タイトル通り、ベアリングがカジって逝っちゃってました。現象が発生したのは、SDA王滝の42kmを走った後です。クランクが回らなくなったので、砂が入りこんでクランクシャフト自体に抵抗が発生しているのかと思っていたら。まさかベアリングが逝っちゃってたとは。
まずは、分解。マシンはスーパーフライ9.6。TREKはBB90という規格なので、BBに直接ベアリングを圧入しているタイプです。まず、クランクを外すとシャフトに砂と錆。あれだけ泥水かぶってりゃ当然かと。
掃除したから綺麗に見えますが。
続けてBBのベアリングを確認する為に、BBに付いてるプラスチックのカバーを外します。コレは爪で簡単に取れます。
更に一枚シールを外したらベアリングが見えます。ここでベアリングを回転させようと指で回そうとしましたが、全く回らない。本気で回らない。
カートリッジ式のベアリングなので、分解するのはだいぶ躊躇しましたが、覚悟を決めて、ベアリングの球を押さえているプラスチックのリテイナーを外してみました。すると、グリスはほぼ抜けていて、ベアリングの球自体は一見綺麗なものの、ベアリング自体は僅か0.5ミリほどガクガク動くのみ。これはアカン…。
仕方なく細いドライバーで球を押したら、バチンッといって動きました…。続けて15個全てを無理矢理動かしたら、ようやくベアリング全体が動き出しました。でもゴリゴリした嫌な感触がします。
球を片方に寄せてインナーレースを外してみたところ、全ての球の位置に凹みを発見。
アウターレースにも同様の凹みがあります。凹みは軽く爪が引っ掛かるほどの状態で、ここにベアリングの球がハマってカジリ付いていた模様。
こりゃクランクが回らないわけですよ…。
しかし疑問なのは、これがいつから発生したのかという事。王滝1日でここまで酷くなるのか、それとも、結構前からベアリングは逝っちゃってたのか……((((;゚Д゚)))))))
とりあえずインナーとアウターのレースを綺麗にしてグリスをタップリ塗って、ベアリング球とシールを取り付けて終了。近日中にショップに持ち込んで交換して貰わないと。ちなみに走行感は前よりすごく軽いような気がします…。やっぱりしばらく前からおかしかったのかも。
個人的にはシマノのBBに比べて、BB90はベアリングに水や汗、ドリンクが入り込みやすい印象を持ちました。定期的にグリスアップすることが必要です。カートリッジ式のベアリングですが、グリスを塗布することで内部に汚れが入り込むのを防ぐ効果があると思います。
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FSA BB-AL90 ベアリングキット BB90用 |
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