日本、15分に決勝点を取る
アルゼンチンで5月20日、U-20ワールドカップが開幕した。グループCの第1節、U-20日本代表は21日(日本時間22日)にU-20セネガル代表と対戦し、松木玖生のゴールにより1-0で競り勝った。
前半の日本はよくボールを保持し攻撃した。15分にはボックス手前で永長鷹虎から福井太智、松木玖生へと横パスを通し、最後はキャプテンの松木がゴール右スミに美しいシュートを突き刺した。先制だ。
日本のフォーメーションは4-2-3-1。スタメンはGKが木村凌也、最終ラインは右から高井幸大、チェイス・アンリ、田中隼人、高橋仁胡。CMFは福井と佐野航大。2列目は右から永長、松木、北野颯太。ワントップは熊田直紀だ。
日本は左SBの高橋が高いポジションを取り、残りの3バックが左にスライドしてビルドアップする。ボールを保持したセネガルの最終ラインに対しては、松木、熊田、北野の3枚で圧をかけた。中盤のプレスも効いている。
一方、セネガルのフォーメーションも4-2-3-1だ。彼らは両SBを高く上げ、2CBとCMF1枚でビルドアップする。逆に日本の最終ラインがボールを保持すると、前3枚が前からパスコースを規制してくる。ただしハイプレスというほどシビアではなく、アバウトで緩い。
セネガルがゴールもオフサイド
日本の先制点から約5分後の20分。セネガルの10番でキャプテンを務めるサンバがゴールしたが、オフサイドを取られノーゴールになる。
以後、「セネガルの時間」ができてボールを回されるが、日本の守備がしっかり対応した。特に最終ラインのアンリと高井は、個がどっしり確立している印象だ。
後半に入ると立ち上がりから永長が交代し、山根陸が投入された。山根は福井と2CHを組み、佐野が右SHに入った。これで守備時4-4-2にした。
直後、佐野が右45度から強烈なシュートを放つが、惜しくもGKの正面を突く。続く53分。日本の右CKだ。ショートコーナーから佐野がクロスを入れるが、これはラインアウトする。
後半はセネガルも身体能力を生かして攻撃してくる。56分にボックス手前でセネガルのFKになる。第一撃は壁が跳ね返したが、波状攻撃を受ける。最後はスルーパスが左ポケットに入りアタッカーがゴール左に侵入したが、ことなきを得た。
日本のコンビネーションは「まだまだ」と言う感じだが、1点リードしているのが何より大きい。
熊田のバイシクルシュートが空を切る
64分には左からクロスが入り、熊田がバイシクルシュートを見せるがゴールから逸れる。その1分後には今度はセネガルの攻撃だ。サンバが日本の左ペナ角から鋭いシュートを放つが、わずかに枠を逸れる。助かった。
後半はセネガルにボールを保持され、守勢に回った。71分。セネガルの最終ラインから日本のゴール前にロングボールが入り、シュートを打たれたがワクの上へ越える。
続く76分。またセネガルだ。右SBから左に対角の大きなサイドチェンジを入れ、最後はシュートしてきたがワクを外れた。際どいシーンが増えてきた。
そして80分。北野と熊田が下がり、屋敷優成と福田師王を投入する。福田のワントップだ。セネガルの攻撃が続くなか、1点リードしている日本は守備時4-5-1に変えた。交代した熊田は本領発揮とはいかず、ポストプレイもいまひとつ冴えなかった。
残り15分ほど、セネガルは盛んにパスを回して攻めてくる。リードしている日本はローブロックを組み「金持ちケンカせず」を決め込む。何度か際どいピンチはあったが、守備陣がよく耐え守り切った。
かくて日本は初戦に勝利した。
日本は試合終了前の5分ほど、気持ちが受けに回ってベタ引きし、ディフェンディング・サードでブロック守備をし続けた。だが本来はそうではなく、自分たちがボールを保持してうまく時間を使いたい。今後の課題だ。
続く24日のコロンビア戦に生かしたい。
アルゼンチンで5月20日、U-20ワールドカップが開幕した。グループCの第1節、U-20日本代表は21日(日本時間22日)にU-20セネガル代表と対戦し、松木玖生のゴールにより1-0で競り勝った。
前半の日本はよくボールを保持し攻撃した。15分にはボックス手前で永長鷹虎から福井太智、松木玖生へと横パスを通し、最後はキャプテンの松木がゴール右スミに美しいシュートを突き刺した。先制だ。
日本のフォーメーションは4-2-3-1。スタメンはGKが木村凌也、最終ラインは右から高井幸大、チェイス・アンリ、田中隼人、高橋仁胡。CMFは福井と佐野航大。2列目は右から永長、松木、北野颯太。ワントップは熊田直紀だ。
日本は左SBの高橋が高いポジションを取り、残りの3バックが左にスライドしてビルドアップする。ボールを保持したセネガルの最終ラインに対しては、松木、熊田、北野の3枚で圧をかけた。中盤のプレスも効いている。
一方、セネガルのフォーメーションも4-2-3-1だ。彼らは両SBを高く上げ、2CBとCMF1枚でビルドアップする。逆に日本の最終ラインがボールを保持すると、前3枚が前からパスコースを規制してくる。ただしハイプレスというほどシビアではなく、アバウトで緩い。
セネガルがゴールもオフサイド
日本の先制点から約5分後の20分。セネガルの10番でキャプテンを務めるサンバがゴールしたが、オフサイドを取られノーゴールになる。
以後、「セネガルの時間」ができてボールを回されるが、日本の守備がしっかり対応した。特に最終ラインのアンリと高井は、個がどっしり確立している印象だ。
後半に入ると立ち上がりから永長が交代し、山根陸が投入された。山根は福井と2CHを組み、佐野が右SHに入った。これで守備時4-4-2にした。
直後、佐野が右45度から強烈なシュートを放つが、惜しくもGKの正面を突く。続く53分。日本の右CKだ。ショートコーナーから佐野がクロスを入れるが、これはラインアウトする。
後半はセネガルも身体能力を生かして攻撃してくる。56分にボックス手前でセネガルのFKになる。第一撃は壁が跳ね返したが、波状攻撃を受ける。最後はスルーパスが左ポケットに入りアタッカーがゴール左に侵入したが、ことなきを得た。
日本のコンビネーションは「まだまだ」と言う感じだが、1点リードしているのが何より大きい。
熊田のバイシクルシュートが空を切る
64分には左からクロスが入り、熊田がバイシクルシュートを見せるがゴールから逸れる。その1分後には今度はセネガルの攻撃だ。サンバが日本の左ペナ角から鋭いシュートを放つが、わずかに枠を逸れる。助かった。
後半はセネガルにボールを保持され、守勢に回った。71分。セネガルの最終ラインから日本のゴール前にロングボールが入り、シュートを打たれたがワクの上へ越える。
続く76分。またセネガルだ。右SBから左に対角の大きなサイドチェンジを入れ、最後はシュートしてきたがワクを外れた。際どいシーンが増えてきた。
そして80分。北野と熊田が下がり、屋敷優成と福田師王を投入する。福田のワントップだ。セネガルの攻撃が続くなか、1点リードしている日本は守備時4-5-1に変えた。交代した熊田は本領発揮とはいかず、ポストプレイもいまひとつ冴えなかった。
残り15分ほど、セネガルは盛んにパスを回して攻めてくる。リードしている日本はローブロックを組み「金持ちケンカせず」を決め込む。何度か際どいピンチはあったが、守備陣がよく耐え守り切った。
かくて日本は初戦に勝利した。
日本は試合終了前の5分ほど、気持ちが受けに回ってベタ引きし、ディフェンディング・サードでブロック守備をし続けた。だが本来はそうではなく、自分たちがボールを保持してうまく時間を使いたい。今後の課題だ。
続く24日のコロンビア戦に生かしたい。