悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

2016年度ブリード羽化報告4・最終

2017年08月19日 09時58分18秒 | 2016年度・オオクワガタ飼育

 

 

 

 

それではお待たせしました。
えっ、待ってない?  使い回しスミマセン

8/1から始めた羽化報告も今回で最後。

2016年度の締め括りは4〜8番ライン
羽化報告です。

 

この4〜8番は我が家歴代最大個体、
2014年度19番87.5ミリと、その同腹の
兄弟84.2ミリを♂親としたアウトライン。

どれも幼虫時には大きな幼虫がボコボコ
と。とても楽しめた系統ですね。

このお盆休みで今年羽化した個体を撮影
がてらにじっくりと眺めていましたが、
どれもそれなりの雰囲気が漂うなぁと。

 

またこの19番♂からの累代個体。
羽化した個体は♂親だけでなく♀親の影響
かスリムやガッチリ系など様々な形状で
羽化しています。

また幼虫は大きく育つが、不全やセミも
これまた多い。なんといいますか暴れ馬的
な系統。まぁそれはそれで面白い訳ですが。

大きさはともかく。

 

 

 

 

虎壱さんから授かったこの個体。
久留米では2013年羽化でも最大サイズ
の同腹個体。 メルリン血統累代です。

この♂に我が家2013年度強制早期羽化
♀を掛け合わせたのが2014年度19番

 

・♂種親
虎壱氏2012年A6番81.2ミリ
86.1ミリ同腹
・♀種親
チョネ累代2013年210番51.5ミリ早期
85.8ミリ同腹

 

 

 その14-19番から羽化した個体が
87.5ミリ同腹KU-1902.84.2ミリ 

14-KU-1902にはクマモンさん
からの♀を掛け合わせしています。

 

 

☑2016年度7番ライン

・♂種親
チョネ累代2014年1902番84.2ミリ
87.5ミリ同腹
・♀種親
クマモン氏2015年510番53.8ミリ早期
クマモン2012年1番.84.6×
shima2013年3番53.9


 

  

2016-KU-702 84.1ミリ

7/2 KSP2.800 
10/15 33g→KSP2.1400
1/15 36.6g→KSP2.1400

羽化7/上旬頃

 

 

 

 

  

7番はその種親もそうですが、太く力強い
大顎が特長のライン。

 

 

 

 

 

 

 

2016-KU-710 85.5ミリ

7/2 KSP2.800 
10/15 32g→KSP2.1400
1/15 38g→KSP2.1400

羽化7/上旬頃

 

 

 

こちら黒光りした艶を放つ雰囲気ある
個体。なんとなくクマモン2012年1番
♀親の血が強いのかなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016-KU-707(訂正709) 86.1ミリ

7/2 KSP2.800 
10/15 32g→KSP2.1400
1/15 37.4g→KSP2.1400

羽化7/上旬頃
 

 

 

 

KU―707は長さもあり大顎も長い。
ややアシンメトリーで、身体をくねら
せ3点設置させていますが、右顎だけ
だともう少し長いですね。
顎先端が上を向いていれば更にサイズ
を稼げました。

まだまだ余力は十分。
貴重なメルリン血統累代の種親決定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続きまして2016年度4番と5番ライン

 

こちらは2014年度最大87.5ミリ

 

 

 

☑2016年度4番ライン

16-4番はともさんからの♀個体を
掛け合わせしています。

 

・♂種親
チョネ累代2014年1904番87.5ミリ
同腹最大
・♀種親
とも氏2014年T854541.54ミリ

同腹最大86.2mm

 

 

  

2016-KU-412 84.5ミリ

7/2 KSP2.800 
10/15 32.8g→KSP2.1400
1/15 39.6g→KSP2.1400

羽化7/上旬頃

 

 

  

 

極太タイプに膨よかなタイプ。様々な
形状で暴れ馬な16-4番ライン。
KU‐412はガッチリタイプ。

 

 

 

 

 

 

 

2016-KU-414 86.1ミリ

7/2 KSP2.800 
10/15 35.2g→KSP2.1400
1/15 35g→KSP2.1400

羽化7/上旬頃

 

 

 

KU‐414はどこか女性的で丸みを
帯びたタイプ。
少し下を向く傾向がありますが胴体が
長く、きれいに羽化してくれました。


 

 

 

 

 

 

 

 

2016-KU-402 87ミリ

7/2 555+T.800 
10/15 32.3g→866+T.1400
1/15 38.6g→866+T.1400

羽化7/上旬頃

 

 

KU‐402 2016年度ここまでの最大。
しかし羽化当初から弱っていまして。 
ちょっとダメでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☑2016年度5番ライン

16-5番にはメルリンさんの14年5番
♀を掛け合わせしています。

 

・♂種親
チョネ累代2014年1904番87.5ミリ
同腹最大
・♀種親
メルリン氏2014年5番.53ミリ

 

 

 

 

2016-KU-521 84ミリ

7/2 555+T.800 
10/15 28.5g→866+T.1400
1/15 38g→866+T.1400


   

 

5番は重戦車のような個体が多いライン
KU‐521はご覧のように頭幅が29.3ミリ
メルリン系の掛け合わせらしく迫力十分。

 

 

 

 

 

 

 

 

 2016-KU-524 84ミリ

7/2 KSP2.800 
10/15 28.5g→KSP2.1400
1/15 37.8g→KSP2.1400

羽化7/上旬頃

 

 

  

KU‐524は顎スラ細身で大顎の長いタイプ。
艶もまたあります。

 

 

 

  

 2016-KU-513 85.1ミリ

7/2 KSP2.800 
11/23 32.2g→KSP2.1400
1/15 40g→KSP2.1400

羽化7/上旬頃

 

KU‐513 こちらも艶があり胴長な個体。
右顎のエッジが親譲りかな。
ウチの久留米大型血統らしい個体。

513の胴体に524の大顎だったなら・・・
ハイ、タラレバですが なにか・・・

 

 

 

 

 

 

2016-KU-509    86ミリ

7/2 555+T.800 
10/15 32.1g→866+T.1400
1/15 39.7g→866+T.1400

羽化7/上旬頃

  

 

 

5番最大は4頭目となる86ミリアップ個体。
KU‐509は良く羽化までたどり着けたなと
いった雰囲気。頭幅は30.4ミリあります。

正直カッコいいとは言い難く。 

※6・8番は84ミリアップなし故割愛。 

8番♀種親は、虫蔵さん88ミリ同腹早期
羽化でしたが、相性が悪かったようで。
組み合わせもやはり重要なんですよね。

 

 

 

 

 

 

特に今年の羽化では能勢YG、SRでガチ
ブリードされている方の中には88、89
ミリといった特大サイズの報告をされる
方も多く、私もなんとか続きたかった。
 
しかし残念ながら目標とする88ミリ以上
の完品羽化個体の作出はならず。
正直掘り出すまでは手応え十分だったん
ですが・・・
力不足でした。
 
 
 
 
それでも84ミリアップは完品レベルで
20頭。
86ミリアップは5頭。
♀にいたってはアベレージが53ミリと
これまでの羽化実績を大きく更新する
成績には自分なりに満足しています。
 
特に強化菌糸で育てた♀は次世代に
期待したいですね。
 
 
 
 
 
データ集計は後日記事としますが、
♂117頭で2本目交換スタートから
♂の羽化が67頭   羽化率57%
♂の★が30頭      死亡率26%
♂のセミ化20頭  セミ化率17%
 
大型サイズを目指していますからね。
ある程度のリスクは仕方ありませんが、
40gアップの幼虫がほぼ壊滅。
特にセミ化が極端に多かった。
このあたりが特大未達の敗因です。
 
16年は昨年のようなチャレンジは封印。
セオリー通りのブリードを心掛けました
が、どうやら例年以上に幼虫が大きく育
った影響か、従来の冬季管理と昇温時の
温度ショックでは上手く蛹化を促進させ
ることが出来なかったようです。
 
 
 
とはいえ、現在そのセミ化幼虫については
7月中旬に菌糸ボトルから全て発酵マット
へ入れ替えています。
この中から2016年度最大が出てこないか?
諦めず、楽しみにするとします。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
最後にKLB上位入賞者予想プレ企画
 
8/19現在で68名の予想応募が集まって
います。
日頃繋がりのあるブリーダーへの応援票
どうぞよろしくです。
 
でもあれですね。
見える化として全エントリー♂の画像、
種親情報、♂の形状をHPで掲載してい
います。
それらを良く勘案した上でガチな予想
をいただくのもありかと。
正直上位3名がどなたから出るか?
当たるのはかなり難しいと思っています。
 
締切は8月末
ご応募お待ちしております。
 
 
 
 

 

レルさんなら『チョネ なげ〜ょ!』
そうツッコミが入るだろうなぁ。😅
その昔、ブログ記事を上から下まで
物差しで測ってましたからね。

 

最後までお付き合い下さり
ありがとうございました。

 

 

 


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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (さかな)
2017-08-19 12:44:37
羽化報告見てると、やっぱ2本目への入れ換えで、体重もかなりありますね。我が家の3本目で30gとかじゃ、お話にならないのかな。
返信する
こんにちは。 (エビ)
2017-08-19 14:16:30
チョネさん

レルちんに同感。
なげ~ぇ。  次は個体サイズ程度に纏めましょう(笑)

とは言え、経過や画像 解説まで入れちゃうと長~くなっちゃうのは仕方ないッスね。
文章力のある悠久に比べ、今回ウチはウンチクたれまくりで、気がつくとダラダラ~になっとりました(汗)

チョネさん御本人は納得いかない感満載ですが、相変わらずデカいの連発で素晴らしいの一言。
返信する
こんばんは。 (sendo)
2017-08-19 19:19:25
87㎜、ダメそうなんですか?

うちのも元気がなかったですが、ちょっと良くなったような感じですし、お互い問題ないといいですね。。

それと、86UP5頭も立派です。

返信する
上位入賞者予想・応募 (yymaverick)
2017-08-20 00:38:51
チョネさん こんばんは。
KLB取り纏めお疲れ様です。

遅くなりましたが応募させていただきます。

1位、16
2位、21
3位、20

宜しくお願いいたします。 yymaverick
返信する
こんにちは (>さかなさん)
2017-08-20 05:17:35
2本目で伸ばす。
虫の成長サイクルの部分ですね。
我が家でも検証中です。
今年の実験的取り組み。
なかなか面白いのではと思っています。
最後まで分かりませんよ。
挑戦や失敗。自己ベストへの試行錯誤が、
次のステージに
繋がるものと考えています。
返信する
こんにちは (>エビさん)
2017-08-20 05:28:54
今年羽化の結果は応援して下さる方々
の期待に応えられなかったことが一番残念です。
(-。-;

しかしこれだけ不全率が上がると数をやら
ねば確率的に特大は厳しいと思います。
ただウチは血統・系統作出の途上段階。

失うものもありませんので。^^

今年ガラリと変えた種親のポテンシャル。
そして一部の実験検証。
果たしてどうなるか?
焦らずゆっくりと経過を楽しみます。^^
返信する
こんにちは (>sendoさん)
2017-08-20 05:32:14
写真撮影も負担と感じさせる衰弱ぶり。
現在絶対安静中です。
少ししたらリボD注入でどうか?
まぁ弱いのは使わないかもしれませんが。

お互い次は88ミリ以上といきましょう!^^
返信する
こんにちは (>yymaverickさん)
2017-08-20 05:36:31
ご応募ありがとうございます。
またまたyymaverickさんまで
自分に投票しないんですな。^ ^
ご謙遜される方ばかりですねぇ。
顔に似合わず。 ^ ^

簡単ではありませんが、期待の星は
完品羽化させトップを目指す!
頑張りましょう!!
返信する
チョネ 様 (sora)
2017-08-20 08:00:45
おはようございますm(_ _)m

先日はKLB予想企画受付頂きありがとうございました!
当方、今年がブリード元年の初心者飼育者ですので
予想とは言えトップブリーダーの方々が参加されてる企画に参加出来光栄です(^^)

今期、久留米はフォレスター様の個体でブリード、REGA90様からは幼虫をお譲り頂いて飼育しておりますので「目で見える」企画は今後為になると大変楽しみにしております!

今後もご訪問させて頂きたいと思いますので何卒宜しくお願い致しますm(_ _)m
返信する
こんにちは (>soraさん)
2017-08-20 08:34:46
フォレスターさんの久留米ですか。
私も4年前、dapさんからフォレスターさん
累代の久留米をブリードしていたことが。

私もそうだったように、初心者の方も
興味をもって貰えるような記事をと
心掛けてはいます。
累代の楽しみはオオクワブリードの
楽しみの一つです。^ ^
返信する

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