すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【神戸・リージョ監督辞任】「バルサ化」という名の無謀

2019-04-19 08:44:22 | Jリーグ
絵に描いた餅に踊るメディアとオーナー

 ヴィッセル神戸へのイニエスタの劇的な電撃加入から始まり、リージョ監督就任、ビジャ加入、という一連の豪華リレーをずっと冷ややかな目で眺めていたが……今回のリージョ監督辞任である。「やれやれ、やっぱりか」という感じがする。

 Jリーグの1チームを、日本人が三度の飯より大好きなバルセロナに変えようーー。そんな、いかにも電通あたりが考えそうな広告効果の高い無謀なプロジェクトである。いったい実現する可能性なんてあるのだろうか?

 例えばイニエスタの存在ひとつとってもそうだ。

 むろんイニエスタは尊敬すべき偉大な選手である。

 だが例えばJリーグ創成期にアントラーズをチャンピオン・チームにしたジーコや、王者ヴェルディに君臨したビスマルク、ジェフ市原を劇的に変えたリトバルスキーらのようなチームへの多大な貢献を彼が成し遂げたといえるだろうか? せいぜい商売目的でメディアが持ち上げ、ネタにする程度に思える。

 裸の王様・三木谷会長が掲げる「バルサ化」という壮大な絵に描いた餅の行きつく先は、いったいどこなのだろうか? まさか紆余曲折したあげくにクラブ解散、なんてことにならないよう祈りたい。

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