国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

素人にゃ無理

2018-09-06 | 日記

泊駅到着。既に入線している直江津行き(折り返し運転)に乗り換えます。

ここから先も電化はされていますが、ディーゼル気動車でした。(電車よりコストが安いのでしょうか?)

車両にはえちごトキめき鉄道のロゴが。トキ(朱鷺)と引っ掛けているんですね。座布団1枚!

ここまではせいぜい遠目にしか見えなかった日本海が間近に。(「日本海ひすいライン」の看板に偽りなし。)

市振を過ぎて長いトンネルを抜けると国道8号線(手前)と北陸自動車道(奥)の高架が見えました。後者の橋脚の大半が海の中から出ているのを見てLindaは写真を撮りまくっていましたが、それが何とかわかるのはこれくらいでした。

糸魚川に15時26分到着。筒石か能生から上り列車で戻る(15時10分着)というのが当初のプランで、その場合は駅前から15時25分発のバスで目的地の海岸に向かえるはずでした。が、タッチの差で逃げられ、次は16時台。それで仕方なく徒歩で向かうことに。(渋るLindaを何とか説得しました。暑さのピークが過ぎていたため約2kmを歩く気になったのでしょうが、フェーン現象が発生していたら強硬にゴネられたでしょう。)



その前に駅隣接のヒスイ王国館(土産物屋&観光案内所)で下調べ。もちろん見てるだけです。

20分ほどで看板が見えました。

海岸に降りて宝探し開始です。私は事前にヒスイの情報をここなどで仕入れてはいましたが、「白っぽい」「ずっしり重い」「角張っている」(とても硬いので他の石のように角が取れて丸くなったりしない)といった特徴に合致する石はほとんどありませんでした。角張ったものを二つほど拾いましたが、それらもたぶん違うでしょうね。

Vサインをしていますが、もちろんお宝が見つかったからではありません。というより、彼女は自分の鉢植え(多肉植物とサボテン)の横に並べるため(添え物用)の黒っぽい石を集めていましたから、最初からヒスイ探しを放棄していたといえます(苦笑)。

ネットには「その道のプロ(上はいかにもそれっぽい人)でも1時間に一つ見つかればいい方」という記述も出ていたほどですから、素人の私たちが、それもたった30分の間に見つけられるはずもなし。

ということで、拾い集めたこれらも全部「石ころ」だと思います。



バスで駅に戻り、発車まで駅舎内にある糸魚川ジオステーション ジオパルで過ごすことに。


地元の長浜鉄道スクエアのジオラマも見事でしたが、こちらのは規模が違います。それでLindaも楽しそうに眺めていましたが・・・・


それよりも感嘆していたのは精巧に作られた街(建物や人)でした。

マニアにとっては垂涎ものでしょうね。

無理やり感の強い東京タワーとスカイツリー。私が好きなのは断然前者ですが、外国人観光客の間にも根強い人気があるようです。

それでも時間を潰し尽くすことができず、30分ほど手持ちぶさたで過ごしました。(17時台の列車が皆無というのは痛い。)思うに公共交通機関(鉄道とバス)の運行本数の少ないところを旅する場合には、あまり細かい予定を組んでしまうと何かあった時に立て直すのが容易ではありません。それを身を以て知りました。

今夜の宿泊地の最寄り駅で下車。とはいえ、ここから4km強ありますから徒歩で向かう訳ではありません。予約時に送迎をお願いしていました。

日没は逃してしまいましたが、素晴らしい夕焼けが撮れました。

ここは断崖絶壁や海岸線がハッキリ見られる場所で知られ、展望台が設けられています。運転手(おそらく宿の支配人)さんに、「私たちが住んでいる滋賀県でも琵琶湖で美しい夕日が見られますが、それは対岸の湖西の山々に沈むもので、こんな風に水平線に落ちるのはほとんど見たことがありません」と言ったところ、「でも本当はこれも能登半島に沈んでいるんですよ」との答え。言われてみれば(方向を考えれば)なるほどでした。


時間の関係で着いたらまず夕食にしてほしいとの要望で、チェックイン後に荷物を部屋に置いてすぐ食堂へ。ネットのレビューからある程度期待はしていましたが、それをはるかに上回る質と量に二人とも大満足。(この後に天ぷらと魚の塩焼きも加わりました。)

が、写真撮影は蓋を取ってからにすべきだったと気が付いた時は後の祭り。今回の旅ではこんな小ミスを何度もやらかしました。

一人分を窯で炊き上げるご飯も絶品。毎日家で食べているものより少し堅め(注)でしたが、米自体の味は上。(注:Lindaの希望で少し水を多くして炊いています。それで父は最初文句を言っていましたが、どうやら最近は慣れたようです。)自家栽培のコシヒカリが負けているのはちょっと悔しいですが、やはり新潟産相手では分が悪かったということでしょうか。

食べ始める前にワイン(ハーフボトルの赤白1本ずつ)が出されたので、最初に白を開け、赤は後で持ってきてくれるようお願いしました。この件も「小ミス」の一つですが、詳しくは後日談(追記)としましょうか。何にしても白は言うに及ばすミディアムボディの赤も魚料理との相性は抜群でした。

ここから余談。夕食のメニューは魚介類で固められており、鶏肉も含めて肉料理は皆無。それで最近ちょっとした話題になった宿坊でのトラブルを思い出しました。何でも利用した外国人観光客の一部がレビューサイトに「サービスが悪い」「野菜ばっかりで肉がない」「修行体験が厳しすぎる」といった苦情コメントを寄せ、それを読んでキレた高野山の僧侶(外国人)が辛辣な返信を書き込んだのだとか(こちらなど参照)。同じ関西圏だけにこちらのメディアでは繰り返し採り上げられました。よく調べもせずに(ホテルと勘違いして)ノコノコやってくる連中もどうかと思いますが、あるワイドショーでは、近年日本人の訪問客が激減し、それを埋め合わせるために外国人を受け入れざるを得ないという事情があると紹介していました。その時に思い付いたのですが、誰かがどこかに「ゆるーい宿坊」(酒も肉もOK、修行は優しくほどほどに etc.)というのを作ったら大繁盛するでしょうね。思いっ切り邪道ですが。

部屋に戻ってシャワーを浴び、残った日本酒と缶ビール1本で再度の乾杯。飲み終えたらすぐ寝ました。初日はこれで終わりです。

追記
 本文で触れたワインでの小ミス(勘違い)について。翌朝のチェックアウト時に(私は予約時のカード決済で完了していると思っていたのですが)追加料金としてワイン1本分を請求されたので「宿泊料に含まれているんじゃないですか?」と尋ねたら、それは最初の1本だけとのこと。(赤白どちらにするか訊かれた時に確認すべきでした。)要は当方が早とちりをしていたということで文句は言わず支払いました。(でもここの画像を見たら錯覚するのも無理ないですよね。(そういえば当日出てきたのとラベルが違ってます。) また、宿泊サイトの記述も「地元産ワイン (赤・白) のハーフサイズを一本ご用意」という少々紛らわしいものでした (キャッシュで確認)。それが「地元産ワイン (赤または白) 1組に付きハーフボトル1本付」に改められる原因を作ったのはたぶん私です。)なお、後日そのワインの価格を調べてみたところ、1本目は宿泊料への上乗せ分を考えたらかなりお値打ち、別料金の2本目も街のレストランのような無茶な儲けの乗せ方ではなくリーズナブルと判明。先述の通り味も良かったので十分納得しています。
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