当悠久ブログもこの趣味に関連した話題が中心ではありますが、所謂ブリードネタ(虫ネタ)を取り上げる頻度が少なかったような気がします。2020年の上半期は歴史探索。下半期の羽化報告完了後はKLB中心のブログに注力。一段落のあとは開設10周年ネタに恒例プレ企画と続きました。
いつもの年でであれば下半期の掘り出し後からは、毎年NIGHT FORESTモードに入りますが昨年はコロナ禍でやむなく開催を見送ることに。
今年は今のところ11月初旬に大阪梅田近辺での開催を検討していますが、果たして無事に開催へとこぎつけるのだろうか。心配になりますな。
さてそんな先の予期できぬ世の中の状況ではありますが、当方の2021年ブリードの準備を進めています。
♂の種親は確定。掛け合わせる♀の選定も終了し仮案段階ですが、既に組み合わせも決まり系統表、管理カードまで下書きは終わっています。まぁ外出自粛で時間の取れるコロナ禍ですからね。準備に余念はありません。
さて今回の記事は2021年の前に今期2020年ブリードの話題です。2本目交換から3ヶ月。昨年まずまずな交換リレーでしたので、今年も1月の半ばに3本目への交換を土日で一気に済ませました。
目安目標とし掲げた今回の注目は4つ。
①自ブリ累代ラインの出来不出来
②幼虫体重35g以上5割を超えるか?
③今期検証・♀の食性は遺伝するか?
④交換時期の違いによる検証
ウチでは今年が表年に当たります。
2014年14番86ミリ・19番87.5ミリを軸としたメルリン血統久留米の累代ラインが2016年、2018年そして2020年度ブリード
メルリン系統形状面の特徴でもある艶消しボディで大顎が大きく全体的にゴツい。
存在感があり魅力的なわけですが、選別段階で兄弟の中でも大きさが3、4番手ながら形状が細身で薄く、艶のある個体を選定した系統が今年の2016年5番なんです。
先代の松野御大の仰っておられた、一度小さく羽化させて整える。偶然の必然か、引越しもあって9ヶ月程放置することになった2018年度ブリードで無事羽化出来た個体でもあるわけです。
不全率が低く艶があり、大顎も縦に伸びてサイズを狙うには適した個体。それが2020年1番から3番。
①のラインが無事に育っているか?
累代飼育を楽しむ者として、それが気にならない者はいないでしょう。
累代飼育を楽しむ者として、それが気にならない者はいないでしょう。
前日の土曜日、投入する菌糸ボトルに🕳を
空けておき、翌日はメモを取り📝素早く投入作業に専念する体制を整えます。
①については正直なところ、大きな幼虫は
それ程出てこないかなぁ?といったイメージでした。種親の♂は最終体重35.2gからの85ミリですからね。途中経過ではありますが、幼虫の色艶、成長推移。個体のポテンシャルからすれば十分ではないかとひとまず安堵しています。
また2016年度の掛け合わせをご覧いただくと♀の方は自ブリでも4番、7番、9番と兄弟の中では大きな個体を選らんだ系統となります。♂は2018年度では大きな完品を手にすることは叶いませんでしたが、♀側で2018年ブリードに使用した1から3番から2020年度で満足のいく個体に出会えるか。
大きさもそうですが、個体の羽化形状も楽しみなんです。
また2番はKLBエントリーラインですからね。羽化結果は果たして。
次回ブログでは
②幼虫体重35g以上5割を超えるか?
③今期検証・♀の食性は遺伝するか?
④交換時期の違いによる検証
上記について取り上げたいと思います。