国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

捻れの話

2022-07-31 | 日記
今年に入って新聞やテレビのニュースで見聞きしない日はないといっても過言ではない国のことをLindaは「ウクラニア」(もちろん変換されない)と言います。最初耳にした時は言い間違いだと思いましたが、スペインTVEのニュースでもそうでした。で、ヨーロッパ系言語のいくつかを調べたところ・・・・・

"Ukraine"(英独仏)、"Ucrania"(西)、"Ucrânia"(葡)で、日本語の発音に最も近そうなのは "Ucraina" のイタリア語(ルーマニア語も)でした。どうしてイベリア半島で突如捻れて("~ina" → "~nia" と子音が移動して)しまったのかが謎です。さらにスペインの一部自治州の公用語は "Ucraïna"(カタルーニャ語)、"Ucraína"(ガリシア語)、"Ukraina"(バスク語)といずれもそのまま("na" で終わる)だったので、いわゆる「カスティーリャ語」が余計奇異に映ります。

ついでですが、今世間を騒がせているのとは別の宗教団体の名称について。輸血拒否で新聞沙汰になり、我が家にも時々勧誘に来るキリスト教系宗派のことをLindaは「ヘオバ」と呼んでいます。これまた(ローマ字で綴ると)"Ehoba" → "Heoba" と冒頭2文字が入れ替わっているように聞こえるのですが、要は "Jehovah"(イスラエルの神の名)の最初の音節を日本語では(ドイツ語と同じく)ヤ行で読むのに対し、スペイン語(Jehová)では "j" がハ行になり、さらに "h" を発音しないためです。
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