すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【サッカー戦術論】ポゼッションとカウンターはどちらが優れているか?

2019-04-14 06:23:30 | サッカー戦術論
サッカーに「絶対」はない

 もし試合中に一度のミスもなくボールをキープし続けられるチームがいるとすれば、ポゼッション全能主義者たちの言が強まる。

「90分間、ボールをポゼッションできれば失点しない。つまり負けることはない」と。

 だがサッカーにミスはつきものだ。で、にわかにカウンター原理主義者たちが勢いづく。

「奴らは自ら守備のバランスを崩して攻めてくる。そこでボールを奪えばカウンター攻撃のチャンスだ。態勢が崩れた相手の守備のスキを突き、少ない手数で得点できる。だから奴らにわざとボールを持たせるのだ」

 守備に重心を置き、相手にボールを持たせてプレッシングすれば必ずチャンスはくるという。だが一度のミスもなく90分間、守備をし続けられるチームはいない。ほころびは必ずやってくる。とすれば、相手にボールを持たせることは逆に自殺行為ではないか?

 ここで再びポゼッション全能主義者たちが盛り返し、そして議論はひと回りして無限ループする。

 それがサッカーである。

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