国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

残念

2016-09-07 | 日記

昨日は私用で休みましたが、用事が早く済んだのでここへ行ってきました。写真の建物は現存する日本最古の駅舎です。ついでながら現北陸本線の長浜〜敦賀間は新橋~横浜間に次いで日本で2番目に鉄道が敷設(1882 (明治15) 年に開通)された区間です。








Lindaは走り回る鉄道模型を見て大はしゃぎ。やはり鉄道ファンの資質ありです。逆に昔の人を模った蝋人形にはドン引きでした。恐いんだそうです。

ところで昨日の用事の一つというのが有効期限残り1週間を切ったパスポート(10年)の更新でした。自撮りの写真を提出しましたが、白髪のせいで背景の白との区別が明確でなく、もしかしたらダメかもしれないと言われました。大丈夫かな? なお申請用紙に「外国籍の有無」という項目があったので訊いてみました。「私がボリビア国籍を取ったらどうなりますか?」と。

Lindaに聞いたところでは、ボリビアでは少し住むだけでいとも簡単に国籍をくれるのだそうです。ですが、職員さんによると「日本では二重国籍を認めていないので他国の国籍を取得したと同時に日本国籍を失う」とのことでした。Lindaについても同様で、もし将来彼女が日本国籍を取ったらボリビアの方は捨てざるを得ないということです。その話をしたら「じゃあいいわ」と言いました。これで二人一緒に米国または米国経由で中南米を訪れるのはほとんど絶望になりました。元々日本国籍のハードルは低くありませんけど。(ちなみに私の知り合いのブラジル人牧師は在住10年に達していると思うのですが、長いこと帰化申請をしているのに未だ果たせていません。以前私も推薦状を書いてあげたのですが・・・・・どうやら日本語によるインタビューが大きな壁として立ちはだかっているようです。)

9月8日追記
 危惧していた通り、午前中にパスポートセンターから「顔が背景に溶け込んでしまっているので違う写真にした方が良い」という電話がありました。(その時ふと「やれやれ、歳は取りたくないものだ」という言葉が浮かびました。チェーホフの何かだと思って調べてみたら「イオーヌィチ」という短編で、そこに出てくる台詞は「やれやれ、肥りたくはないものだ!」でした。)

「このままでもパスポートは作れるが入国時にトラブルになっても自己責任」とまで言われては仕方がありません。それでさっき講義室へ行って撮り直してきました。今度はホワイトボードでなく黒板をバックにしたので大丈夫でしょう。(追記:写真を郵送した翌日にパスポートセンターから電話がありました。これならOKとのことで一安心。次の日曜日=18日に受け取りに行く予定です。)
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補足 (Yasuhiro)
2016-09-08 07:13:17
最近ある選挙絡みで二重国籍が話題になっているようですね。(今朝の新聞にも出ていました。)実は私も後で調べてみました。

二重国籍を回避するための外国籍離脱については届出が義務付けられているものの罰則規定はなく、「努力義務」に留まるとのこと。なので私がボリビア国籍を取得したとしても黙っていればそのまま日本国籍も持っていることが可能です。Lindaの方はちょっと難しい。二重国籍になってから2年以内ににどちらを取るかの選択をしなければなりませんから。それでもいったん日本国籍を選んでおいて後でこっそりボリビア国籍を再取得すれば(そしてそれを届けなければ)両方持つことができるはずです。敢えて法を犯そうとは思いませんけど。
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