寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

男の願望♪

2010年06月09日 08時56分00秒 | 日記
ワールドカップまであとわずかですね。前哨戦(練習試合)四連敗(泪)やっぱり予選敗退となるのでしょうか… 野球はその点強いね。何だかんだありますが先ずは世界一、サッカーとは歴史や選手層が違うから仕方ないかも… まずは勝ち点①を目標に応援したいと思います
今回登場します田川部長はロンドン駐在のキャリアを持つ方です。
『ロンドン!』
そう霧の都ロンドンです♪
最初私はヨーロッパでしょ~そりゃいいでしょうね(笑) と思いました。 だって台湾だとかベトナムなんかのアジアより洒落ていますからてっきり出世コースまっしぐらと思い込みますね(笑)
ところがそれが全くの閑職だとは… 何でも同業者の協会の支所がロンドンにありまして、言わば労働組合の専従みたいに、協会に派遣されていたのです。
(何か判り難いですね(笑)
まぁ一流企業ともなりますと、いろいろなお付き合いがあるのでしょう。それに抜擢?ではなく運悪く選ばれた田川さんは、泣く泣くロンドンへと旅立って行きました。
任期は三年でした『君は確か語学に堪能だったね…』 総務課長から言われたその一言が彼の運命を決めたのでした(笑)
そしてその三年は長かった… 帰ってきら全てが変わっていました。まるで浦島太郎の境遇でした。
一応課長待遇とは言え仕事はありません、働き盛りの四十代には辛い毎日を過ごしました。 もう辞めようか~と何度も考えたことでしょうか。そしてある飲み会に誘われた彼は高辻役員から『君は障子の桟(さん)のゴミだな』と言われました。
つまりあってもなかってもどちらでもいい存在だ…と言う訳です(笑)
この言葉は田川課長の胸に強く響きました。しかし彼の偉いのはここからでした。 田川課長は落ち込むどころかこれを発奮材料にしました。今の部署の課題をまとめあげたのでした。 これを高辻役員に上告しましたところ、役員も共感されたのでした。そうして田川課長は三年前の職場に復帰できました。(めでたし♪)
これで話が終わったのではありません(笑)実はここからが田川課長が艱難辛苦を体験していくのです。
高辻役員は賢明な方です。田川課長が指摘する課題は既に高辻役員が手を打っていました。田川課長は上告した度胸を買われたのでした。 職場に復帰した田川課長は直ぐに高辻役員に呼ばれました。『君は荏原工場は知っているかい?』『はい昔行ったことがあります』
『それは好都合だ。田川課長君は明日から会社には来なくていいから…』
『えっ!』
『君は今から千葉のM電器の荏原に張りついてくれ』 家から通うのではなく近くにアパートを借りて荏原工場に日参せよ!
と高辻役員は命じたのでした。
驚いた事に既にアパートは決まっていて『接待費は役員交際費で落とすからいくら使ってもかまわん!』とまで言われたのでした。
つまり新しい得意先を開拓せよ!と命じられたのです。
ここが田川課長の転機でした。
田川課長はそれから毎日毎日荏原工場に日参致しました。無論最初は相手にされなかったのですが、そこは一流企業ですな(笑)トップ同士は意外と昔からのお付き合いがありました(高辻役員は何十年とM電器の担当でした)
そんなトップ同士の昵懇(じっこん)な間柄もありまして、半年後には見事取引OKとなりました(笑)
途中何回か高辻役員も応援に荏原にこられました。その時飲みに行ったお店の名前を見て 『ああこの店あったなぁ…』とつぶやくのです。
つまり田川課長が接待をして接待費として回した伝票にこの店もあったのです。
田川課長はぞっとしたと言います(笑多忙を極める高辻役員はきっちりと接待費をチェックしていらっしゃったのでした。
そんな田川課長が使った店を幾つか回った挙句に
『あんまり良い店は無いなぁ…』とおっしゃるのです。田川課長は苦笑せざるを得なかったと言います。
そりゃあ肩書きが課長の田川課長には良くて部長まで、課長や或いは係長主任クラスの接待に終始していたからです。
M電器やうちみたいな一流企業ともなりますと、取引先の肩書きに応じた相手が対応するのであります。
つまりうちが課長が行けば相手方も課長、部長なら部長、役員には役員となります。
こんな格を重んじる訳ですから田川課長も自ずと肩書きに応じたお店を使った、が真相でしょう(笑)
とにかく田川課長はその功労を認められ部長へと昇進しました。(パチパチ)…
コメント
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