まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

あそびの学校とレンゲの会 3月

2015-03-13 18:17:43 | 文庫のページ
あそびの学校 3月14日(土)10:30~12:30
 <大人向けの講座> 年8回の講座です。参加費200円。
 今年度最後の講座です。あやとり・お手玉・ケン玉であそびます。
 毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をしています。
   2015年度は6月から始めます。 1回目は6月20日(土)です。

レンゲの会 3月16日(月)10:00~13:00
 <月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。>
 『子どものための美しい国』(1923) ヤヌシュ・コルチャック 中村妙子訳 晶文社(1988)
    を取りあげます。2015年度、取り上げたい作家・作品についても話し合います。
 2015年度は5月から始めます。 1回目は5月25日(月)です。
  
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寄贈本・新しく買った本 3月

2015-03-13 17:06:20 | 文庫のページ
寄贈本 2月にいただいた本です。ありがとうございます!
◆内田麟太郎さんからいただきました。
①『ぶたのぶたじろうさん⑫ あいたいとうげへでかけました』 
  内田麟太郎/スズキコージ クレヨンハウス(2014.12)
 シリーズ12冊目。3つのお話が入っています。ぶたじろうさんとヤギおばさんとクマの会話がなんとも楽しいです。「かえらずの山」「あいたいとうげ」などナンセンスな言葉遊びも楽しめます。スズキコージさんのさし絵も楽しいです。
②『ねこの手かします ~ねこじたのまき~』
  内田麟太郎/川端理恵 文研出版(2015.1)
 シリーズ5冊目。「ネコの手や」のたまこさんとこねこのミーちゃんが誘拐され、ふたりを助け出すためクロとゴンロクの「ねこの手」が活躍します。
③「いいこ ねんね』 内田麟太郎/長谷川義史 童心社(2015.2)
 サルの子も犬や猫の子も、みんなお母さんから「いいこ ねんね」と声をかけてもらいながら、眠りにつきます。もちろん人間の男の子もそうです。子どもは身近な人からいっぱい「いい子 いい子」と言われて育っていくものなのですね。ちいさい子向けの絵本ですが、お母さんたちにもおすすめです。
新しく買った本
①『あたまにつまった石ころが』 キャロル・オーティス・ハースト/ジェイムズ・スティーブンソン
  千葉茂樹訳 光村教育図書 2002
 子どもの時から石が大好きで、石を集め続け、ポケットにも頭の中にも石ころが詰まっていると言われた父の幸福な人生を描いた絵本です。
 大人になって働き始めても、不景気で職を失っても、父の石への興味関心は変わりませんでした。科学博物館の館長との幸運な出会いによって道が開けます。2月の朝日新聞で子どもの本の専門店「メリーゴーランド」の増田喜昭さんが紹介していた絵本です。
②『鳥よめ』 あまんきみこ/山内ふじ江 ポプラ社 2014
 灯台守の周平と周平に助けられたかもめの物語。
 助けられたかもめは人間の娘になって周平のところにやってきて、ふたりは夫婦になり、幸せに暮らします。ただ鳥である娘には一つだけ厳しい掟がありました。戦争がそんな二人の幸せを奪ってしまいます。
 『ちいちゃんのかげおくり』の絵本でも知られるあまんさんの絵本です。山内さんの絵も美しく、心に残ります。
③『メリサンド姫 むてきの算数!』 E・ネズビット/高桑幸次 灰島かり訳 小峰書店 2014
 『砂の妖精』を書いたネズビットの100年近く前の作品です。赤ん坊の時、妖精ワルボラのために一生髪の毛の生えないつるつる頭にされてしまったメリサンド姫の物語です。
 副題の「むてきの算数」が鍵を握ります。大きくなって、願い事のかなう小箱のおかげで髪の毛が生えてくるようになるのですが、その時、「髪の毛は1日3センチ伸び、切るたびに倍の速さで伸びるように」と願ってしまったから大変です。
 この奇想天外な物語世界を見事に描き出している高桑幸次さんのさし絵もすばらしいです。表紙の絵も印象的で、思わず手にとってみたくなります。
④『まほろ姫とブッキラ山の大テング』 なかがわちひろ 偕成社 2014
 生まれるとすぐに母を亡くしたまほろ姫は乳母の砧に育てられます。砧は実はタヌキです。まほろ姫は砧の息子の茶々丸と一緒に育ち、葉っぱを頭にのせて呪文を唱えると茶々丸より上手に化けることもできます。大テングのすむブッキラ山に出かけたまほろ姫と茶々丸の冒険の物語です。
 大テングの知恵に助けられながら難問を解決しますが、まほろたちに知恵を授けるたびにテングの鼻はどんどん短くなっていくのです。200ページを超える長編ですが、中川さんのさし絵も楽しく、どんどん読めます。3,4年生におすすめです。
⑤『五日市憲法をつくった男・千葉卓三郎』
   伊藤始・杉山秀子・望月武人 くもん出版 2014
 自由民権運動が盛んだった1881年、東京の五日市村で生まれた「五日市憲法草案」について知ることのできる本です。
 1968年8月、色川大吉教授と学生たちによって、五日市町の深沢家の土蔵に眠っていたこの憲法草案が見つかります。明治の初めの五日市村や草案が生まれた過程について、また草案の内容、およびそれを作った千葉卓三郎について詳しく書かれています。この草案は国民の権利の保障に力点がおかれ、1899年に発布された「大日本帝国憲法」より現代の憲法の思想に通じるものがあると言われています。それを作った千葉卓三郎は江戸時代の終わり、現在の宮城県栗原市に生まれた人です。この草案を書き上げたあと2年後、31歳の若さで亡くなります。
 「五日市憲法草案の碑」が五日市と仙台市(資福寺)と栗原市にあります。資福寺には千葉卓三郎のお墓もあるそうです。
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3月・4月の文庫の日

2015-03-13 16:24:26 | 文庫のページ
3月14日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです
3月18日(水)
 3:30 おはなし「あかずきん」 松尾
 4:00 あやとりであそぼう!
3月21日(土)
 祝日で文庫お休みです
3月25日(水)~ 4月11日(土)
 文庫は春休みです
4月15日(水)
 3:30 おはなし「だんなもだんな大だんなさま」松尾
 4:00 おりがみで10ページのノート
  あやとり検定に参加した人全員に賞状が出ます!
 1月からあやとり検定に取り組んできました。2年生のりこちゃんとまおりちゃんが早くも1級に合格しました。おめでとう!  7人が5級まで合格しています。4級から少し難しくなってきますが、最後の文庫でがんばって、4級・3級に合格できるといいですね。
 大人の方も2人挑戦しています。みちえさんは去年もそうでしたが1級に合格しました。和子さんは今年初めてで、がんばっています。2月28日の文庫の日に遊びに来た大学生のおねえさんたちふたりも挑戦し、4級まで合格しました。全員に賞状を用意していますので、18日にもらってください。
  積木パズル、現在413通り達成! まだまだ更新中!
 形の違う7つのパーツを組み合わせて立方体を作る遊びです。ロシアのニキーチンの本で「みんなの積み木」と言われているものです。7つのパーツでできるのは立方体だけではないのですが、立方体を作るだけでも何通りもあって、文庫ではもう8年も楽しんでいます。男の子も女の子も、小さい人から大きい人まで夢中で新しい組み方に挑戦しています。
 去年の12月6日に400通りを達成し、もう新しい組み方はないだろうと思っていましたが、今年に入っても、まだまだ新しい組み方が見つかっていて驚いています。

 おねがいします!!
  文集「なかま」37号に原稿をお寄せください!
 子どもたちの原稿が今、少しずつ集まってきています。
 6年生の人たちにも書いてほしいと思っています。
 皆さんの声をたくさん載せたいと思っていますので、ご協力ください。
 子どもの部は3月末までにお願いします。春休みになりますので、FAXでもかまいません。FAXは電話と同じで、(231)2712 です。
 <大人の方へ>
 「ひろば -お母さんのページ-」に原稿をお寄せください。長さは自由です。子どものこと、文庫のこと、本のことなど何でもかまいません。
 あそびの学校やレンゲの会に参加の方もどうぞ原稿をお寄せください。
 〆切は4月15日
おしらせ
 管野千代子写真展 「飯館村の暮らし」
 
  3月18日(水)~31日(火) ニコンプラザ仙台フォトギャラリー(アエルビル29階)
 震災前に撮った飯館村の自然豊かな写真の展示。たくさんの人に見ていただきたいです。
 市民図書館 おはなしパーク 3月28日(土)15:00~ 場所:市民図書館
 まつお文庫が担当します。もし時間があったら聞きに来てください。
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卒園、卒業、おめでとう!

2015-03-12 19:03:19 | 文庫のページ
 こたろう君、きよたか君、まこと君、ゆめかちゃん、ねいろちゃん、卒園おめでとう。
 4月から1年生ですね。お友だち、いっぱい誘って、文庫に来てください。
 今年の6年生は、この6年間を振り返ると、名前を挙げきれないほどたくさんの人が文庫に来てくれました。女の子だけでなく、男の子もたくさん来てくれましたね。うれしい学年でした。6年生になっても9人(女子)がカードを作っていました。2月にも、男の子が6人遊びに来て、積木パズルに挑戦したり、おはなし会に参加してくれたりしました。みんな、みんな、本当に大きくなって、うれしいです。卒業おめでとう。
 いよいよ中学生ですね。勉強と部活で忙しくなり、文庫に来るのは難しいと思いますが、時間があったら、顔を見せてください。本を読む時間を見つけるのも難しくなると思いますが、中学生の時にこそ読んでほしい本もたくさんあります。この時期に読んだ本は、きっとさまざまな形でその後の自分の支えになってくれると思います。
 <おばさんからのお薦めの本>
 ・『僕は、そして僕たちはどう生きるか』 梨木香歩 理論社
 ・『光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島』 朽木 祥 講談社
 ・『第九軍団のワシ』『ともしびをかかげて』 ローズマリー・サトクリフ 岩波書店
 ・『風をつむぐ少年』 ポール・フライシュマン あすなろ書房
 ・『王への手紙』(上下) トンケ・ドラフト 岩波少年文庫
 ・『ニルスのふしぎな旅』(上下) セルマ・ラーゲルレーヴ 福音館書店
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今月の詩 3月

2015-03-12 18:27:55 | 文庫のページ
  は は はるだよ  与田凖一

 一の 山、
 二の 山、
 三の 山。

 わらびの たろうが
 目を さます、
 わらびの じろうが
 目を さます、
 わらびの さぶろうが
 目を さます。

 あっちで、
 こっちで、
 は は はるだよ。
 は は はるだよ。

 一の いけ、
 二の いけ、
 三の いけ。

 かえるの たろうが
 かお あらう、
 かえるの じろうが
 かお あらう、
 かえるの さぶろうが
 かお あらう。

 あっちで、
 こっちで、
 は は はっくしょい。
 は は はっくしょい。
  (『は は はるだよ』与田凖一/西巻茅子 金の星社)
 庭の福寿草が今年は二月中旬に咲き出し、おひさまの光を浴びて、黄色の花びらを日に日に大きく開く姿は「は は はるだよ」と叫んでいるようです。三月になって、庭には水仙も咲き、今年は春が早いような気がします。
 先週、伊豆に行ってきました。本州で一番早く咲くという河津桜が満開でした。ほかの桜に比べて花の色が濃く、華やかな感じを受けました。川沿いに咲く八百本の桜並木はたくさんの人で賑わい、菜の花、モクレン、沈丁花、水仙なども咲き、一足早く春を満喫しました。海も青く美しく、みかんや甘夏も木にたわわになっていて、伊豆の春は魅力いっぱいでした。
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