悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

2020年度・3本目への交換その②

2021年01月24日 07時00分00秒 | 2020年度・オオクワガタ
単身赴任の大阪から東京に戻ってから7ヶ月になりましたが、たまに無性に大阪の味を食べたくなることがあります。毎日通った天六商店街はいつも活気があってね、関西らしさと食を堪能していました。特に今は外食も自粛しているだけに尚更です。コロナ感染が落ち着き、次に大阪に訪れるまで、楽しみをとっておくことにします。






2020年度自ブリ累代ライン交換報告に続き4番から6番。




こちらの♂種親はjohnny the 30さんから補強個体。父方はウチの2016年7番と9番ですが、特に大顎の形状とフォルムと雰囲気は2016年9番、遡ると2014年14番の血を色濃く受け継いでいます。



1番から3番とは異なり、迫力のある形状重視で組んだ系統。中でも4番5番は前回ブログ記事で取り上げた

③今期検証♀の食性は遺伝する?に該当します。





A.添加剤強化菌糸を食べ大きく育った♀
B.添加剤強化菌餌を喰えず小さく羽化した♀。♀(母親)の食性は遺伝するか?





結果ですが
Aライン
♂アベレージ:35.4g
♀アベレージ:15.3g

Bライン
♂アベレージ:37.3g
♀アベレージ:15.9g

ふむ、ふむ特出した差はありません。
むしろBがやや育っているくらいです。
本来厳密な検証の場合、サンプル数を多く持ち、親世代と同じ餌を食べさせて比較する必要があるため、今回はあくまでも参考レベルですが、同腹姉妹の大きさが極端に違うため比較をしてみたかったわけです。

こちら2つのラインは幼虫採取にかなり苦戦しました。これは高添加の弊害を多少感じています。予備の2頭もダメでしたから。
ただ少なくとも強い添加剤を喰ずに小さく羽化した個体の仔が、幼虫が大きく育たないといった結果には直結しないことは実証できました。親の代で喰わせた餌よりも弱いため、喰いやすかったこともあるでしょう。






こちら6番ラインは幼虫♂親世代から幼虫体重が乗り難い(最終34gから85ミリ)と想定内。艶感と美形が遺伝してくれたらと思います。






続きましては主水さんから補強した89.2ミ
リ同腹の87.3ミリが種親。


画像で伝わるか?縦に伸びそうな雰囲気を感じます。主水さんから貴重なこの個体を補強し2020年のラインナップに組めたことで、楽しみが倍増しました。
完全に長さ、大きさに狙いを絞り最大羽化サイズ更新を目指したラインとなります。



7番は19年16番早期を掛け合わせていますが、shimaマツノ久留米が2世代前50%と血の配合を重視したライン。






8番は虫蔵さん早期18年2番を掛け合わせたライン。予想通り体重は乗り40g.39.7gに37g台が続きますが、幼虫の長さもあり注目しています。







続いてクマモンさん早期18年2番を掛け合わせたライン。こちらも7,8番と遜色ない幼虫推移で期待が掛かります。





最後11番ラインは昨年に引き続き、昨年羽化した88ミリの種親、虫蔵さん17年11番を使ったライン。♀は戻し交配(両親の片方を交配)あまり幼虫が採れませんでしたが全品完品羽化を目指したいと思います。



④交換時期の違いによる検証について

こちらは2本目投入が
10/3    105日
10/17    91日
10/24    85日
と3回に分けて投入をしています。
結果ですが、特に違いがありませんね。2本目暴れも数本のみですし、10/3分投入だけ菌糸の状態が悪いといったことも無かったです。交換タイミングよりもラインによる傾向の方が強いことは毎年のとおり。



最後②幼虫体重35g以上5割を超えるか? 
については、2020年2本目の総括、そしてこちら↓と合わせ次回ブログで取り上げる予定です。




コメント
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