すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【J1リーグ】徳島が雨中の激闘を制す ~第14節 広島 0-1 徳島 

2021-05-18 08:03:28 | Jリーグ
徳島はポヤトス体制で初勝利

 新任のダニエル・ポヤトス監督が就任してから勝利がない徳島ヴォルティスである。

 4バックの徳島は左SBの岸本武流を高く上げ、残り3枚が左にスライドし3バックでビルドアップする。

 一方、敵のビルドアップに対しては、ワントップの垣田裕暉がボールを保持したCBにプレスし、トップ下の宮代大聖が背中で敵CMFへのパスコースを切りながらカバーシャドウしている。

 雨中の試合の立ち上がり、サンフレッチェ広島がゲームを支配したが、次第に徳島もボールを保持するようになって行く。

 勝負はこれからだ。

徳島のシステムは4-2-3-1

 徳島のフォーメーションは4-2-3-1だ。スタメンはGKが上福元直人。最終ラインは右から岸本武流、カカ、福岡将太、ジエゴだ。

 2CMFは鈴木徳真と岩尾憲。2列目は右からクリスティアン・バトッキオ、宮代大聖、杉森考起。ワントップは垣田裕暉である。

 前半44分。徳島は垣田が左サイドでボールをキープし、1人抜いてペナルティエリアに侵入した。

 彼は敵GKと最終ラインの間に絶妙なグラウンダーの速いボールを入れ、バトッキオがシュートしたがゴール外のサイドネットに当たる。残念。

 後半16分、徳島はそのバトッキオを下げてMF小西雄大を投入する。

後半18分に徳島が先制点を取る

 そして後半18分。中盤でのねじりあいから徳島の岸本がボールを奪い、カウンター発動だ。

 岸本は垣田にボールを預け、オーバーラップ。ボールは垣田からまた岸本に渡る。

 抜け出した岸本は無人のライン裏をドリブルで独走し、最後はGKと1対1になり右足ループでボールをゴールに沈めた。1点リードだ。

 徳島は後半28分、福岡に代えドゥシャンを送り出す。

 彼らは1点リードしたが、しっかりラインを高く保っている。

 そして広島のボールになれば、最前線の垣田と宮代が走り回って前からプレスをかける。後半40分になっても徳島の運動量は衰えない。

広島・森島のシュートはバーに嫌われる

 後半45分。広島は右サイドで途中出場のMF藤井智也がペナルティエリア右角に侵入し、シュート。GKの正面で弾かれる。

 そのクリアボールを広島の茶島雄介が拾い、右から斜めのクロスボールを入れる。これを森島司がヘディングシュートしたが、惜しくもバーに嫌われた。

 続く後半45分には徳島がSHの杉森に代えてDF藤田征也を投入。これでポヤトス監督はシステムを5-3-2に変えて試合を終わらせた。

 徳島はリーグ戦5試合ぶりの勝利だ。

 同時にポヤトス体制になって初めての貴重な勝ちである。

 試合内容を見ても昇格組の徳島は遜色なく、J1リーグの中堅どころと対等に戦えることを証明した。

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