まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

レンゲの会・あそびの学校 5月6月

2016-05-22 22:20:43 | 文庫のページ
レンゲの会 5月30日(月)10:00~13:00
 ※月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
2016年度の計画を立てたいと思います。どんな作品、どんな作家を取り上げたいか、どうぞ準備してきてください。
  次回は6月27日(月)の予定です。

あそびの学校 6月18日(土)10:30~12:30
             <大人向けの講座>年8回の講座です。参加費200円
おりがみで「ドラえもん」「赤べこ」を作ります。
新聞紙で「紙てっぽう」も作ります。
あやとりは<ゆびぬき(5種類)です>  
              毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をしています。
  次回は7月16日(土) 紙テープと紙バンドでこまを作ります。
  あやとりは、「蚊」「やさしいゴム」「4段ばしご」です。
  2016年度参加を希望する方は6月15日までお申し込みください。
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寄贈本・新しく買った本 5月

2016-05-19 15:15:50 | 文庫のページ
寄贈本
宮城学院「ハートフル童話集」実行委員会からいただきました。ありがとうございます。
『創立130周年記念 宮城学院 ハートフル童話集 第7集 2016』
 昨年の「ハートフル童話賞」で入賞した作品をまとめたものです。2003年から隔年で行われている童話賞ですが、童話集も7冊目になりました。私は2009年から審査員の一人としてかかわらせていただいています。毎回テーマがあり、「中高生の部」と「大学・一般の部」に分かれていて、年々応募する方も増え、作品のレベルも高く、楽しみな童話賞です。さし絵は、宮城学院の幼稚園・中学・高校・大学・同窓会など、宮城学院にゆかりの人たちが描いています。
 今回は「オバケ」がテーマでした。さまざまなオバケ(幽霊)に出会えます。どうぞ楽しんでください。童話を書いてみたい方、どうぞ応募してみませんか。

新しく買った本
『てんきのいい日はつくしとり』 いしかわえりこ 福音館書店 2016
 ふきのとうの花が開き始めた春の日、おばあちゃんやお兄ちゃんお姉ちゃんと一緒につくしとりに行ったちえちゃんのお話です。
 だれが最初につくしを見つけるか、大きな王さまつくしを見つけるのはだれか、ちえちゃんたちは探しまわります。とったつくしは油でいためて溶き卵をからめて卵とじにしていただきます。「春をいただく」――すてきな言葉です。つくしの卵とじのレシピも、最後に紹介されています。
『昆虫の体重測定』 吉谷昭憲 たくさんのふしぎ4月号 福音館書店
 これまで1200種類、3700個体の昆虫の重さをはかった吉谷さんの興味深い研究成果がぎっしり詰まった一冊です。虫好きの人、必見です。
 まず どうやって測るのかも興味深いです。電子てんびんというデジタル式の特別のはかりを使います。大きい虫の代表はカブトムシですが、どれくらいの重さかわかりますか。10gです。1円玉だと10枚分。小さい虫ではヤマトシジミのオスが0.0010gです。テントウムシは82円の切手、1枚分。テントウムシ200匹でだいたいカブトムシと同じ重さです。
 いろいろな虫たちの重さ比較がおもしろいです。オンブバッタのようにメスのほうがオスより5倍以上重いもの、成虫になるにつれて重さが減っていくものなど、虫たちの重さからいろいろなことが見えてきて、興味深いです。
『ナミブ砂海――世界でいちばん美しい砂漠』 野村哲也 たくさんのふしぎ5月号 福音館書店
 ナミブ砂漠はアフリカ南西部のナミビア共和国の大西洋岸にある、総面積50000㎢の広大な砂漠で、「ナミブ砂海(さかい)」として世界遺産に認定されています。「砂海」というのは砂が平らに積もった場所と砂丘とによってできる、広さ30000㎢以上の砂漠のことを言います。
 砂漠に咲く花を撮影するため2011年から2年間、南アフリカ共和国のステレンボッシュの町に住んでいた著者は、2012年5月、このナミブ砂海を訪れ、秘境「デッドフレイ」で、たまたま偶然に見た夜明けの奇跡的な美しい一瞬にすっかり魅せられます。夜明け前、立ち枯れたアカシアの木と砂漠が作り出す、まさに「死の世界」の風景をカメラにおさめ、帰り支度をしていると、「デッドフレイ」の後ろにそびえる砂丘のてっぺんが赤く輝きだし、砂丘全体が黄金色に染まり、砂丘に貼りついたたくさんの乾燥した草が星のようにキラキラと輝きだします。
 どうぞ、手に取って写真をご覧ください。その美しさに圧倒されます。

星野道夫さんの本を読んでみませんか  星野道夫さん没後20年
 アラスカの美しい自然とそこに生きる生きものたちに魅せられ、写真を撮り続けた星野道夫さんが亡くなって、この夏で20年になります。
 星野さんが初めて出した子どもの本も「たくさんのふしぎ」です。『アラスカたんけん記』(たくさんのふしぎ 1986年11月号)が最初で、次が『森へ』(たくさんのふしぎ 1993年12月号)、『クマよ』(たくさんのふしぎ 1998年3月号)は星野さんが亡くなったあとに出ました。その他、小学館から『ナヌークの贈りもの』(1996)という絵本も出ています。文庫には大人向けに『星野道夫の世界』(朝日新聞社)、『旅をする木』(文春文庫1999)、『長い旅の途上』(文芸春秋1999)もあります。どうぞ手に取ってみてください。
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お知らせ 5月

2016-05-19 14:53:33 | 文庫のページ
夏の特別おはなし会 7月2日(土)3:30
 特別おはなし会は、子どもも大人もだれでもお話を語れる場です。
 3:30~5:00まで、時間はたっぷりあります。どうぞお話を覚えて語ってみませんか。詩やわらべうた、短いお話など、何でもいいです。みんなで覚えて語り合いましょう!お待ちしています。
 聞きに来るだけの方も歓迎です。どうぞ聞きに来てください。
   語ってくれる人は、6月15日(水)までに、おはなしの題名をお知らせください。

第3回 童話塾 in 東北 -あなたの物語を書こう! 今こそ東北から児童文芸を-
      一般社団法人 日本児童文芸家協会主催
  7月17日(日)13:00~16:30 
        仙台市市民活動サポートセンター6Fセミナーホール

<第1部 講演会>
 「ふるさとを書くということ」 講師 佐々木ひとみ(『ぼくとあいつのラストラン』他)
 「一瞬のときめき、ときめきに向けての“一生懸命”を」
                  講師 高橋秀雄 (『地をはう風のように』他)
<第2部 交流会>
 先着 50名(事前予約が必要) 参加費 2,000円(当日)
 申し込みなどについてはチラシをご覧ください。文庫にあります。
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2016年度がスタートしました!

2016-05-19 11:49:31 | 文庫のページ
5月・6月の文庫の日
5月18日(水)
 3:30 おはなし「ミアッカどん」 武田
 4:00 ケン玉であそぼう!
5月21日(土)
 3:30 おはなし「まぬけなトッケビ」 松尾
 4:00 おりがみ(たためる箱)
5月25日(水)
 3:30 おはなし「子ギツネのライオンたいじ」 目黒
 4:00 きなこあめ
5月28日(土)
 3:30 おはなし「マメ子と魔物」 松尾
 4:00 かわりめん
6月1日(水)
 3:30 おはなし「七わのカラス」 佐藤
 4:00 おりがみ(10ページのノート)
6月4日(土)
 3:30 おはなし「お百姓とエンマさま」 中村
 4:00 おりがみ(ドラえもん)
6月8日(水)
 3:30 おはなし「山ばとのむかし」 笹森
 4:00 お手玉であそぼう!
6月11日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです
6月15日(水)
 3:30 おはなし「さるじぞう」 武田
 4:00 おりぞめ
6月18日(土)
 3:30 おはなし「赤ずきん」 松尾
 4:00 おりがみ(うさぎ・ねこの封筒)
今、文庫では
 4月13日(水)のおはなし会で「ちいちゃいちいちゃい」を語ったのですが、元気のいい2年生の男の子が6人も聞いてくれました。よほど面白かったのでしょうか。4月20日も4月27日も、おはなし会でリクエストされて3週続けて「ちいちゃいちいちゃい」を語りました。こんなことは滅多にないので、うれしかったですね。元気な男の子たちに楽しんでもらえるお話をもっと探したいと思いました。
 4月30日(土)連休が始まっての土曜日なので利用者は少なかったのですが、宮城教育大学の男子学生さんが二人遊びに来てくれました。積み木パズルに挑戦。1月に新しい組み方が見つかって以来、新しい組み方は見つかっていないので、もうないかもしれないと思ったのですが、なんときよたかくんときよたかくんのお母さん、そして初めて挑戦した学生さんまで、新しい組み方を見つけました。まだまだあるのですね、驚きました。430通り達成!です。
4年生の女の子たちが長い物語に挑戦!
 この学年は幼稚園の時からきている人も多く、3年生の時もよく文庫に来ていましたが、4年生になった途端、急に長い物語に挑戦する人が増え、驚いています。ひとりは岡田淳さんの作品、ひとりは富安陽子さんの「シノダ!」のシリーズ、ひとりは上橋菜穂子さんの「守り人」シリーズ、ひとりはクリアリーの「ラモーナ」のシリーズ、ひとりは梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』など。心もからだも大きく成長する4年生のこれからが楽しみです。
文集「なかま」38号を編集中!
 6月の発行を目指して、今、編集しています。たくさんの人の声を載せたいと思っていますので、子どもたちの「おもしろかった本」、大人の方の「ひろば」の原稿、まだ間に合いますので、書いて下さる方は、5月21日(土)か25日(水)まで、お願いします。
 2年生のきよたかくんの初めての創作「しょうねんといのしし」のお話も載ります。大人の方には、堀米薫さんや君川みち子さんの講演の記録も掲載しますので、どうぞお楽しみに。
4月の利用状況
 過去5年間の4月の利用状況と今年の4月の利用状況を比べてみました。
2011年は震災の年でしたので状況はちょっと違うのですが、5年前に比べるとかなり利用者が減少しているのが分かります。2014年、2015年と比べても、やはり減少しています。2015年度は初めて年間登録者が100名を切りましたので、今年はどうなるのか、気がかりです。新しい人が増えてくれるとうれしいです。
2011年4月 登録39人・文庫に来た人117人・利用69人・貸出冊数266冊・文庫を開いた日6日
2012年4月 登録27人・文庫に来た人63人・利用36人・貸出冊数87冊・文庫を開いた日4日
2013年4月 登録18人・文庫に来た人31人・利用25人・貸出冊数110冊・文庫を開いた日4日
2014年4月 登録35人・文庫に来た人90人・利用49人・貸出冊数220冊・文庫を開いた日5日
2015年4月 登録24人・文庫に来た人77人・利用44人・貸出冊数182冊・文庫を開いた日4日
2016年4月 登録30人・文庫に来た人83人・利用54人・貸出冊数174冊・文庫を開いた日6日
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今月の詩 5月

2016-05-19 11:27:24 | 文庫のページ
  ケヤキ並木--八幡駅前
        みずかみかずよ
 わたしは
 すき
 駅前通りの
 並木道

 大きく空へ
 枝をひろげた
 ケヤキの下は
 パラソルよ
 やさしく
 すずしい
 みどりにそめる

 歩こう
 歩こう
 手をふって

 歩こう
 歩こう
 足かるく

 きれいな
 空気も
 うれしいな

 こころも
 からだも
 はつらつよ

 わたしは
 すきよ
 並木道
   (詩画集『ふきのとう』)
 5月のさわやかな風と光の中で、天高く枝を伸ばし、緑の若葉を広げるケヤキは、はっとするほど美しいです。卸町のケヤキ並木が美しい季節になりました。
 みずかみかずよさんは福岡県八幡市に生まれた方です。八幡駅前もケヤキ並木の美しい街なのですね。みずかみさんの詩にケヤキをうたった詩がいくつかあるのですが、どれもすてきで、「今月の詩」にも何度か選んできました。昨年、初めてこの詩に出会い、納得できました。
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