さっき中部国際空港に着き、電車で帰る途中です。Lindaの再入国手続きと荷物のピックアップに時間がかかりましたが、運よく終電の一つ前に乗れました。これで今日中に帰宅できます。
痛恨の追記
金山駅での名鉄からJRへの乗り換えがタイトなので20㎏超のスーツケース二つを両手に持って階段を駆け上がったら息が上がり、パニックに陥っていたのでしょうね。自動改札で切符を取り忘れる痛恨のミス! モタモタしているうちに乗り遅れてしまい、結局終電になりました。これで疲れがドッと出ました。ただし駅員さんが乗車駅証明書を発行してくれたので買い直しはせずに済みました。(そうだったらまさに泣き面に蜂でした。)ご厚意に感謝します。
往路のフライト5本、および帰路の北京までの4本はことごとく満席でしたが、最後の最後となった北京→名古屋便は初めてガラガラ。お陰でゆったりすることができましたし、搭乗手続きもスムーズそのもの。そのためほぼ定刻に離陸でき、到着もeチケットに書かれていた予定時刻(20:45)より早い20時30分。終電での帰宅も覚悟していましたが、これで預け荷物さえスムーズに受け取れたら&税関で止められなければ1本早い電車に乗って今日中に家に着くことができるぞ、と内心手を叩いたのでした。(しかしながら、金山駅での乗り換えでしくじったため結局終電になったのはリアルタイム発信で述べた通りです。)
窓から見た夕焼けはきれいでしたが、それ以上に印象的だったのは北京上空を覆っていたスモッグ(これが噂のPM2.5?)。大気汚染に関する記事から想像していた以上でした。(水平飛行に移る前だったためカメラを取り出せず、写真は撮れませんでしたが。)ここからエアチャイナについてもうちょっと書いてみます。
これまで業務出張やプライベートで利用した航空会社を思い返してみれば、機内アナウンスには出発地や目的地の言語(今回該当するのは日本語、スペイン語およびポルトガル語)も使われていたと記憶していますが、そういうのは一切なし(中国語と英語のみ)でした。また乗務員も中国人で固められていたように思います。それでフライトごとに乗務員から中国語で話しかけられ、その都度 "Sorry, I do not understand your language." で応答することになりました。
その乗務員ですが、少々慇懃と感じることはあっても対応は決して不快ではなく、むしろ着陸態勢に入る直前に整列して深々とお辞儀したのは好感が持てました。なお、事前にネットから情報を得ていたので驚きはありませんでしたが、スマートフォンの使用は厳禁で、電波を発しないはずの写真撮影やゲームを始めようとしただけで制止されました。
続いて乗客の振る舞いについて。ナミビアのプロジェクトで一緒だった先生からは、中国人乗客がとにかく喧しいとか床にゴミを平気で投げ捨てるなどと聞いていたのでちょっとは覚悟していたのですが、そのようなこともなく拍子抜け。(確かに話し声の大きい人もいるにはいましたが、それは大阪のおばちゃんも一緒でしょう。)何せその先生が北京→マドリード→サンパウロ便に乗られたのは大昔(おそらく20年以上前)のことですから、マナーが向上していてもちっとも不思議ではありませんけど。
むしろ(これを書くのは残念なことですが)圧倒的にマナーが悪かったのは北京→マドリード便で私達のすぐ前の列にいた日本人親子3人組(若い夫婦と小学校低学年の男児)でした。子供が多少はしゃぐのはまあ仕方ないし許すとしても、アホ夫婦は消灯時間になっても読書灯を付けてペチャクチャおしゃべりを止めようとせず、本当に苛立たされました。何度「いい加減にしろ!」と怒鳴ろうと思ったことか。連中は次のマドリード→サンパウロ便にも乗り込んできて同じ席に座ったので「やれやれ、またコイツらと一緒か」と天を仰いだのですが、居眠りして目が覚めたらブラジル人にそっくり置き換わっていました。何かの事情で席を替わったものと思われますが、お陰で私もLindaも信じられないほど熟睡できました。
あと帰路のマドリード→北京便の搭乗時に割り込もうとする乗客がいて閉口しましたが、責められるべきはサンパウロからの乗り継ぎ客とマドリードから搭乗する客の列をキッチリ分けなかった航空会社の不手際ではないかと思いました。
最後に機内食についても述べておくと、ここ数年の渡航時に出てきたものと比べてとくに落ちるということはありませんでした。(少なくとも米国系のU社、D社、A社よりは断然上です。なお十数年前のインドネシアの研究プロジェクトでの渡航はチームリーダーお気に入りのS社でしたが、食事も含めサービスは極上でした。)
そういう訳でまた利用してもいいと考えています。ただしLindaからは「もういい」と言われているので、「乗り継ぎがもう少し良くなりさえすれば」という条件は付きますが。
さすがにラウンジの菓子類だけでは飽き飽きしてきたので、先ほど空港内のレストランでお昼を食べてきました。日本にはちょっとないメニューと味でした。
搭乗開始まであと2時間ちょっとです。
ようやくここまできました。名古屋行きのフライトまでまだ9時間以上あるためトランジットラウンジで休息中ですが、文庫本は全部読んでしまったので詰将棋と格闘中です。(これがある限り退屈せずに済みます。)
下画像の麻雀ゲームなどエアチャイナについて書きたいことはいろいろあるのですが、往路のように暇つぶしで連続投稿する気力はありませんので帰ってからにします。
帰国後追記
ということで、まず上の麻雀ゲームについて。(麻雀を知らない人にはまるでチンプンカンプンな話で恐縮ですが。)「月が変わったからあるいは」と期待していたのですが、機内サービスで提供されていたのは映画も音楽も往路と全く同じでした。文庫本は全部読んで&捨ててしまったし、機内で詰将棋を解く気にはならない(揺れて駒が落ちたら探すのが面倒)。そうなると残っているのはゲームの類ぐらい。で、いくつか遊んでみたのですが・・・・・数独は上級レベルでも易しすぎて退屈。同様に象棋(シャンチー、中国将棋)も(私はルールを知っている程度なのに)最強レベルに設定してもバグがあるんじゃないかと思ったほど弱すぎてガッカリ。それでこの "Chinese Mahjong" をロードしてみました。
開始後しばらくして何かヘンだと気が付きました。私以外のプレーヤー(コンピュータ)はポンやチーでどんどん手を作っていきます。が、何か役がありそうな感じではない。ヘルプも見てみましたが、ルール説明は実に簡単で役については一切記述なし。
上画像は上家(Com3)が「發」を捨てたので私がロン上がりです。(日本の麻雀なら「混一色」と「發」で3飜、3900点です。)
ところが上がり点は300点、しかも捨てたプレーヤーにみならず他からも等しく100点ずつもらうというよくわからない計算方式です。(また稀に上がり点が500点になることもありましたが、それがどんな時かもサッパリ不明でした。)その時ふと昔読んだ漫画「じゃりン子チエ」中のエピソードを思い出したのでした。
たしか香港へ旅行した脇役の「カルメラ兄弟」(ただし実際には血は繋がっていない)がボロボロになって戻ってきたのでチエが理由を尋ねてみたところ、兄貴分が麻雀で役満を上がったのにあちらのルールでは認められず、文句を言ったら相手はヤクザでボコボコにされたという話でした。なおネットで調べてみたら二人の台詞はこうでした。
弟:知らんかったなぁ、香港では役がつかんのや。
兄:なんでじゃー、なんで四暗刻とタンヤオが一緒なんじゃ~
私は「あー、あれか」と思い当たったので、以後は「郷に入っては郷に従え」で「哭きの竜」のプレースタイルに変更。(門前で手を作るのは馬鹿らしいし役を狙っても無意味なので当然です。)
で、結局一人勝ちになりました。ここでも手応えのなさに空しくなったので終了。少しぐらいは時間潰しになりましたが、もうちょっと何かマシなもんはないかなぁと言いたくなりました。(なおこちらによると実際に中国で遊ばれている麻雀(麻将)にはちゃんと役があるようです。)
帰国後追記2
フライトマップを出来心で英語から中国語に変えてみました。関西地方はこうでした。大津の代わりに彦根が表示されているのが謎ですが、主要都市のセレクションは概ね妥当。また(漢字表記なので当然ながら)どの市なのかも一目瞭然ですが、左上(豊岡市)だけは無理ですね。おみくじの「凶」をひっくり返したような字が「岡」というのもちょっと引っかかります。
一方、関東はこう。千葉市に「ん?」となりますが、それ以上に抵抗があるのは「东京市」でしょう。これまでナミビア出張時に利用していたキャセイ・パシフィック航空では普通に「東京」でした。で調べてみたところ、簡体字の「东京」を使っているのが中国大陸、シンガポール、マレーシア、 繁体字の「東京」を使っているのが台湾、香港、澳門ということでした。(なお「东京」に「市」が付いているのは蛇足のようにも感じますが、東京都区部 (23区) は本来市町村に相当する行政区画なので、私としてはこっちの方がしっくり来ないでもありません。でも練馬区がすぐ上にあるのはよく分からない。)