待。

 

  

  

 

 5番~8番ラインは次世代迫力ある形状で更なる大型化を目指した組み合わせ。

 

5番は自ブリインライン。累代を重ねオリジナル血統の開祖と成り得るか。

 

6番は大顎の太さが際立つGONGONさんからの86.3mm同腹。

大きさと迫力ある形状にも拘りたいライン。

 

7番は血の離れた掛け合わせは、masukoさんからの85.2mm同腹。

艶がありバランスの良い美しい♀個体で期待のライン。

 

8番は自ブリ2013年1番ラインから。

1番は羽パカが多いラインではあるがその血統背景に期待。

  

 

 

 

9番~12番は3番手の種親ではあるが、♂の形状だけをみると最も伸びシロを感じる。

 

9番は我が家2013年2番自ブリ最高レベルの♀を。

大顎が直線的で還元率の良い2番の血に期待。

 

10番は9番と似た雰囲気を持つGONGONさんからの♀個体。

果たしてどちらが優秀なラインとなるか注目したい。

 

11番はカネクワさんインラインからの86.4mm同腹。

インラインの次のアウトラインは化ける?!

 

12番は血の離れた配合で、こういったラインから

特出したサイズが出てくるのではと密かに期待している。

 

 

   

 13番~16番はshimaマツノ血統とメルリン血統種親からの補強♂個体。

1番~12番までの自ブリラインと次世代組み合わせを想定してのセレクト。

 

13番も我が家エースライン。

大顎の長さと体長が噛み合えば最大サイズも十分期待出来る。

 

14番は2013年12番自ブリラインの♀。

shima系に似た細身の形状を引き出してみたいライン。

 

15.16番は血の離れた配合。

15番はバランス良くポテンシャルを感じる86.4mm同腹。

 

16番はマツノインセクトからの補強個体2013年15番。

マツノインセクト15番に同腹で大きな個体は羽化していないが

血統背景は2011年5番と8番という素晴しく期待を寄せている。

 

 

 

 

 

 

こちらはカネクワさん87.4mm同腹♀。

13番以降のラインは特に他のブリーダーがやらぬ掛け合わせから

メルリン血統累代として次世代以降の組み合わせの幅を広げる。

東北のスーパーブリーダー同士の累代は個人的には魅力的。

 

 

 

次回は我が家産卵セット

そして次は添加剤について取り上げます。

 

 

コメント (38)
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