守備に重心を置き慎重だったマンC
剣の達人ふたりが間合いを詰め、見合ったまま息を殺しているかのようなゲームだった。すごい緊張感だ。リバプールはボールを奪ってからのショートカウンターが速いが、それ以上にシティの守備対応が早い。アウェイのシティは慎重に引き分けを睨みながらの90分間だったのだろう。
リバプールとシティのフォーメーションはともに4-3-3。リバプールのスタメンはGKがアリソン。最終ラインは右からゴメス、ロヴレン、ファン・ダイク、ロバートソン。中盤はアンカーにヘンダーソン、インサイドハーフはミルナーとワイナルドゥム。3トップはサラー、フィルミーノ、マネだ。
シティのスタメンはGKがエデルソン。4バックは右からウォーカー、ストーンズ、ラポルト、メンディ。中盤はフェルナンジーニョ、ベルナルド・シウバ、ダビド・シルバ。3トップはマレズ、アグエロ、スターリングである。
マレズがPK失敗、シティ先制ならず
試合は基本的にホームのリバプールがボールを保持し、シティが守りながらボールロストを狙う、という展開になった。シティは、どちらかといえばポゼッションが苦手なリバプールにあえてボールを持たせる作戦だったのだろう。
マイボールの時間が長いリバプールは、多少アバウトでも早めにライン裏にロングボールを入れて行く。意識的に縦に速く攻めようという狙いだ。相手DFの背後に入れたボールを、スピードのある3トップが競ってナンボ、というサッカーである。
そしてリバプールはボールを失うと、4-3-3のままミドルブロックで守備対応する。ときには相手ボックス内まで3トップが入り込んでプレッシングしている。ただシティはボールを持つとわずかなスペースを見つけて入り込み、きわどい局面を作り出す。
おもしろかったのは試合終了間際になり、やっとシティがアタッキングサードで鋭いフィニッシュを見せ始めたところだ。攻めれば、明らかにシティの攻撃のほうが緻密だった。
そして最大のヤマ場は、後半40分にリバプールのファン・ダイクが与えたPKである。これをシティはマレズが蹴って失敗した。ファン・ダイクは焦って無理にタックルすることはない場面だったが、プレッシャーがそうさせたのだろうか。マレズにPKを決められていたら万事休すだった。
いずれにしろ首位攻防戦にふさわしいねじり合いだった。攻め合いにはならなかったが、あのヒリヒリするような異常な緊張感を味わえただけでもお客さんは本望だろう。
剣の達人ふたりが間合いを詰め、見合ったまま息を殺しているかのようなゲームだった。すごい緊張感だ。リバプールはボールを奪ってからのショートカウンターが速いが、それ以上にシティの守備対応が早い。アウェイのシティは慎重に引き分けを睨みながらの90分間だったのだろう。
リバプールとシティのフォーメーションはともに4-3-3。リバプールのスタメンはGKがアリソン。最終ラインは右からゴメス、ロヴレン、ファン・ダイク、ロバートソン。中盤はアンカーにヘンダーソン、インサイドハーフはミルナーとワイナルドゥム。3トップはサラー、フィルミーノ、マネだ。
シティのスタメンはGKがエデルソン。4バックは右からウォーカー、ストーンズ、ラポルト、メンディ。中盤はフェルナンジーニョ、ベルナルド・シウバ、ダビド・シルバ。3トップはマレズ、アグエロ、スターリングである。
マレズがPK失敗、シティ先制ならず
試合は基本的にホームのリバプールがボールを保持し、シティが守りながらボールロストを狙う、という展開になった。シティは、どちらかといえばポゼッションが苦手なリバプールにあえてボールを持たせる作戦だったのだろう。
マイボールの時間が長いリバプールは、多少アバウトでも早めにライン裏にロングボールを入れて行く。意識的に縦に速く攻めようという狙いだ。相手DFの背後に入れたボールを、スピードのある3トップが競ってナンボ、というサッカーである。
そしてリバプールはボールを失うと、4-3-3のままミドルブロックで守備対応する。ときには相手ボックス内まで3トップが入り込んでプレッシングしている。ただシティはボールを持つとわずかなスペースを見つけて入り込み、きわどい局面を作り出す。
おもしろかったのは試合終了間際になり、やっとシティがアタッキングサードで鋭いフィニッシュを見せ始めたところだ。攻めれば、明らかにシティの攻撃のほうが緻密だった。
そして最大のヤマ場は、後半40分にリバプールのファン・ダイクが与えたPKである。これをシティはマレズが蹴って失敗した。ファン・ダイクは焦って無理にタックルすることはない場面だったが、プレッシャーがそうさせたのだろうか。マレズにPKを決められていたら万事休すだった。
いずれにしろ首位攻防戦にふさわしいねじり合いだった。攻め合いにはならなかったが、あのヒリヒリするような異常な緊張感を味わえただけでもお客さんは本望だろう。