まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

1月の「あそびの学校・レンゲの会」

2016-01-13 18:06:30 | 文庫のページ
あそびの学校
  <大人向けの講座> 年8回の講座です。参加費200円
    1月16日(土)10:30~12:30
おりがみで5色の鶴・鶴のポチ袋を作ります。
あやとりは <てっきょう→亀の子→ヨーヨー><紙芝居><菊の花>
 ※毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をしています。
  次回は2月20日(土)10:30から マジックスクリーンを作ります。

レンゲの会
  月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
    1月25日(月)10:00~13:00
『思い出のマーニー』上下(1967) ジョーン・ロビンソン
    松野正子訳 岩波少年文庫(1980)を取り上げます。
 ※次回は2月22日(月)です。大人向けおはなし会です。
  語ってくださる方は2月10日(水)までお知らせください。
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新しく買った本・寄贈本 1月

2016-01-13 17:00:45 | 文庫のページ
①『ぼくだけのこと』 森絵都・スギヤマカナヨ 偕成社2013
 笑うと右のほっぺにえくぼのできる「ようた」は、「これはちょっとうれしいぼくだけのこと」と考えます。ちょっと困ったぼくだけのことも、ちょっと得意なぼくだけのこともあり、どんどん考えていくと、これはすごいことだと気づいていく「ようた」がほほえましいです。欠点も長所もそうやって考えていくと、なんか楽しく、自分という存在の不思議さに気づき、自分がとてもいとおしくなるような絵本です。スギヤマカナヨさんの絵も楽しいです。
戦争と平和を見つめる絵本『わたしの「やめて」』 朝日新聞出版2015.9.30
 文・自由と平和のための京大有志の会声明書 
 【こども語訳】山岡信行 絵・塚本やすし
 この絵本は、7月に結成された「自由と平和のための京大有志の会」が出した「声明書」を、子どもにもわかるように「こども語訳」をし、それに塚本やすしさんが絵をつけたものです。「こども語訳」を試みた山岡信行さんは、埼玉県に住む予備校講師で、3人のお子さんのお父さんです。
 「くにとくにのけんかをせんそうといいます」――戦争とはどんなものか、子どもにもわかる言葉で語られ、一言一言が深く心に届きます。ホームページでそれを見た絵本作家の塚本やすしさんは絵本化を考えます。参院での採決前に出版しようと、3日で絵を描き、企画から発売まで40日という緊急出版を実現します。
 平和を願う多くの人の想いが結集してできあがった貴重な絵本です。たくさんの子ども達に手渡したいです。最後のページに「声明書」前文とその英語版が掲載されています。
日本全国ふしぎ案内①『菜の子ちゃんと龍の子』 富安陽子/YUJI 福音館書店2015
 トキ子は山田菜の子ちゃんのことははっきり覚えているのに、友達は誰も彼女のことを覚えていないと言います。10月の金曜日の5年1組の教室でトキ子は確かに菜の子ちゃんに会い、日曜日の龍泉寺のお祭りの時に龍の子を助ける手伝いを頼まれます。
 龍や鬼、天狗など不思議な生き物が息づく世界をトキ子は菜の子ちゃんと一緒に冒険します。舞台は奈良県、大峯山のふもとの村。「日本全国ふしぎ案内」とあるように、その村について最後に解説が載っています。シリーズものの1巻目。続きが楽しみです。
 さて、菜の子ちゃんは髪形も眼鏡も菜の子先生そっくりの女の子で、もしかしたら子どもの時の菜の子先生でしょうか。でも「菜の子通信」によると、ふたりは同時代に存在しているという情報も寄せられているとか。菜の子ちゃんの正体が気になる物語です。
④『岸辺のヤ~ビ』 梨木香歩/小沢さかえ 福音館書店 2015
 舞台は英国の湖沼地帯。マッドガイド・ウォーターの近くにあるフリースクールに勤める「わたし」はこの湖にボートを浮かべ、読書を楽しむ女性。ある日、二足歩行の小さな不思議な生き物に出会います。クーイ族の男の子ヤービです。彼女が渡したミルクキャンディーがヤービたちの世界で重要な役割を果たすことになります。
 生きることに大きな悩みを抱えたヤービのいとこセジロやその友達のトリカのこと、ヤービたち一族の抱える大きな不安など、「わたし」はヤービとの交流を通して知っていきます。「わたし」のゆったりした優しい語り口が心地よい物語です。最後に次回作の紹介があり、これがシリーズ1巻目であることがわかります。
 小沢さかえさんの描くヤービがとても魅力的です。
⑤『セロ弾きのゴーシュ』 宮沢賢治/小野かおる 古今社 2003
 町の活動写真館でセロを弾く係のゴーシュの物語です。
 いつも楽長から叱られているゴーシュは毎晩家で練習をするのですが、そんなゴーシュのところへねこやかっこう、たぬきの子、ねずみの親子がやってきます。ゴーシュと動物たちの交流が愉快です。
 今年は宮沢賢治の生誕120年です。うれしいことに、古本屋さんで小野かおるさんの挿絵の『セロ弾きのゴーシュ』を見つけました。表紙もすてきです。(2月27日10時から七郷市民センターで、チェロの演奏付きで『セロ弾きのゴーシュ』を朗読します。)
   寄贈本 ありがとうございます。
①『百まいのドレス』 エレーナ・エスティス/ルイス・スロボドキン 石井桃子訳 岩波書店 2006
 實井美知江さんからいただきました。石井桃子さんが99歳の時に、50年ぶりに全面的に改訳した本です。丁寧に子どもたちに手渡したい1冊。
②『クリスマス・イブはおおさわぎ』 エリナ・ヴァルスタ 五十嵐淳訳 
  株式会社ワールドライブラリー 2015
 一般社団法人 荒井タウンマネジメントからいただきました。フィンランドの絵本。子どもたちにプレゼントを届けるまでのサンタさんの大変な一日を描いた絵本。
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あやとり検定を始めます! 1月から3月まで

2016-01-13 16:43:27 | 文庫のページ
 今年もあやとり検定の季節がやってきました。大いにあやとりを楽しみましょう。
 6級から1級まで、30の技に取り組みます。去年覚えたあやとりも忘れてしまっている人もいるかもしれませんね。でもご心配なく。一度覚えたものはすぐに戻ってきます。それを何度も繰り返すことでやっと手が覚えてくれます。
 お母さんたちも、お子さんと一緒にあやとりを楽しんでみませんか。

6級 さかずき(→ものさし)・うでぬき・もちつきぺったん・蚊(か)
5級 ほうき(→はさみ)・やさしいゴム・ゆびぬき①②・いとひけぶんぶん
4級 あさがお(→とんぼ)・花かご・かみしばい・四段ばしご・(→ふじさん)・カニ(→女の子)
3級 ゆびぬき③・ひもうつし・くびきり・山の上のおつきさん・菊の花(花びら8枚)
2級 五段ばしご・六段ばしご・ちょう・てっきょう(→ヨーヨー)(→占い)・菊の花(花びら11枚)
1級 ゆびぬき④・はたおり・あみ(→こと)・ひとりあやとり・ひと山(→み山)
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1月2月の文庫の日 ’16

2016-01-13 16:00:30 | 文庫のページ
1月13日(水)
 3:30 おはなし「白い家の老人」 松尾
 4:00 カルタ・すごろく・坊主めくり
1月16日(土)
 3:30 おはなし「だめといわれてひっこむな」 松尾
 4:00 カルタ・すごろく・坊主めくり
1月20日(水)
 3:30 おはなし「まめたろう」 松尾
 4:00 あやとりであそぼう!
1月23日(土)
 3:30 おはなし「だんなもだんなも大だんなさま」 松尾
 4:00 あやとりであそぼう!
1月27日(水)
 3:30 おはなし「おししのくびはなぜあかい」 武田
 4:00 おりがみ(五色の鶴)
1月30日(土)
    新春特別おはなし会
2月3日(水)
 3:30 おはなし「だんだん飲み」 笹森
 4:00 あやとりであそぼう!
2月6日(土)
 3:30 おはなし「三びきのくま」 松尾
 4:00 あやとりであそぼう!
2月10日(水)
 3:30 おはなし「星の銀貨」 佐藤
 4:00 さくらもち
2月13日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです

新春特別おはなし会 1月30日(土)3:45
 今年最初の特別おはなし会です。新しい年の初めにたくさんのお話を楽しみます。子どもも大人もだれでも語ることができます。どうぞお話を語りに来てください。お待ちしています。語ってくださる方は申し込んでください。
 第1部は子どもの語り、第2部は大人の語りです。第2部では、日本の昔話「ももたろう」(武田)、イタリアの昔話「サルの宮殿」(目黒)、ロシアの昔話「テリョーシェチカ」(松尾)が語られます。どうぞお楽しみに。
クリスマス会を終えて  12月19日(土)
    参加者 子ども23人 中学生1人 大人14人
土曜日のクリスマス会はいつも参加者が少なくなるのですが、今年は小学生が18人(そのうち4年生が9人)も参加して、たくさんの人で楽しむことができました。第1部ではお話を3つ、第2部でも絵本を3冊読み、盛りだくさんの内容でした。
 第1部のキャンドルサービスでは、桜井さんと和子さんのリコーダーの演奏が加わりました。また絵本『ちいさなもみのき』の読み聞かせでも歌の場面でリコーダーの演奏が入って、物語がすてきに広がりました。
 1年間の「今月の詩」をみんなで朗読し、30年以上前の子どもたちが作った紙芝居「クリスマスのおくりもの」(五味太郎)を3年生の子たちが読み、カード「クリスマスの12にち」では12人の子ども達が参加し、スライド「ぐりとぐらのおきゃくさま」でも3年生の子たちが読み、楽しいクリスマス会になりました。
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あけましておめでとうございます

2016-01-08 12:22:36 | 文庫のページ
 今年も、週2回の文庫を続けていきます。文庫の部屋で、人や本とのすてきな出会いがたくさん生まれることを願っています。どうぞ今年も文庫で楽しい時間を過ごしてください。お友だちを誘って遊びに来てください。
 このたび、伊藤忠記念財団の平成27年度子ども文庫功労賞をいただけることになりました。3000回目を迎えた年に受賞し、うれしく思いました。この賞は1984年に制定され、永年にわたって文庫の運営に携わった人、文庫の普及に貢献した人を顕彰するもので、これまで受賞した方は68名(1回目の受賞は石井桃子さん)。長く文庫を続けてこれたのは、文庫を利用してくれたたくさんの子どもやお母さんたちのおかげです。ありがとうございます。これからも変わらず文庫を続けていきます。
 うれしいお知らせをもう一つ。12月5日、實井美知江さんが若林区荒井のご自宅で「荒井さくらんぼ文庫」を再開しました。毎週土曜日午前9時半から11時半まで。どうぞお出かけください。そして愛知県大府市に引っ越した藤本千佳子さんがやはりご自宅で5月11日から毎週水曜日「ひいらぎ山の子ども文庫」を始めます。まつお文庫につながる文庫がまたふたつ誕生し、うれしいです。
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今月の詩 ’16.1月

2016-01-08 12:04:00 | 文庫のページ
 ぽいぽい・たいそう
       こいぬけんきち

めのたまねむいぞ とろんとろん
あくびがでるぞ ぷかんぷかん
こんなときには たいそうだ
ねむさポイする ねむ・ぽいたいそう

「おいっちに・はいはい
 さんし・ほいほい
 ごーろく・ふっふっ
 ななはち・ひっひっ」
しっぽのさきまで めがさめた

いきがしろいぜ はっはっは
はながつめたい つんつんつん
こんなときには たいそうだ
さむさポイする さむ・ぽいたいそう

「おいっちに・はいはい
 さんし・ほいほい
 ごーろく・ふっふっ
 ななはち・ひっひっ」
しっぽのさきまで あったかい

なきべそかいたら べそ・ぽいたいそう
こわいときには こわ・ぽいたいそう
なんでもよくきく ぽいぽい・たいそう

「おいっちに・はいはい
 さんし・ほいほい
 ごーろく・ふっふっ
 ななはち・ひっひっ」
しっぽのさきまで つよくなる
 (『のはらうたⅡ』
      工藤直子 童話屋)

 雪も降らず、今年は暖かいお正月でした。でもこれからは寒くなるはず。そんな時は、こいぬけんきちくんの「ぽいぽい・たいそう」で寒さポイしましょう。元気の出てくる楽しい詩です。声に出して楽しんでください。
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