まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

お願い!! 文集「なかま」47号に原稿をお寄せください!

2025-02-14 16:32:35 | 文庫のページ
1年が早いですね。文集「なかま」への原稿をお願いする時期になりました。
どうぞご協力ください。
  <子どもたちへ> 締め切りは4月末
①おもしろかった本を5冊あげてください。
②その中で、ぜひお友だちにすすめたい本を紹介してください。
③おはなし会で聞いたお話で、おもしろかったお話・好きなお話をあげてください。
④おばさんへお手紙。どんなことでもいいです。

   *3月になったらアンケート用紙を準備しますので、それに書いてください。
  <大人の方へ>  締め切りは5月末
 「ひろば ーお母さんたちのページ―」に原稿をお寄せください。
 長さは自由です。
 子どものこと、文庫のこと、本のこと、何でもかまいません。よろしくお願いします。
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寄贈本と新しく買った本 2月

2025-02-14 15:12:12 | 文庫のページ
寄贈本  ありがとうございます。
◆武田節子さんからいただきました。
『おはなしのろうそく 34』 東京子ども図書館編 2024.8 イギリスの語り手、マリー・L・シェドロックの『語り手の技』(1915)に収めてある、著者のレパートリーの中から選んだ5つのお話(スペインの昔話、インドの昔話と説話、創作2話)が載っています。

新しく買った本
『魔女の一日 魔女になるための秘密』 飯島都陽子/山村浩二 金の星社 2023.9
 村のはずれの森の入り口に建つ古びたかやぶきの屋根の家に住む魔女の興味深いお話です。魔女に関心のある人、魔女になりたい人には必見の絵本です。
 魔女の一日は夜明け前の森でのハーブ摘みから始まります。魔女の食卓に並ぶものはパンもジャムもチーズもミルクも、すべて自家製の自然の恵みにあふれたものばかり。生活の中に息づくハーブの効用についても深い知識を持ち合わせた人。その人こそ魔女なのだと納得できます。現代人の生活から失われてしまったものを大事に守っている人なのかもしれません。
 飯島さんによれば主人公の魔女は680才くらいで、魔女の世界ではやっと一人前と認められるくらいと言います。だからでしょうか。ほうきに乗って空を飛ぶのはまだうまくはないようです。
 自然とともに生きる魔女の生活の魅力を山村浩二さんが細部まで丁寧に美しく描いています。どのページも見ていて楽しいです。
 飯島さんは1985年、横浜でハーブと魔女の専門店「グリーンサム」を開業し、ハーブ教室や魔女人形教室も開催しているそうです。
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レンゲの会と大人のコーヒーサロン 2月3月

2025-02-14 09:56:51 | 文庫のページ
レンゲの会 月1回、子どもの本についておしゃべりしています。
        どなたでも参加できます。
   2月17日(月)10:30~13:00 大人向けおはなし会
        *13:00~14:00コーヒータイム
2月と9月のレンゲの会はおはなしを楽しむ会です。時間をたっぷり取ってありますので、たくさんの方に語ってほしいと思っています。聞くだけの方でも歓迎です。どうぞお出かけください。
・歳  (君川みち子再話)       岩田みち子
・みそ買い橋(日本の昔話)       今野夏絵
・エパミナンダス(ブライアント)    田中和子
・天国のかじや(ロシアの昔話)     笹森 環
・じごくのそうべい(たじまゆきひこ)  千葉あつ子
・おばあさんがはねぶとんを手に入れた話(ホープ・ニューウェル) 佐藤真弓
・長ぐつをはいたネコ(ペローの昔話)     武田節子
・マローンおばさん(エリナ・ファージョン)  菅生まさ子
・ふしぎの花(アニン・スヴァン)       松尾福子

   *語ってくださる方はこれからでもかまいませんので、申し込んでください。

次回は 3月17日(月)10:30です。
『ふくろ小路一番地』(イーヴ・ガーネット)  岩波少年文庫 1957
  1937年出版のイギリスの児童文学です。
2025年度に取り上げたい作品・作家についても話し合います。


<大人のコーヒーサロン> 3月12日(水)1:00~3:00
  コーヒーを飲みながらおしゃべりしています。。
  どなたでも参加できます。第2水曜日です。
 1月の会は寒い日でしたが、7人の方が参加。2月の会は初めての参加の方もいて、9人でおしゃべりを楽しみました。
 次回は 4月9日(水)1:00
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2月3月の文庫のお楽しみは?

2025-02-13 17:09:16 | 文庫のページ
お手玉を楽しみませんか? 2月19日(水)と22日(土) 4:30
 お手玉はあやとり以上に技が難しく、子どもたちに伝えるのは難しいです。大人でもなかなか難しく、1月25日(土)は大人の方がふたり「おひてん」に挑戦したのですが、一つ一つの技がどれも難しかったという感想でした。
 19日と22日は、小牛田の只野とよさんに教えていただいたお手玉の実演もしますので、大人の方もどうぞご参加下さい。
<お手玉の技>
①お手玉に慣れる遊び 1個で「ひとつ ざっくり」
②両手で2個をまわす。出来たら数人で輪になって「じゃこかい」の遊びができます。
③片手で2個をまわす。
④両手で3個をまわす。(3種類あります)
⑤「ふたつ だんま」……唄いながら③と④を組み合わせてまわす。
⑥「おひてん」……3個を使って、唄いながら15の技をする。
  *①⑤⑥は小牛田の只野とよさんから教えてもらった遊びです。

今年もさくらもちを作ります! 2月26日(水)と3月1日(土)4:30
 去年は5年ぶりにさくらもちを作ることができました。今年も作りますので、楽しみにしてください。
 ホットプレートで焼いて、あんをのせて、さくらの葉で包みます。
 お家でも簡単にできますので、ぜひ作ってみてください。
<材料(10個ぐらい)>
 小麦粉 60g  白玉粉 40g  砂糖 10g  水 150㏄ 
 食紅少し  こしあん  塩漬けの桜の葉
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あやとり楽しんでいます!!

2025-02-13 16:57:50 | 文庫のページ
1月からあやとり検定をしています。
まだ子どもたちの参加が少ないのですが、2月も3月もあやとりを楽しみますので、ぜひ挑戦してください。

 今、3年生のまこと君ががんばっています。4級まで14の技を一日でマスターしました。指がしなやかに動いて見事です。先日は家で覚えてきた3級の「山の上のおつきさん」を見せてくれました。そして12日には見事1級に合格しました。おめでとう。
 大人の人も挑戦しています。青葉区からきてくださっているお父さんが1月に1級まで30の技をわずか30分でクリアしました。
 大人の方もお子さんと一緒にどうぞあやとりを楽しんでみませんか。
 賞状を用意していますので、あやとり検定にぜひ挑戦してみてください。
<級ごとの技>
6級 さかずき(→ものさし)・うでぬき・もちつきぺったん・蚊(か)
5級 ほうき(→はさみ)・やさしいゴム・ゆびぬき①・ゆびぬき②・いとひけぶんぶん
4級 あさがお(→とんぼ)・花かご・かみしばい・四段ばしご(→ふじさん)・カニ(→女の子)
3級 ゆびぬき③・ひもうつし・くびきり・山の上のおつきさん・さかずき→ちょう(→山)
2級 五段ばしご・六段ばしご・てっきょう(→ヨーヨー)(→占い)・菊の花(8枚)・(11枚)
1級 ゆびぬき④・はたおり・あみ(→こと)・ひとりあやとり・ひと山(→み山)
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2月・3月の文庫の日

2025-02-13 16:34:30 | 文庫のページ
2月12日(水)
 4:00 おはなし「ちいちゃいちいちゃい」 松尾
 4:30 あやとり
2月15日(土)
 4:00 おはなし「だんなもだんなも大だんなさま」 松尾
 4:30 あやとり
2月19日(水)
 4:00 おはなし「だんだん飲み」 笹森
 4:30 お手玉
2月22日(土)
 4:00 おはなし「ギアッコ少年と豆」 中村
 4:30 お手玉
2月26日(水)
 4:00 おはなし「三びきのこぶた」 松尾
 4:30 さくらもち
3月1日(土)
 4:00 おはなし「鳥のみじい」 武田
 4:30 さくらもち
3月5日(水)
 4:00 おはなし「あるだんなさんとおかみさんの話」 松尾
 4:30 あやとり
3月8日(土)
   第2土曜日は
       文庫お休みです

3月12日(水)
 4:00 おはなし「花さかじい」 武田
 4:30 あやとり
3月15日(土)
 4:00 おはなし「こすずめのぼうけん」 松尾
 4:30 あやとり・お手玉
3月19日(水)
 4:00 おはなし「ぼだいじゅの足のくま」 松尾
 4:30 あやとり

文庫の春休み
      3月22日(土)~4月5日(土)

◎3/15(土)と3/19(水)は15冊まで借りることができます。
◎4月は9日(水)から始めます。
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いわむらかずおさん、たくさんの絵本をありがとうございます!!

2025-02-13 15:58:42 | 文庫のページ
昨年12月19日、絵本作家のいわむらかずおさんが85才でお亡くなりになりました。
文庫ではたくさんの絵本を楽しませてもらいました。
ご冥福をお祈りします。

◆1983年から2007年まで続いた「14ひき」シリーズ(全12巻)は一番の人気です。森の中で暮らす14ひき野ねずみの家族の物語です。ねずみの目の高さで草花や森の様子を描くため地面にはいつくばって描いたというその絵からは、たくさんの物語を読み取ることができます。表紙とカバーの絵の違い、題名を表紙の上ではなく下に持ってきたことなど、いろいろな工夫がありました。
◆文庫にあるいわむらさんの絵本で、最も古いのは1974年出版の『うさぎのへや』です。団地ができる前は「山だった。山にはうさぎもいた」と知った少年が5階の宇佐木さんの家を訪ねると、そこにはうさぎの家族が住んでいて夕食までごちそうになります。
◆残念ながら文庫にはもうないのですが、1975年に出た『ぷくぷく』の2冊の絵本もとても楽しみました。『タンタンのずぼん』(1976)、『タンタンのハンカチ』(1981){タンタンのしろくまくん」(1984)は今も人気の絵本です。『エンとケラとプン』(1982)や『りんごがひとつ」(1984)はおはなしの時間に何度も読みました。
◆1991年から始まった幼年文学「トガリ山のぼうけん」シリーズ(全8巻)も楽しませてもらいました。トガリネズミのトガリィじいさんが若い頃、トガリ山に登った冒険の話です。いわむらさんはこの物語を長編絵本と言っています。本の最初と最後にあるカラーの挿絵も、物語の中の黒一色で描かれる挿絵も素晴らしいです。裏表紙が次の巻の表紙と同じだったり、8冊の背表紙を並べるとトガリ山が見えるように工夫されていたり、遊び心がいっぱいの物語です。
◆その他『ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ』(1985)や『かんがえるカエルくん』(1996)などの絵本もあります。






というその絵からは、
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今月の詩 2月

2025-02-13 15:11:16 | 文庫のページ
  めがさめた
           工藤直子

 どうしたの? 山
 うす緑のようふくが ふるふる ゆれてるよ
 おおい山よ! なに ふるふるしてるの?

 だってね くっくっくっ
 雪どけみずが ちょろちょろしてさ
 りすは もこもこするしさ
 かえるは ごそごそ のねずみ かさこそ
 みんな めがさめて あちこち うろちょろ
 くっくっくっ くすぐったくてなあ
 ひゃ もうたまらん!
 あ———っはっはっはっは

 山がわらって 春がきた
    (『あ・い・た・く・て』工藤直子 大日本図書)

 先週は雪も降り寒い日が続き、まだまだ春は遠いと思いましたが、3月まであと2週間、福寿草が芽を出すのも間近かもしれません。
 今月は工藤直子さんの詩「めがさめた」を選びました。「山がわらって 春がきた」ー すてきな表現です。冬の寒さから解放され、生き物が動き出し、山までがうれしくて動き出すのですね。擬音語も擬態語もたくさんあって、愉快です。声に出して楽しんでください。
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大人のコーヒーサロンとレンゲの会のご案内

2025-01-11 18:20:03 | 文庫のページ
コーヒーを飲みながらおしゃべりを楽しんでいます。
どなたでも参加できます。第2水曜日です。
《大人のコーヒーサロン》
     1月15日(水)1:00~3:00(今月は第3水曜日です)

 今年最初のコーヒーサロンです。どうぞお出かけください。
   次回は 2月12日(水)1:00から


月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
レンゲの会
     1月27日(月)10:30~13:00   *13:00~14:00 コーヒータイム

2022年3月に亡くなられた小西英子さんの絵本を取りあげます。
福音館書店の月刊誌「0.1.2.」や「年少版」「こどものとも」でたくさんの絵本が出ています。
『サンドイッチ サンドイッチ』『ケーキ』『おべんとう』『まるくておいしいよ』『ビッキのクリスマス』『うりひめとあまんじゃく』『まめっこまめことおじいさん』他。
   次回は2月17日(月)10:30からです。 大人向けおはなし会です。
    お話を覚えて、どうぞ語りに来てください。
    語ってくださる方は2月1日(土)までお話の題名をお知らせください。
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新しく買った本 1月

2025-01-11 17:25:01 | 文庫のページ
①『雨ニモマケズ』 宮沢賢治/柚木沙弥郎 ミキハウス 2016.10
 昨年101才で亡くなられた染色家の柚木沙弥郎さんが90代に描いた絵本です。色と形の織り成す絶妙なハーモニーで賢治の詩の世界をすてきに描いています。
 昨年12月、岩手県立美術館で開催された「柚木沙弥郎 永遠のいま」を見てきました。染色家としての75年にわたるお仕事の全貌を知ることができるすばらしい展示でした。
 柚木さんの絵本は福音館書店の月刊誌「0.1.2.」でしか知らなかったのですが、岸田衿子さんや村山亜土さん、谷川俊太郎さん、まど・みちおさんとご一緒の絵本もありました。
②『こそあどの森のないしょの時間』 岡田 淳 理論社 2024.5
 シリーズ1作目『ふしぎな木の実の料理法』が出版されたのは1994年のことです。こそあどの森に住む個性豊かな人々の物語に子どもだけでなく大人も夢中になりました。1997年、文庫の20周年記念講演会に岡田淳さんをお招きできたのはうれしいことでした。そのご縁で、文庫の30周年にも40周年にも講演していただきました。
 昨年はシリーズが始まってちょうど30年。それを記念して、5月にこの作品が出版され、10月に『こそあどの森のひみつの場所』が出版になりました。2021年に番外編『こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ』が出版されましたが、また、スキッパーたちに出会え るのはうれしいことです。
 今回は「ないしょの話」ですので、スキッパーたちのとっておきの不思議な体験を知ることができます。どうぞ楽しんでください。
③『パフィン島の灯台守』 マイケル・モーパーゴ/ベンジ―・デイヴィス
             佐藤見果夢訳 評論社 2023.12
 1926年、ニューヨークからリパプールに向かう船がある大嵐の夜、イギリス南西部の沖合で座礁しますが、乗っていた30人全員が救出されます。パフィン島の灯台守のベンが嵐の中、ボートで救出したのです。その時、母親と一緒に助かった5才の男の子、アランが主人公の物語です。
 アランは大きくなってもあの夜のこと、助けてくれたベンのことをずっと忘れずにいました。学校を卒業し、やっとパフィン島に行くことができ、ベンと再会します。生まれてすぐ父を亡くしたアランと、人付き合いの悪いベンが、傷ついたパフィン(ニシツノメドリ)の世話をしながら、きずなを深めていきます。でも戦争が始まり、アランは戦場へ。戦後、アランはまた自然豊かなこの島に、ベンのもとに戻ってきます。アランとベンの不思議な出会いの物語です。
 カラーで描かれる見開きいっぱいの挿絵がどれも素晴らしいです。
④『吹雪の中の列車』(1933) マト・ロヴラック/ささめやゆき 
             山本郁子訳 岩波少年文庫 2022.11
 ヴェリコ・セロ村の学校に通う子どもたちの物語です。
 同じ集落から通うリューバン、ペーロ、ドラカの3人が4年生になった時、先生の提案で<同盟>を作ります。まずリーダーを選挙で選ぶのですが、ペーロは食べ物でみんなを買収しようとします。リーダーはリューバンに決定し、ベーロはリューバンにことごとく反発します。
 そんな中、町へ日帰り旅行することが決まり、2月8日の早朝に列車で出かけるのですが、町に着いていろいろ見学しているうちに、次々と災難が降りかかります。先生が急に倒れたり、帰りの列車が雪のため立ち往生したり…。リーダーのリューバンはどうやってこの窮地を脱するか、知恵を絞ります。ペーロとその仲間は同盟を抜けて別行動をとりますが、残った子どもたちがリューバンを中心に寒さの中、団結し行動する力はすばらしいです。列車が無事村に到着し、リューバンの努力は報われます。
 胸が熱くなる場面がいっぱいの感動の物語です。作者はクロアチア出身の児童文学者です。
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