築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

ボストン本マとニュージーインド!

2019-08-01 09:02:04 | Weblog
梅雨が明けたらいきなりこの気温・・・さすがに堪えます。が、
昨年までの築地と違い、空調の効いた豊洲の市場ははっきり言って
『涼しい』
セリ場などはむしろ寒いくらいです。
確かにですね~
魚にとっては良いのかもしれません??が、逆に涼しいので
冷やすことの意識は築地の夏の時よりはどうしても薄れ気味といいますか・・・・

築地の時はとにかく「氷、氷!!」で、魚はばっちり冷やしましたが、
その分人間は冷やされず、むしろ大汗かきながらの毎日でしたね(^^;;)
今思うと懐かしい。。。

確かにですね~体も楽なんですよね・・・しかし、個人的には
こうやって涼しいところで汗もかかずに仕事してていいのかなぁ~なんて(笑)
まー体には良くないでしょうね。。
ジャンバーを着ていないと居られないセリ場から、8月でも長袖で過ごせる場内、
そして半そででも汗ダラダラの外と、なかなか体の感覚がおかしくなりそうです(^^;)
これで冷凍マグロを保管する冷凍室に入ると一気に-50度の世界(^^;)

外との気温差、80度以上って・・・・


しかし今でも思いますが、築地の時だってあの暑い市場の中でも、
いやむしろあの暑い中だからこそ皆さん、特に魚をきちんと冷やして鮮度を保ち
ある意味「魚ファースト」で作業をなさっていたのではないかと・・・・



なんか話が完全にマグロと関係のない方向へ行ってしまいましたが(^^;;)
今日もいろいろと出てましたね!
近海物は小さめ定置に塩釜の旋網。
大西洋はボストンジャンボが10本ちょっと。
あとはニュージーランドにオーストラリア産の天然インドが多数。

なかでもジャンボとインドは物が良いですよ~





左が大西洋本マグロ、右がニュージーランド産の天然インドです!
ジャンボは明日から今週中は現地で「自主規制」だとか??
そのような取り組みを現地の漁師同士で決めるというのはすごくいいことだな~と・・・
本当に資源保護の意識はアメリカ人って進んでますよね(^^)

ということで明日、明後日はジャンボ無いそうです。

インドはどうなのかな??
もうすぐ漁獲枠いっぱいだと思うんですけど・・・・・



ちなみに今、国産にメキシコ産と養殖本マグロが非常に品薄ですが、
今日あった高知県の養殖本マグロ・・・見事に脂ありませんでした(><)
脂の無い養殖っていったい何を売りにすれば・・・・(><)