まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

あそびの学校とレンゲの会 4月

2015-04-18 16:36:57 | 文庫のページ
  あそびの学校
   <大人向けの講座> 年8回の講座です。参加費200円。
 子どもたちの利用が減り、文庫で楽しんでいる手作りや昔の遊びをもっと多くの方に紹介し、まわりにいる子どもたちに伝えていただけたらと思い、2004年度から始めた大人向けの企画ですが、今年で12年目になりました。ありがたいことに毎年参加してくださる方があり、今年も開催します。
 2015年度は6月から始めます。年間計画をご覧ください。
 申し込みは 6月13日まで

  レンゲの会
月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
  5月25日(月) 10:00~13:00
『ポピー』(1995)  『ポピーとライ』(1998)
         アヴィ 金原瑞人訳 あかね書房(1998)(2000)を取りあげます。

 次回は6月29日(月)です。朽木 祥さんの作品を取りあげます。どれか1冊読んでご参加ください。
 年間計画をご覧ください。月の最後の月曜日、午前中です。毎回10人くらいの人が集まっておしゃべりしています。終わった後、昼食を食べながらの交流会も楽しく、昨年度はおふたりの方が新しく参加しました。今年度も新しい方の参加をお待ちしています。

その他のお知らせ
  文庫の38周年と3000回目の文庫の日に向けて 話し合いをします!

   6月5日(金)10:30から
10月に、文庫の38周年と「3000回目の文庫の日」を迎えます。何か楽しい企画ができたらと思っています。アイディアをいろいろ出していただけたらと思います。ご協力ください。
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寄贈本と新しく買った本 4月

2015-04-18 15:45:17 | 文庫のページ
寄贈本
3月にいただいた本です。松岡享子さんからいただきました。ありがとうございます。
『子どもと本』 松岡享子 岩波新書(2015.2)
 子どもの本の作家であり、翻訳者であり、語り手であり、東京子ども図書館の理事長である松岡さんが、どうして子どもの本にかかわる仕事につかれたか、子ども時代から今日までを振り返って書かれた、とても興味深い本です。昔話についての考察も深く、現在の日本の公共図書館をめぐるさまざまな問題についての指摘も厳しく、松岡さんがこれまでかかわってきた子どもと本についての豊かな想いに触れることができます。
 5月9日には、仙台で松岡享子さんの講演会があります。
新しく買った本
『おばあちゃんがおばあちゃんになった日』 長野ヒデ子 童心社 2015
 あこちゃんの家に赤ちゃんが生まれ、お父さんもお母さんも大忙し。そんな時、孫のためならどんなことでも引き受けるおばあちゃんがやってきて、手伝ってくれます。頼もしい存在です。そんなおばあちゃんをすてきに描いています。『おかあさんがおかあさんになった日』『おとうさんがおとうさんになった日』に続く絵本です。世の中には、元気でパワフルなおばあちゃんがいっぱいいて、うれしくなります。おばあちゃんの応援歌です。
『カエルになったお姫さま お姫さまたちの⑫のお話』 
    アニー・M・G・シュミット 西田由美訳 徳間書店 2014
 オランダのお話です。お姫さまや王子さまが登場する愉快なお話が12話収めてあります。遊園地で遊んでみたいと思った王さまや、池のカエル全部の皮で緑の帽子を作ろうとしたお姫さまや、ツグミの卵から生まれたお姫様など、困難に巻き込まれるお姫さまや王さまたちが登場しますが、結末はどれもハッピーエンドです。特に表題作の「カエルになったお姫さま」の結末は感動的です。『パン屋のこびととハリネズミ』も同じ作者の本です。
『ベイジル ネズミの国のシャーロック・ホームズ』 
    イブ・タイタス/ポール・ガルドン 晴海耕平訳 童話館出版 2013
 イギリスのネズミの国に住む名探偵ベイジルと助手のドーソン博士(医師)の物語です。双子の女の子が誘拐され、ベイジルたちは見事な推理で事件を解決します。それもそのはず、ベイジルはシャーロック・ホームズを尊敬し、日夜、シャーロック・ホームズの部屋に忍び込んでは、探偵の勉強を続けているのです。作者のイブ・タイタスはシャーロック・ホームズの大ファンだそうです。ポール・ガルドンのさし絵も楽しく、物語の世界を豊かに伝えてくれます。『ねずみの父さんとアナトール』もおふたりの絵本です。
『消えた犬と草原の魔法』 
    フィリッパ・ピアス/ヘレン・グレイグ さくまゆみこ訳 徳間書店 2014
 2006年に亡くなった『トムは真夜中の庭で』の作者、ピアスの最後の児童文学です。2008年にクレイグのさし絵で出版になりました。犬のベスがいなくなって悲しんでいるティルの前に不思議なおじいさんが現れて、ベスを探す手伝いをしてくれます。おじいさんのアドバイスと不思議な力によってとうとうベスを見つけることができます。おじいさんの存在は不思議で気になりますが、困ったときにはきっと協力者が現れるという子どもたちへのメッセージを感じます。ピアスの娘さんとクレイグの息子さんが結婚し、孫はおふたりの共通の孫です。その孫たちに贈る作品です。
『新しいおとな』 石井桃子 河出書房新社 2014
 石井桃子さんの「これまで単行本で読めなかった貴重な文章を収めた本」のシリーズ、4冊目です。子どもと子どもの本について、かつら文庫や児童図書館員について、子どもの本の出版についてなど、1951年から2007年までに書かれた興味深い文章が収めてあります。家庭文庫研究会の会報や『母の友』、朝日新聞などに連載されたものなど、貴重な資料も多く、子どもと子どもの本についての石井さんの熱い思いに改めて圧倒されます。50年以上もたっているのに、今読んでも少しも古くないことに改めて驚きを感じます。子どもと子どもの本にかかわるものにとって必読の書と言えます。
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4月・5月の文庫の日

2015-04-18 14:51:15 | 文庫のページ
4月18日(土)
 3:30 おはなし 「とらねことおしょうさん」中村
 4:00 おりがみ(3段組みの花ごま)
4月22日(水)
 3:30 おはなし 「ワニと農夫」笹森
 4:00 新聞紙のヨーヨー
4月25日(土)
 3:30 おはなし「おいしいおかゆ」
 4:00 こけし人形
4月29日(水)
 祝日で文庫はお休みです。
5月2日(土)
 3:30 おはなし「おおかみと7ひきのこやぎ」武田
 4:00 紙テープのしおり
5月6日(水)
 振り替え休日で、文庫はお休みです。
5月9日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです。
5月13日(水)
 3:30 おはなし「屋根がチーズでできた家」目黒
 4:00 おりぞめ
5月16日(土)
 3:30 おはなし「おんちょろちょろ」松尾
 4:00 びゅんびゅんごま
◎4月29日と5月6日、2週続けて水曜日がお休みになります。5月6日の週は土曜日も第2土曜日ですので、2回続けてお休みになります。
◎4月はカードの書き換えをします。昨年のカードは読書の記録としてさしあげます。
◎今年度も3時30分から、毎回おはなし会を開きます。
 中村さん、笹森さん、武田さん、目黒さん、みちえさんのご協力をいただいて6人で担当しますので、どうぞ聞きに来てください。
 小さい人から小学生まで、大人の方もどうぞご参加ください。
 「今月の詩」をみんなで読み、わらべうたや手遊びを楽しみ、昔話を聞いたり、絵本を読んでもらったりします。
 人間の生の声で語られるお話の世界をどうぞ一緒に楽しんでください。
◎文集「なかま」の原稿、ご協力ください。
 いま少しずつ作業が進んでいますが、もっとたくさんの人の声を載せたいと思っていますので、子どもも大人の方もどうぞお寄せください。
 4月末まで、FAXでもかまいません。
◎今年も風船かずらのタネをさしあげます。蒔いてみませんか。
 連休明けに蒔くといいです。夏には緑の風船ができます。花は白く、小さく、とても可憐です。花が終わるとみどりの風船ができます。小さな風船がどんどん大きくなって風に揺られている姿も涼しげで、すてきです。この中に風船かずらの命が眠っています。
 秋、茶色に変色した風船の中には小さな黒い種が3個入っています。2個の場合もあるのですが、ほとんどに3個入っていて、驚きます。誰が数えて入れるのでしょう。
 その小さなタネに、これまた小さな白いハートの形がついているのも驚きです。いったい誰がこんなすてきな模様をつけるのでしょう。自然のなせる業ってすごい!ですね。
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今月の詩 ’15年4月

2015-04-15 18:44:24 | 文庫のページ
  はるを つまんで   宮沢 章二

 はるを つまんで とばしたら
 しろい ちょうちょに なりました
 もいちど つまんで とばしたら
 きいろい ちょうちょに なりました

 しろい ちょうちょは あおぞらの
 くもと いっしょに きえました
 きいろい ちょうちょは なのはなに
 かくれて みえなく なりました

 はるを つまんで とばしたら
 しろい ちょうちょが そらいっぱい
 もいちど つまんで とばしたら
 きいろい ちょうちょが のにいっぱい
   (『詩のランドセル 2ねん』らくだ出版)

 どこもかしこも桜が満開です。車の窓から薬師堂と一高の桜を見ました。見事ですね。長谷川摂子さんは絵本『さくら』の中で満開の桜に「みごと みごと」と語りかけていますが、満開の桜には思わずこの言葉が出てしまいます。
 今月は宮沢章二さんの「はるをつまんで」を選びました。「はるをつまんでとばす」っておもしろい表現ですね。心はずむ春の陽気が一気に広がっていくような喜びを感じます。
 どこを見ても 春! 春! そして さくら! さくら! 
みんなで春をつまんで飛ばしているからかもしれませんね。

   入園、入学、進級 おめでとう!
 入学式も始業式も終わって早くも1週間になりますね。一年生の人は学校に慣れましたか。給食も始まったでしょうか。お友だちをたくさん見つけて文庫にも遊びに来てください。2年生以上の人もクラス替えがあり、新しい先生とお友だちに囲まれて、いろいろな期待を胸に新しい生活がスタートしたと思います。
 今日から文庫も始まりました。またみんなに会えるのを楽しみにしています。秋には文庫も38年になります。そして10月下旬には3,000回目の文庫の日を迎えます。何か楽しい企画をしたいと思っています。楽しみにしていてください。
◆◇◆ 新しく文庫を利用するお友だちへ ◆◇◆
①毎週水・土曜日の午後2時から5時まで文庫を開いています。(ただし第2土曜日はお休み)
②赤ちゃんから大人まで利用できます。無料です。
③本は10冊まで2週間借りられます。
④毎回、おはなし会(30分)と工作があります。
⑤お手玉やあやとりなどの昔あそびを楽しんでいます。
⑥月1回、文庫だよりを発行しています。文庫の行事やお知らせ、本の紹介を載せています。
⑦文庫に来るときには本を入れるバッグを持ってきてください。
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