まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

レンゲの会とその他のお知らせ

2018-07-14 14:07:21 | 文庫のページ
月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
レンゲの会  8月27日(月)10:00~13:00
     『河童のユウタの冒険』上下 斎藤惇夫 福音館書店を取りあげます。
 2017年に出版になった長編のファンタジーです。上下合わせて800ページの大作ですが、ぜひ、夏休みに読破して、ご参加ください。
 次回は10月1日(月)10:00  大人向けおはなし会です。レンゲの会に参加していない方でも語ってくださる方、聞きに来てくださる方がいらしたら、どうぞおいでください。
 8月22日発行の文庫だよりにプログラムを載せたいと思いますので、語ってくださる方は8月19日(土)まで、お話の題名をお知らせください。
お知らせ  参加しませんか
❶仙台文学館主催「たかどのほうこの世界」 7/14(土)~8/26(日) 仙台文学館にて
 「つくつくせんせい」シリーズや『へんてこもりにいこうよ』などの原画120点を展示。
 7月28日(土)13:30 たかどのほうこ講演会 仙台市泉図書館2階大研修室
❷仙台市民図書館/せんだいメディアテーク主催 「とぷらすウィーク」
 7/28(土)~8/2(木) せんだいメディアテークにて
 <書評を楽しむ>関連イベント ―― 座談会「3.11震災文庫」を読む ―― 7月29日(日)14:00
  登壇:佐藤正実・庄子隆弘・土方正志・松尾福子
※今、市政だよりの<「3.11震災文庫」を読む>で、震災関連の本が紹介されています。8月号の市政だよりに、子どもの本で出版されている震災関連の本を紹介させていただきました。堀米薫さんの『命のバトン』と柏葉幸子さんの『岬のマヨイガ』の2冊です。
 <おはなし会>8月1日(水)10:30~16:00まで5団体によるおはなし会が開かれます。
  14:00~14:30 仙台手をつなぐ文庫の会(まつお文庫)が担当します。
❸福音館書店の月刊誌(012・年少版・年中向き・こどものとも)の折込付録で、4月号から「文庫の時間ですよ」の特集が始まり、全国の文庫をやっている人が執筆しています。昨年原稿依頼のお電話をいただいて、9月号の折込付録に書かせていただきました。シビル・ウェッタシンハさんの『きつねのホイティ』を取りあげました。
❹仙台手をつなぐ文庫の会主催 汐﨑順子さんの講演会 9月3日(月)13:30
 テーマ「つなぐつながる子ども文庫 -文庫の明日-」 エル・ソーラ28階大研修室
 慶応義塾大学非常勤講師。現在、『この本読んで!』に「つなぐつながる子ども文庫」を連載中。
 昨年11月発行の「この本読んで!」第65号で、まつお文庫を取りあげてくださいました。震災以降、いろいろお世話になった方です。文庫にも何度も来ていただいています。
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寄贈本と新しく買った本 7月

2018-07-14 13:10:42 | 文庫のページ
寄贈本  ありがとうございます
大府の藤本千佳子さんからいただきました。
『お話とともに育つ喜び』 下澤いづみ 風媒社 2018
 下澤さんは1980年代後半から、仲間とおはなしのサークルを結成し、図書館や小学校、児童館、幼稚園、保育園などでお話を届ける活動をなさっています。現在は名古屋で活動しています。おはなしの会の講師もつとめていらっしゃって、藤本さんも下澤さんの講習を受けて語りを始めました。
 これは2005年5月から2017年3月まで月1回発行していた「おはなし通信」1号~150号をまとめた本です。子どもやおはなしに誠実に向き合う下澤さんの姿から、大きな学びをいただける本です。

新しく買った本
『絵で読む 子どもと祭り』 
                      西村繁男 たくさんのふしぎ2018年7月号 福音館書店
 季節も地域も祭りの種類も違う全国のお祭りが9つ紹介されています。どれも子どもたちが活躍するお祭りです。
 長浜曳山祭り(滋賀県長浜市)では「曳山」と呼ばれる山車の上で本格的な歌舞伎が演じられるのですが、演じるのは子どもたちです。鳥取市の宝木の菖蒲綱、松本市の三九郎など、どれも興味深いお祭りばかりです。祭りを通して、地域の伝統や習わしなど大切なことが子どもたちに伝えられていきます。
 たくさんの人でにぎわう祭りの様子が、西村さんの絵から伝わります。4年かけてできあがった本です。
『ヴァージニア・リー・バートンの世界』
                      ギャラリーエークワッド(編) 小学館 2018
 『ちいさいおうち』で知られる絵本作家バートンの絵本に込められた思いや、28年間続いた「フォリーコーブ・デザイナーズ」の活動など、59歳で亡くなったバートンの生涯を、たくさんの絵本の原画や写真や資料で紹介した本です。
 「フォリーコーブ・デザイナーズ」の活動は興味深く、バートンのデザインした模様の美しさには息をのみます。
 昨年、東京竹中工務店1階ギャラリーで開催されたバートンの展示会は、その後青森県美術館、銀座教文館などでも開催されました。
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夏の特別おはなし会を終えて

2018-07-14 12:45:11 | 文庫のページ
夏の特別おはなし会 7月7日(土)を終えて   参加者 子ども9人・大人11人
 今回は久しぶりにたくさんの子どもたちが詩を覚えて語ってくれました。大和小、南小泉小、袋原小、沖野小と、学校の違う子どもたちでした。
 この日は大和小の「スポーツフェスティバル」が富沢の仙台市体育館であったので、子どもたちの帰りは3時過ぎでした。途中から参加してくれたこはるちゃん、みおちゃんでしたが、最後に詩を語ってくれました。思いがけず「かたつむり」の詩で始まって「かたつむり」の詩で終わったおはなし会でした。
 11月には秋の特別おはなし会がありますので、今度はおはなしも覚えて語ってみませんか。楽しみにしています。
<子どもの語り>
・詩「かたつむり」 リューユイ  4年 よこやまゆね ながやまみゆき
・詩「きりなしうた」谷川俊太郎  5年 まえのなでしこ 6年 やまやりりこ
・くらいくらい(アメリカ民話)   6年 やまやりりこ
<大人の語り>
・いもざしの作法(高千穂の昔話)   前野
・天人女房(日本の昔話)        武田
・ねずみとぞう(トルコの昔話)     東海林
・やせためんどり(イタリアの昔話)  菅生
・おどってすりきれたくつ(グリムの昔話)松尾
<子どもの語り>
・詩「かたつむり」 リューユイ  4年 てらだこはる
・詩「かたつむり」 リューユイ  4年 はんだみお
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7月8月の文庫の日

2018-07-13 14:09:33 | 文庫のページ
7月14日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです
7月18日(水)
 3:30 おはなし「マメ子と魔物」 松尾
 4:00 おりがみ(シャツ・ワンピース)
7月20日(金)
 6:30~7:30
  夜のおはなし会

7月21日(土)~8月18日(土)
  文庫の夏休み

8月22日(水)
 3:30 おはなし「おんちょろちょろ」
 4:00 おりがみ(まんげきょう)
◎◎◎7月18日は、15冊まで本が借りられます。たくさん借りてください。
   長い夏休み、ふだん読めない長い物語にもぜひ挑戦してみませんか。
□■□ 恒例のすいかの会 □■□
    7月18日(水)4:40~

 「恒例のすいかの会」です。大きなすいかを用意します。みんなですいかを食べておしゃべりしましょう。
 お友だちを誘って来てください。お家の人もどうぞおいでください。
  3:30 おはなし会 おはなし「マメ子と魔物」(イランの物語)
  4:00 手づくり  おりがみでシャツとワンピースを折ります。
  4:40 すいかパーティー
☆☆☆☆☆☾☾☾夜のおはなし会 7月20日(金)18:30~19:30★★★★★🌙🌙🌙🌙🌙
 夏の夜のおはなし会です。ちょっとこわいお話もあります。
 今年は子どもも参加してくれそうなので楽しみにしています。こわいお話も含め、いろんな国のお話がたくさん聞けます。お家の方へお願いです。夜なので、お家の方も一緒にご参加いただけたらと思っています。無理な場合は帰りだけでも迎えに来てください。よろしくお願いします。終了後、時間の都合のつく方は冷たい飲み物を用意しますので、8時ぐらいまでおしゃべりできたらと思っています。
 ・今月の詩 「月下美人」 みずかみかずよ
 ・あめりかうまれのありのありすさん(松岡享子) 松尾福子
 ・こんもりおやま (アーノルド・ローベル)   高橋恵子
 ・かしこいモリー(イギリスの昔話)        武田節子
 ・ばばいるか(日本の昔話)              今野夏絵
 ・明かりをくれ(スペインの昔話)         笹森 環
 ・わらべうた いっちくたっちく いちにさんまのしっぽ
 ・そうずがわのばさま(山形の昔話)           東海林智子
 ・ルンペルシュティルツヒェン(グリムの昔話)   松尾福子
 ・黄色いリボン(スペンサー・ショウ博士の語りより)松尾福子
  ※本の返却をしたい人はこの日でもかまいません。借りることもできます。

★★★★★🌙🌙🌙🌙もうすぐ文庫の登録者、延べ1万人を達成!☆☆☆☆☆☾☾☾☾☾
 毎年、4月に新しく登録のし直しをしていますので、同じ人が何度も登録していることになるのですが、2017年度までの40年間に登録した人は延べ9941人になりました。今年は、7月7日現在で、52人の人が登録していますので、あと7人で1万人になります。夏休み前になるか、夏休み明けになるか、だれが1万人目の人になるのか、ちょっとお祝いしたい気分です。
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今月の詩 7月

2018-07-13 11:49:55 | 文庫のページ

    月下美人                             
             みずかみかずよ                 
 いまか
 いまかとまちながら
 しろい大きなつぼみを
 みつめる夜
 月下美人は
 羽根をたたんだ白い鳥
      ― 以下略 -   
   (『いのち』みずかみかずよ 石風社)
 月下美人の花を見たことがありますか。6月下旬から9月にかけて咲く夏の花です。
 夜に花を咲かせます。そして朝にはしぼんでしまう一夜だけの花です。今までにも真夜中に開花して、誰にも見られずに花が終わってしまうこともありました。今年は鉢植えの月下美人が同時に7つもつぼみがつき、日に日に大きく育ちました。昨夜18時ごろから開き始め、ゆっくりと時間をかけながら10時ごろにすっかり開きました。
 大輪のまっ白な花は甘い香りを放ち、ため息が出るほど高貴で美しいです。みずかみさんはそんな月下美人を「羽根をたたんだ白い鳥」にたとえ、次の連では「ふかくおりたたんだ羽根は/風のなかでひらかれる/吸った呼吸(いき)を/はくように/しずかに/しずかに/ひらかれる」と歌います。花が開いていく様子は確かに鳥が翼を広げ、飛び立つような感じがあります。
 みずかみさんの詩は花を開きやがて閉じて朝をむかえるまでを美しく詠んでいますので、どうぞ詩集『いのち』を開いてよんでみてください。            
    

文集「なかま」40号 やっと完成しました!
 40周年記念の講演会の記録も入り、186ページの分厚い文集になりました。「このほんおもしろかったよ!」のコーナーに書いてくれたお友だちは、文庫に来た時どうぞもらってください。お家の人や、大人の方で読んでくださる方は差し上げますので、申し出てください。
 何度も校正したのですが、誤字脱字のほか、いろいろな間違いがあります。お許しください。
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