Southride(サウスライド)

マウンテンバイクとダックス125

サウスライド

2013年5月 SDA王滝42kmレポート

2013年05月30日 | 王滝

結論から申しますと、相当凹んでます。

成績も過去1番悪かったのもあるんですが、とにかく裏目裏目に出まして。

ここは地獄かと思う瞬間もあり・・・。


<前日>

土曜日の昼間は子供の運動会があったので、出発は午後2時半頃になりました。

会場には夜8時30分に到着。割とスムーズに進みました。

当然ながら前日受付時間は過ぎており、パーティーも競技説明も終わっていて、

気分は今ひとつ盛り上がらないままです。




夜の王滝御殿。

9時30分には就寝。最初は曇ってましたが、夜半には月が出ました。

午前2時40分、早めに起床。月が綺麗に光ってます。

まだ周りは静かです。

4時過ぎに受付完了して、ゼッケンを取り付けます。

ヘルメットにも忘れずに。

ちなみにヘルメットに貼り付けるステッカーですが、ヘルメットの発泡スチロールや

塗装類を傷めない配慮のせいか、粘着力が低くなってるんですね。

42kmのスタート地点で既に剥がれている人もいました。

ワタシは白の養生テープで端を補強してます。

午前5時前にスタート地点へ移動。

11キロ離れた滝越地区へ、ゆっくりゆっくり向かいます。

途中の自然湖で写真を撮りました。



今まで写真なんか撮った事ないんですけどね。


そこからしばらく進むと、滝越地区が見えてきます。

 

スタート地点へはもう少し。

 

スタートゲートは2012年の9月からこの場所になりました。

以前は先に見える橋の上あたりに並んでました。

今はアンダーパスをくぐって、集落を周回した後に、橋を通ってスタートします。

 

ずらりとマウンテンバイクが並んでいて圧巻です。

 

スタートの橋です。

 スタート15分程前になり、自転車の場所に戻ります。

カウントダウンの後、7:00スタート。

スタート地点まではパレードランなので様子を見ながら走ります。

今日のテーマは「ペース配分」なので、スロースタート・ファストフィニッシュで

行こうかなと思ってます。

なので、どんどん抜かされても気にしない。

今までは大体40番台でダートに突入して行ってたんですが、いかんせん

オーバーペースで途中からフラフラになるパターンばかりなので・・・。

なのでどんどん抜かされて、抜かされて・・・、抜かされて・・・・・・・・・。

・・・ちょっ、ちょっとマズイんじゃねーの? あまりにもペース控えすぎでは?

やばい100番ぐらいになっちゃったかも。


ダートに突入。

今日は天気がいいので路面はカラカラ。最初の登りは押したくなるような坂は無いので、黙々と登ります。

少しずつ、少しずつ前のバイクを抜いていきます。

最初のピークを超えて下りへ突入。一旦スタート地点へ向かって下り始めます。

快調にスピードを上げていきます。

でも今日はチューブがマキシスのフライウェイト(極薄チューブ)なので、しっかり路面を選んで走りましょう。

そのうち前に4~5人の選手の固まりが見えてきたので、様子を伺いつつパス。

最初のペースが遅すぎた分を調整しなければ。

と思ってスピードを上げて段差を越えた時、「パッ!シュシュシュシュ・・・・・。」という音が!

ガムテープをはがすのを繰り返すような音です。

枝がホイールに絡んだ音かもしれない・・・とか考えたりします。

分かっているはすなのに、認めたくないんです。

でもこれはもちろん、パンクですよね・・・。

リアタイヤがベコベコになってます。 完全にリム打ちパンクです。

後ろの選手の邪魔にならないように路肩に寄り、車体をひっくり返します。 

まだ序盤なんで、後ろをバンバン選手が通り過ぎていきます。

あせっているせいか、チューブがうまく収まりません。落ち着け、落ち着け。

またパンクしないように、空気を多めに入れなければ。

何度も何度もポンピング。もう大丈夫そうな空気圧になってから、さらに50回ポンピング。

なんだかあっという間に15分も経ってしまいました。

多分、50人くらいに抜かれたかも。

再スタート。

そこから20km地点(=スタート地点)までは5分で到着しました。あとちょっとだったのに。

 

左カーブを大きく回りこみ、ここからしばらくは舗装路の登りです。

さっき休んだおかげで、最初は足の調子は良かったんですが、カーブを2つ3つ回り込んだところで、

足になんだか急に違和感が・・・。あ、コレは攣りかけてるかも。

と思ったところで、右のふくらはぎがビキーンと!

そして太ももまで筋肉がせり上がってきて、太ももまでがガッチガチに。

強烈な痛みで漕ぐことが出来ず、左足を付いたところで、左足全体もバキバキと音が聞こえそうなくらいに、痙攣してしまいました。

両足はまるで棒の様で、歩くことも座ることも出来ずただただ強烈な痛みに耐えます。

こんな攣り方は初めてです。

さっきパンクでしゃがんでしまったのが悪かったのかも・・・。

そのうち何とかゆっくりと座り込み、ストレッチを開始。

木々の向こうにさっき通り過ぎたスタート地点が見えます。

・・・・・・。

一瞬、リタイヤしようかという思いがよぎります。

それでもガチガチの足を何とか曲げはじめた時、一人の選手が横に止まりました。

「攣りましたか?大丈夫ですか?」と言って、ジャージのポケットをまさぐり、

「どうぞ。」といって痙攣を直す錠剤を差し出してくれました。

お礼を言うと、爽やかに去って行かれました。

頂いた錠剤をむさぼるように飲み込み、足のストレッチを続けます。

そのうち、足が何とか曲がるようになりました。

本当に感謝です。あなたがいなかったら今回は走りきれなかったかも知れません。

後でもう一度お礼を言おうと思っていましたが、意識が朦朧としていたせいか、

記憶が曖昧になって、どなただったか探し出すことが出来ませんでした。

この場を借りてお礼を伝えたく思います。ありがとうございました。

 

まだ半分にも届かない距離ですが、30分以上のロスをしています。

何とか痙攣が始まらないように、黙々と前に進みます。

そしてチェックポイントを通過し、土管の橋を渡ります。

そしてその先があの激坂です。

フカフカの路面に丸い石がごろごろしているので走りにくくてしょうがない。

途中まで登ったところで、石にフロントが取られ足を着いたら、その瞬間また太ももがバチンと攣ってしまいました。

この日はこの後も痙攣との戦いでした。

なんとかマッサージをして復活し、再び黙々と上り始めます。

しばらく行って下って、蓋のない溝を越えて左に折れたら、そこからかなりの激坂が続きます。

ゆっくりゆっくりと耐えて登っていると、後ろからかなりのスピード差をもって、白系のジャージを着た選手が追い抜いていきました。

100kmの1位の選手です。そしてあっという間に見えなくなってしまいました。

そして続いては黒のGTジャージの山中選手。

われわれ42kmの選手が何とか力を振り絞って登る横を、スイスイと進んで行きます。

凄いなあ・・・。

多分その後もトピーク・エルゴンの池田選手にも抜かれたんだと思いますが、気づきませんでした。

何度か足が攣って、マッサージをしていたので・・・。

 

ここまで来たらちゃんと完走をしなければ。

パンクしないように、路面を選んで進みます。安全なマージンとって。

ところがしばらく下りが続き、路面が砂に変わったところで、転倒してしまいました。

一瞬でフロントタイヤが逃げて、左に転倒。そこがまたでかい石を積んだ場所でして・・・。

イテテテ・・・。どうやら擦り傷とつき指くらいで、ひどい怪我はありません。

もう攣り地獄に転倒と踏んだり蹴ったりです。

すぐに立ち上がり、漕ぎ始めます。

黙々と坂を登り続け、42kmなのにいつも通り過ぎる謎の45km看板も過ぎ、最後の下りに集中します。

転倒してからは、上りでも下りでもほぼ抜かれませんでした。

下り切って最後の橋を渡るとすぐにゴール。

MCの「おかえりなさ~い!」のアナウンスが嬉しかった。

 

 

今年はゴールのテントですぐに完走証を発行してくれました。

タイムはあの豪雨の2011年よりも悪く、3時間50分台。

順位も140位台でした。

パンクも痙攣も転倒も自分の責任ですから、言い訳はしません。

順位だけみれば何だか年々悪くなっているような・・・。

 

駐車場に戻り片付けを始めます。

隣の42kmの参加者の方と話をしながら、バイクの汚れを拭き取ります。

2人とも42kmで十分セルフディスカバリー出来るねって事で、話がまとまりました(笑)

100kmって凄いですね。

 

御嶽山が綺麗に見えます。

今までで1番天気が良かったですが、反省も1番多い回でした。

 

帰りに王滝食堂に寄って、いのぶた丼を食べます。

これホントに美味いです。

 

小仏トンネルは相変わらず大渋滞で、抜け道を使って帰りました。

 

帰ってから嫁にレースの顛末を伝えたところ、

「練習して無かったもんね~」と一蹴されてしまいました。

9月に向けてリベンジです。

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