Southride(サウスライド)

マウンテンバイクとダックス125

サウスライド

2013 メリダミヤタカップ 湘南国際村 レポート

2013年12月03日 | MTB


2013年11月16日(土)

湘南国際村で開催された、メリダミヤタカップに参加してきました。

参加レースは、「クロスカントリー ビギナー男子(ソロ)」と、「1時間エンデューロ(男子ペア)」です。

エンデューロはMケンさんとの初のペア参戦。 アラフォーコンビに乞うご期待。

そして、ソロのクロスカントリーにも、密かに闘志を燃やしてます。

帰宅してからの夜練で、多少は頑張っている風な感じだと(自分では)思っているので、

そこそこイケるんじゃないか、いやぜひ頑張りますです。

応援してくれる子供たちにも、パパはすごいと思われたい。

「ふじてん」では追い越される姿ばっかり見せてしまったので。orz

 

去年は東伊豆で開催されたメリダミヤタカップ。

今年は場所を移して湘南国際村での初開催です。

自宅からも小一時間と近く、練習で何度も来た事がある大楠山もすぐ近く。

都心から近い、海の見渡せる爽やかな小高い丘の上でレースが出来るとは、何て素晴らしい。

関係各位の努力が相当あった様です。感謝です。

 

横浜横須賀道路から逗葉新道を通って、あっという間に湘南国際村に到着です。

大学施設と湘南国際村センターを過ぎて突き当たりのロータリーから駐車場に入ります。

駐車場からは長く続く舗装路を下って登って進み、会場入り。

折りたたみ椅子が肩に食い込むぜ。

 

そして到着しましたレース会場。

ブースのテントやのぼりの旗が気分を高揚させます。

それにしてもマヴィックカー、かっちょええ・・・。

王滝でもそうですが、マヴィックカーとかシマノのサポートカーとかがあると、

異様にテンションが高くなってしまいます。

まずはピットの設営。

早速試走へ向かいましょう。大体一周4kmくらいです。

走り出してすぐにトラブル。サイクルコンピューターがなぜか反応しません。

まあいいや。 耐久のワンウェイコースと違って周回路だし。

覚えればいいのだ。

コースは広い草地をコーステープで仕切って作った部分と、砂利のダブルトラックおよび

シングルトラックの組み合わせです。

草地の端っこに、急な坂が見えます。

「あー、あそこから下ってくるんだねー。ありゃ急だね、登りだったら嫌だね。」と眺めていたら、

試走の皆さんが、そこをガンガン登って行きました・・・(汗)

二人して無言・・・。

 

一周走った感想は、コースの難易度はそんなに高くないけど、全速力で真剣に走ったら

ゲロはきそうなコースです。

まあ、どんなコースでも吐きそうになるので、一緒なんですが。

下りはシングルトラックが多く、登りはダブルトラックがメインという感じ。

スタートから飛び出さないと、最初の急な登りで大渋滞が起こりそうです。

 

1時間あったのに、なんだかんだであっという間に試走時間は残り15分。

結局1周しかできなかった・・。

それでも残り時間で、スタート直後のコース取りを何回も練習します。

作戦としては、最初の下りの左カーブをやや左端寄りで入って、

次のぐるっと右に回るコーナーは外側のラインを取る予定です。

そうすると、さらに次の左コーナーで内側のラインに入ることができます。

そんなに上手くいくんでしょーか?

うわっ、こんなとこに穴が開いてる。気をつけなきゃ。

なんてことをしてたら、開会式と平行して、召集がかかりはじめました。

チップを受け取りながら、既に喉がカラカラです。

もっと言えば、喉カピカピです。

冬は乾燥するよねー。喉乾いたなあー。と思いながら、唾飲み込んでも口の中がカラカラですよ。

ちょっと重くなってもボトル差しときゃよかった。

そしてスタートラインに並びます。

年齢やら、申し込み順やらで、目の前には40名程がならんでいます。

後ろには60名くらい。

隣に並んでいる方とお話ししながら、スタートを待ちます。

「あ、同じ靴ですねー。偶然ですね(笑)」なんて言ってたら15秒前。うはっ!

そして、スタート!

 

最初からスピードを上げていきます。フンガー!

作戦通り、最初の下りコーナーは左寄りで、それから外側につけて右コーナーを回って、

さらに次の左カーブでインを取ったら、に、2番手? マ・ジ・で・す・か?

こうなったら、行くとこまで行ってみましょう。

 

トップの選手の後ろにぴったりつけて、最初の急坂に差し掛かります。

渋滞予想100%のこの坂を、なんなくグイグイこなし、下りのシングルトラックを軽快に

駆け抜けます。

そしてその先の登りで一人に抜かされるも、まだ3番手。

そのままの位置をキープしながら、およそコースの1/3を過ぎます。

そこから長い上り坂。 喉はカラカラ、張り付きそうです。

でも、このまま行ったら、ひょ、表彰台?

そしてそんな甘い予想を覆すかのように3~4人に一気に抜かれます・・・。うわあ。

でも6位入賞にはなんとか!と鼻水とよだれを流しながら必死に追い込んでいきます。

先にスタートしたスポーツクラスの最後に追いつき、追い抜かしながら、走ります。

下りで呼吸を整え、登りで踏ん張るも、コースの2/3を過ぎたあたりから、

ジワジワと10人前後に抜かれてしまいました・・・。あああ・・・。

前には追いつけないかもしれませんが、それでも最後の登りで全力を振り絞ります。

ゴール前、後ろをチラッと振り向くと、後ろの選手とはかなり距離が開いてます。

そして、苦しくてわけの分からない喘ぎ声を発しながら、ゴール。

 

もうフラフラで、肺が切れた様に痛くなってます。

スポーツクラスじゃなくてよかった。私はビギナー。2周なんてムリ。絶対ムリ。

ピットに帰って椅子に座り込み、廃人と化します。

しばらく瞑想にふけります。ごきげんよう。

 

一気に10歳くらい年取ったような足取りで順位を見に行きます。

多分15位くらいかなあ・・。と思っていたら、なんと、ひとケタ順位。

あと一息で入賞でした。

そりゃそうか、全体では15位くらいでも、表彰は年代別ですもんね。

ん、なんか嬉しゅうございます。 

 

ちょっと落ち着いてきたので、プロが出るエキジビションレースを観戦。

日本のクロスカントリーチャンピオンの斉藤選手や、ホセ・ヘルミダ選手が

出場します。

ちなみにホセ・ヘルミダ選手、2010年のXCO世界チャンピオンで、ロンドンオリンピックで

4位入賞してますし、アテネオリンピックじゃ銀メダルですよ。凄い。

そして 、風の様に駆け抜けて行きました。

小野寺健選手との争いを制して、ヘルミダ選手が優勝。

初めてトップライダーの走りを見ました。

今度レース見に行ってみようかなあ。

子供達のレースが終わり、次の1時間耐久レースまで時間があるので、

Mケンさんとお話しながらご飯を食べます。 

目の前のブースで、あったかい生姜のスープとか、たこ飯とかを販売してて、便利で

美味しかったです。

それからメリダの試乗車を見学。 

650Bに乗ったり、29erに乗ったりと、楽しませてもらいました。

カーボンのバイクは軽い!ちょっと感動するぐらいです。

Mケンさんは、キャリアに興味津々。

スバルXVトレイル、格好いいですね。

てなことしてたら、いよいよ1時間エンデューロレースのスタートです。

スタートはこれまたクラスと申し込み順によってならびます。

3時間のチームも並ぶので、ものすごい人数です。

これは早く最初の坂を駆け抜けないと、大大大渋滞に巻き込まれます。

 

そしてスタート!

ソロのレースの経験とスタート位置(こっちのほうが影響が大きい)を生かし、

またまたスルスルと前へ。

3位で坂を通過し、1周目は6~7番手で帰ってきました。

うちのチームは1周交代でチップを交換します。

エンデューロは楽しみたかったので、順位についてはこだわりません。

最後はピットレーンの締め切りがあったので、私が2周連続で走りました。

順位もこだわらなかった割には健闘してました。

もう少しでシングル順位でした。

楽しかったからOK。でもいつかチームで表彰台にあがりましょうね~。

その後、会場内を散歩していたら、ホセ・ヘルミダ選手がサインをしてるではないですか。

ミーハー心満載で、列にならびました。

サインをもらって、写真も一緒に撮ってもらって、とにかくヘルミダ選手、

とても気さくで、参加者の一人ひとりと笑顔で接して、まさにプロ、尊敬しました。

ホセ最高!と思わせる笑顔。素晴らしいです。

 

明るく暖かい太陽の下で、しばらくまったりと休憩です。

子供達は、今日はじめて会った他の子供達と、鬼ごっこをして遊んでいます。

天候にも恵まれて、とても気持ちよく楽しくすごせたイベントでした。

ミヤタサイクルの事務局の方々、葉山町、横須賀市、湘南国際村の皆さんの努力と

献身はいかほどだったかと想像すると、頭が下がります。

またここに来たいと思わせる様な、良い大会でした。感謝です。

 

なお、この場所は普段は自転車の乗り入れは禁止されています。

自然の為にも、自転車乗りとしてのマナーの観点からも、そしてまたここで、

これからずっと素晴らしいイベントが出来るように、一人ひとりがルールを

守っていきましょう。

 

湘南スタイル エリアガイド鎌倉~逗子・葉山~ (エイムック (1618))
 
エイ出版社

 

Pen+(ペン・プラス) 新しいライフスタイルの発信地 湘南T-SITEのすべて。 (メディアハウスムック)
 
CCCメディアハウス