捻れの話
2022-07-31 | 日記
今年に入って新聞やテレビのニュースで見聞きしない日はないといっても過言ではない国のことをLindaは「ウクラニア」(もちろん変換されない)と言います。最初耳にした時は言い間違いだと思いましたが、スペインTVEのニュースでもそうでした。で、ヨーロッパ系言語のいくつかを調べたところ・・・・・
"Ukraine"(英独仏)、"Ucrania"(西)、"Ucrânia"(葡)で、日本語の発音に最も近そうなのは "Ucraina" のイタリア語(ルーマニア語も)でした。どうしてイベリア半島で突如捻れて("~ina" → "~nia" と子音が移動して)しまったのかが謎です。さらにスペインの一部自治州の公用語は "Ucraïna"(カタルーニャ語)、"Ucraína"(ガリシア語)、"Ukraina"(バスク語)といずれもそのまま("na" で終わる)だったので、いわゆる「カスティーリャ語」が余計奇異に映ります。
ついでですが、今世間を騒がせているのとは別の宗教団体の名称について。輸血拒否で新聞沙汰になり、我が家にも時々勧誘に来るキリスト教系宗派のことをLindaは「ヘオバ」と呼んでいます。これまた(ローマ字で綴ると)"Ehoba" → "Heoba" と冒頭2文字が入れ替わっているように聞こえるのですが、要は "Jehovah"(イスラエルの神の名)の最初の音節を日本語では(ドイツ語と同じく)ヤ行で読むのに対し、スペイン語(Jehová)では "j" がハ行になり、さらに "h" を発音しないためです。
"Ukraine"(英独仏)、"Ucrania"(西)、"Ucrânia"(葡)で、日本語の発音に最も近そうなのは "Ucraina" のイタリア語(ルーマニア語も)でした。どうしてイベリア半島で突如捻れて("~ina" → "~nia" と子音が移動して)しまったのかが謎です。さらにスペインの一部自治州の公用語は "Ucraïna"(カタルーニャ語)、"Ucraína"(ガリシア語)、"Ukraina"(バスク語)といずれもそのまま("na" で終わる)だったので、いわゆる「カスティーリャ語」が余計奇異に映ります。
ついでですが、今世間を騒がせているのとは別の宗教団体の名称について。輸血拒否で新聞沙汰になり、我が家にも時々勧誘に来るキリスト教系宗派のことをLindaは「ヘオバ」と呼んでいます。これまた(ローマ字で綴ると)"Ehoba" → "Heoba" と冒頭2文字が入れ替わっているように聞こえるのですが、要は "Jehovah"(イスラエルの神の名)の最初の音節を日本語では(ドイツ語と同じく)ヤ行で読むのに対し、スペイン語(Jehová)では "j" がハ行になり、さらに "h" を発音しないためです。