すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【U-20W杯】日本、惜しくも逆転負け 〜U-20日本 1-2 U-20コロンビア

2023-05-25 08:52:32 | サッカー日本代表
山根のゴールで先制したが……

 現地時間5月24日、U-20ワールドカップのグループC第2節が行われ、日本とコロンビアが対戦した。山根が先制ゴールを上げたが後半に2点を取られて逆転負けした。だが手応えはあった。日本の戦力は充実している。次戦、中2日でのイスラエル戦に勝てば、文句なしでグループ突破だ。

 この試合、日本は非常に落ち着いていた。立ち上がりから20分まで続いたコロンビアの猛攻を抑え込み、試合を静かにした。大人の試合運びだ。

 そして30分にはCKから山根が貴重な先制点を上げる。日本は随所にデザインされたセットプレーでチャンスを作った。だが後半50分台に立て続けに2点を取られ、逃げ切られた。

 日本のフォーメーションは4-2-3-1。スタメンはGKが木村凌也、最終ラインは右から高井幸大、チェイス・アンリ、田中隼人、高橋仁胡。CMFは山根陸と福井太智。2列目は右から佐野航大、松木玖生、北野颯太。ワントップは熊田直紀だ。

 一方、コロンビアのフォーメーションも4-2-3-1だ。彼らは両SBを上げ、2バックでビルドアップしてくる。非常に攻撃的で前線に4枚を送り込んでくる。

 そのため前半から日本は押し込まれるが、ゴール前でチェイス・アンリが獅子奮迅のクリアをする。彼が非常に効いており、ピンチの場面もアンリがカバーリングしクリアしている。

後半に2点を取られ突き放される

 先制したのは日本だった。30分に北野のシュートで右CKを獲得する。キッカーは福井だ。ショートコーナーから松木へ当てたリターンを福井がもらい、左へマイナスのボールを入れる。中央から山根がゴール右スミにシュートを決めた。1-0だ。

 日本は1点を取ってからうまく時間を使いながらポゼッションする。コロンビアは自ボールにしても攻めあぐねている。

 38分にコロンビアのアスプリージャにシュートされるがGK木村が正面で止めた。日本は1点取ってからの守備が堅い。競り合いも安心して見ていられる。前半は完全に日本のゲームだった。

 そして試合は運命の後半に入る。

 52分、右サイドの折り返しから、アスプリージャがシュートを決めた。同点だ。続く58分。左サイドをえぐられ、こぼれ球をアンヘルが決めた。これで1-2。逆転だ。そして70分、コロンビアはメンバー交代し守備時、明確な4-4-2に変えてきた。守り切ろうという作戦だろう。

 そして81分、日本はコロンビアのハンドでPKを得る。キッカーは松木だ。だが彼のシュートは惜しくもクロスバーを叩き、得点ならず。試合の大きな転機だった。

 このあと松木は85分にも惜しいヘディングシュートを放つが、わずかにバーへ当たり決まらない。期待を担う熊田の不調も当てが外れた。

 そしてゲームセット。コロンビアは2連勝でグループ通過決定。日本は痛い試合を落としたが、1勝1敗の勝ち点3でグループ2位だ。まだ十分チャンスはある。次は現地時間27日(日本時間28日)のイスラエル戦である。絶対に勝ちたい。

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