まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

レンゲの会とその他のお知らせ 5月

2019-05-22 17:03:57 | 文庫のページ
月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
レンゲの会   5月27日(月)10:00~13:00
   あまんきみこさんの作品を取りあげて

「車の色は空の色」のシリーズ『白いぼうし』『春のお客さん』『星のタクシー』を取りあげます。
『ちいちゃんのかげおくり』『鳥よめ』など戦争を扱った絵本も取りあげます。

 次回は6月24日(月)10:00 みんなで絵本を読み合います。お好きな絵本を1冊、お持ちください。

<お知らせ>  仙台手をつなぐ文庫の会45周年記念講座
50年を迎えるのぞみ文庫の川端英子さんによる講演会
   「文庫への思い」「おすすめしたい絵本と紙芝居」

  ◆と き  7月1日(月)10:30~12:30
  ◆ところ  仙台市市民活動サポートセンター 6階セミナーホール
          *無料  *申し込みは6月28日まで ℡276-3958 田澤
  (参加なさる方は、文庫でまとめて申し込みたいと思いますので、6月22日(土)ぐらいまでに文庫の方に申し込んでください。)

映画会「誰がために憲法はある」 渡辺美佐子 主演 料金1300円
   6月7日(金)~13日(木)  1週間限定上映
   フォーラム仙台 ①10時 ②19時

 お笑い芸人の松元ヒロさんのライフワークともいえる一人芝居「憲法くん」をもとに誕生した映画です。86歳の渡辺美佐子さんが33年間、仲間たちと取り組んできた原爆朗読劇について、高田敏江さんや日色ともゑさんたち、9人の女優たちも登場し、その思いを語ります。「憲法くん」は武田美穂さんの絵で絵本になっています。文庫にありますので、どうぞ手に取ってみてください。
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寄贈本・新しく買った本 5月

2019-05-22 15:16:31 | 文庫のページ
寄贈本  ありがとうございます。
内田麟太郎さんからいただきました。
『とりづくし』 内田麟太郎/石井聖岳 すずき出版 2019.4
 楽しい言葉遊びの絵本です。日本語って本当におもしろいと改めて思ってしまいます。「とり」と言ったら、まず「鳥」を連想しますが、「とり」が入っている言葉もたくさんあるのです。「ひとり」「あやとり」「ちりとり」「うっとり」「とりかえっこ」「かとりせんこう」などなど。「とり」の入った言葉で内田さんがどんなナンセンスな世界を作りだしているか、どうぞ楽しんでください。石井さんの描く鳥たちの表情も豊かで楽しめます。
 朝日新聞・土曜日版beに「作家の口福」というタイトルで、毎回いろいろな作家の方々が書いているのですが、6月8日(土)より4回連載で、内田さんの文章が載ります。どうぞお楽しみに。


新しく買った本
①『うみどりの島』 寺沢孝毅/あべ弘士 偕成社 2019
 春先にたくさんの鳥がやってくる北海道の北の海に浮かぶ島、天売島(てうりとう)の話です。特にウミガラスが卵を産み、ひなを育てる島として有名です。立った姿がペンギンそっくりのウミガラスは、鳴き声からオロロン鳥とも呼ばれています。
 その他、赤い足のケイマフリ、オレンジのくちばしをもったウトウ、ウミウやカモメ、ウミネコなどたくさんの珍しい鳥が広い海と空を飛び回る姿に感動できます。あべ弘士さんが魅力いっぱいに鳥たちを描いています。見開きいっぱいに広がる海も空も美しく心に残ります。生命力にあふれた絵本です。
②『けんぽうのえほん あなたこそたからもの』 いとうまこと/たるいしまこ 大月書店 2015
 憲法学者の伊藤真さんが、子どもに向けて、憲法がどんなものか、憲法の精神をわかりやすく語った絵本です。垂石眞子さんの絵も親しみやすく、憲法を身近に感じてもらえるすてきな絵本です。
 一人ひとりみんな違うけれど、皆、かけがえのないいのちと心を持っている存在だということ、それこそが憲法の大事な根っこだと、まず語ります。憲法は強くて力のある人たちにつけたブレーキであること、弱い側にいる人たちの味方であること。民主主義、立憲主義、戦争放棄、平和主義についてもわかりやすく語っています。大人の人にもおすすめの憲法絵本です。
③『木のなまえノート』 いわさゆうこ 文化出版局 2010
 たくさんの木に出会える、とても興味深い本です。
 最初に取りあげられているのは、春先最初に咲く黄色い花のマンサクです。名前のいわれは「春、最初に咲く」→「まんずさく」から名づけられています。同じように季節の名がついた木や、春に黄色い花をつける木を取りあげ、マンサクも含め、18本の木を写真と絵で紹介しています。36本の木のなまえのいわれを知ることができます。昔の人は木のことをよく知っていたのだと改めて思います。
 クサキのところでは匂いからついた木が紹介され、サルナシのところでは動物の名前がついた木が紹介され、というふうに本全体では450本を超える木が紹介されています。どれだけ時間をかけて作られたのか考えてしまうくらい、情報がいっぱいの本です。
④『ようこそ! 葉っぱ科学館』 多田多恵子 少年写真新聞社 2019
 植物によって葉っぱは形も大きさもさまざまです。つるで巻きついたり、夜には閉じたり、虫を食べたり、葉っぱの不思議について徹底分析したおもしろい本です。
 特に興味深かったのは、常緑樹のアセビの若葉が赤いのはなぜかということ。なんと紫外線を防ぐためだそうです。我が家のオオバベニカナメも若葉は赤く、その後、成長すると緑になっていくのはそういうことだったと知ることができました。その他にも驚くことがいっぱい出てきます。
 身近にある草花や木々の葉っぱの秘密、不思議について興味深く知ることができる本です。
⑤『数字はわたしのことば』 シェリル・バードー/バーバラ・マクリントック 福本友美子訳 ほるぷ出版 2019
 副題は「ぜったいあきらめなかった数学者ソフィー・ジェルマン」です。ソフィー・ジェルマンは1776年にフランスで生まれた数学者です。子どもの頃から数学が大好きで、寝ても覚めても頭の中は、数学でいっぱいの女の子でした。その頃、女性が数学者になることは考えられない時代でしたが、あきらめず夢をかなえていくソフィーの物語です。1816年、彼女はやっと数学者として認められます。数字や方程式が宙を飛ぶように描かれている絵も楽しいです。
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5月・6月の文庫の日 ’19年

2019-05-22 10:48:51 | 文庫のページ
5月22日(水)
 4:00 おはなし「ちいちゃいちいちゃい」 松尾
 4:30 おりがみ(六角封筒)
5月25日(土)
 4:00 おはなし「鳥になりたかったこぐまの話」 佐藤(ま)
 4:30 こまであそぼう!
5月29日(水)
 4:00 おはなし「水のたね」 武田
 4:30 おりぞめ
6月1日(土)
 4:00 おはなし「ヤギとライオン」 松尾
 4:30 おりぞめ
6月5日(水)
 4:00 おはなし「ヤギとライオン」 松尾
 4:30 おりがみ(シャツ・ワンピース)
6月8日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです。
6月12日(水)
 4:00 おはなし「みそ買い橋」 笹森
 4:30 くいつきへび
6月15日(土)
 4:00 おはなし「まめたろう」 松尾
 4:30 くいつきへび
6月19日(水)
 4:00 おはなし「こぶじいさんとトッケビ」
 4:30 牛乳パックの変身箱パズル
6月22日(土)
 4:00 おはなし「とらねこ和尚さん」 中村
 4:30 こまであそぼう!

*毎月第4土曜日は「こまで遊ぶ日」です。ぜひ男の子も遊びに来てください。

*文集「なかま」41号を今、編集中です。6月中には発行したいと思っています。大人の方の原稿はこれからでもまだ間に合いますので、書いてくださる方は5月末までお願いします。

<お知らせ>
 -文庫だより、次号で500号!-

 この41年間、ほとんど毎月発行してきた文庫だよりが来月で500号になります。初めはガリ版刷り、次は手書き、そして2004年5月からはパソコンで作成しています。ブログで、遠くの方にも見ていただけるようになりました。500号の発行は6月26日(水)頃ですが、29日(土)の文庫の日、お茶とお菓子で小さなお祝い会をします。どうぞおいでください。
 -夏の特別おはなし会  7月6日(土)4:00から-
 子どもも大人もだれでもおはなしを語ることができます。お話を覚えてどうぞ語りに来てください。語ってくださる方はお話の題名を6月19日(水)までお知らせください。
 5月から新しい企画を始めました!! 《 大人のコーヒーサロン 》
   6月12日(水)1:00~3:00(月1回 第2水曜日)

 月1回ですが、第2水曜日、文庫の始まる前のひととき、2時間ほど、コーヒーを飲みながらおしゃべりをしています。どなたでも参加できます。お知り合いを誘って、どうぞおいでください。おいしいコーヒーを用意してお待ちしています。
 1回目の5月、どなたが来てくださるか、ちょっとドキドキしながら待ちました。7人の方が来てくださって、おしゃべりしました。
 レンゲの会の方が多かったのですが、初めて文庫に来てくださった方もいらっしゃって、おしゃべりの輪が広がりました。ありがとうございます。次回は7月10日(水)です。
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今月の詩 5月

2019-05-21 22:03:32 | 文庫のページ
  けやき
        みずかみかずよ
 てんを ゆびさして
 ぐんぐん のびた

 おおきな
 おおきな
 ふんすいだ

 ひの におい
 みずの におい

 つちの におい
 かぜの におい

 まぶしい におい
 けやきの におい

 ひかりの
 ひかりの
 ふんすいだ

 てんから ふってくる
 みどりの しぶき
     (『きんのストロー』国土社  みずかみかずよ)


  若葉の美しい季節になりました!!
 文庫の部屋から見える庭も緑にあふれています。文庫に来た時、ちょっと窓の外を眺めてみてください。
 どんな木があるかわかりますか。サザンカやサンゴジュは常緑樹ですが、今、古くなった葉が落ち、新しい葉と交代しています。特にサンゴジュの勢いはすごいです。葉の茂り方に力を感じます。御衣黄桜も存在感ある枝ぶりで、大きな葉を茂らせ、数年前挿し木したプラムの木も天を指さすようにぐんぐん枝を伸ばし、葉を茂らせています。ハナミズキは花が終わり、木全体が薄緑に包まれている感じです。夏にやさしい淡いピンクの花をつけるねむの木はやっと葉をつけ始めました。狭い文庫の庭ですが、この時期、色さまざまな緑を楽しませてもらっています。
 そこで、今月はみずかみみずよさんの「けやき」の詩を選びました。これまでも何度か楽しんできた詩で、5月になると思い出す詩です。
 ぐんぐん腕を伸ばして若葉を茂らせるケヤキを「噴水」にたとえているところがいいですね。「天からふってくる緑のしぶき」という表現もいいです。5月のさわやかな風と光の中で、水や土のにおい、おひさまのにおい、そして元気をもらえる木々の緑をいっぱい味わいたいと思います。
 - 木のことをもっと知りたい人へ -
①『木の本』 萩原信介/高森登志夫 福音館書店
 私たちの身近にあるたくさんの木(143種類)について、花や葉の形、木の実などについて詳しく紹介しています。表紙の絵はケヤキです。
②『どんぐりノート』いわさゆうこ 文化出版局
 秋にドングリのなるブナ科の木、クヌギやカシワ、ブナなど18本の木を紹介しています。ドングリの形も木によってみんな違って興味深いです。
③『20本の木のノート』いわさゆうこ 文化出版局
 ブナ科と針葉樹林を除いた、イチョウ、ホオノキ、ケヤキ、カエデ、ソメイヨシノなど身近にある20本の木をとりあげています。
   
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