まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

レンゲの会・あそびの学校・そしてお知らせ 8月

2014-08-24 16:31:06 | 文庫のページ
レンゲの会
         月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
8月25日(月)10:00~13:00
  『まぼろしの白馬』(1946) エリザベス・グージ 
                石井桃子訳 岩波少年文庫(1997)を取りあげます。
  次回は9月29日(月) 大人向けおはなし会
    レンゲの会に参加していない方でも、どうぞ語りに来てください。聞きに来てください。
    お待ちしています。

あそびの学校 
 <大人向けの講座> 年8回の講座です。参加費200円。
9月20日(土)10:30~12:30 キラキラ万華鏡を作ります。
今年度は毎回、昔のあそびを取りあげます。9月はケン玉です。
毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をしています。
次回は10月18日(土) ぱたぱたびょうぶを作ります。昔のあそびはあやとりです。

その他のお知らせ  
◎みやぎ親子読書をすすめる会講演会
 講師 筒井頼子さん 「自作への思い パートⅡ』
 9月23日(火)13:30 会場:エルソーラ仙台28階大研修室 参加費800円
◎仙台手をつなぐ文庫の会40周年記念 菅 英三子コンサート
 9月30日(火)13:30 会場:日本基督教団仙台北教会 無料
◎仙台市図書館主催 たかどのほうこ氏講演会
   「子どもの本と私 ~児童文学の魅力~ 」

 10月19日(日)14:00 会場:のびすくいずみ中央4階ホール *無料(要申し込み)
   ○○○文庫にチラシがあります。詳しくはそれをご覧ください。
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新しく買った本 8月

2014-08-24 14:54:58 | 文庫のページ
①『はしれディーゼルきかんしゃ デーデ』 すとうあさえ/鈴木まもる 童心社
 東日本大震災の時に活躍したディーゼル機関車の話です。震災後、以前磐越西線を走っていたデーデは、仲間のディーゼル機関車と、新潟から福島県の郡山まで、燃料タンク10両をはこびます。タンクローリー30台分です。電気が復活するまで毎日運び続けたディーゼル機関車と人々の物語です。雪降る真夜中、燃料タンクを引っ張って走るデーデの姿を、鈴木まもるさんが感動的に描いています。
②『ほしをもったひめ』セルビアのむかしばなし 八百板洋子/小沢さかえ 福音館書店
 美しいカリーナ姫と貧しい仕立てやの若者の物語。姫がどこに星を持っているか、あてたものには姫と国の半分を譲るという王さまの言葉に、王子や若者が挑戦しますが、誰もあてることができません。ある日、やってきた仕立てやの若者は姫のためにすてきな花嫁衣装を作るのですが、その時姫の持っている星を見つけてしまいます。
 どのページも絵がとても美しいです。特に仕立て屋の作った花嫁衣装の美しいこと!
③『犬になった王子』チベットの民話 君島久子/後藤仁 岩波書店
 何千年も昔、食べ物と言えばヤクや羊の肉しかなかったチベットのプラ国に、穀物の種を持ち帰ったアチョ王子の物語です。タネを探して困難な旅をつづけ、蛇王に犬の姿に変えられてしまうアチョ王子ですが、ゴマンという娘の愛によって人間の姿に戻ることができます。
 ロール地方からプラ国までの広い土地で大麦が取れるようになったという、穀物の起源を語る壮大な物語です。1964年出版の『白いりゅう 黒いりゅう』(岩波書店)に入っているお話ですが、後藤仁さんの素晴らしい絵で絵本になりました。君島さんの訳も新しくなりました。
④『小さな南の島のくらしたくさんにふしぎ8月号 崎山克彦/西村繁男 福音館書店
 周りをサンゴ礁に囲まれたフィリピンの小さな島、カオハガン島の話。島民はわずか300人。島の美しさに魅了された著者の崎山さんは、56歳のときからこの島に住み、20数年になります。豊かな自然の中で自給自足と物々交換で生活する人々の、豊かでゆっくりと流れていく時間が心に残ります。
⑤『おはようスーちゃん』 ジョーン・G・ロビンソン作絵 中川李枝子訳 アリス館
 両親の温かいまなざしの中で、元気にのびのびと暮らすスーちゃんの物語。小さなスーちゃんをきちんと対等に扱う大人たちもとても魅力的です。9つのお話が入っています。どのお話もユーモアにあふれ、温かく、生きる喜びにあふれています。挿絵も作者自身が描いています。低学年の人におすすめです。映画化されて話題になっている『思い出のマーニー』もこの作者の作品です。
⑥『テディ・ロビンソンのたんじょうび』
⑦『ゆうかんなテディ・ロビンソン』
⑧『テディ・ロビンソンとサンタクロース』
 ジョーン・G・ロビンソン作絵 小宮由訳 岩波書店
 テディ・ロビンソンはデボラのぬいぐるみのくまです。人形ですから、自分で動くことはできません。でもデボラとはおしゃべりができます。どんなに不運な目にあっても落胆せず、デボラを信じ、ポジティブに考えるテディ・ロビンソンの楽しいお話です。この3冊と比べると装丁が地味ですが、30年以上前に福音館書店からもテディ・ロビンソンの物語が2冊、出版になっています。こちらもおすすめです。
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寄贈本 8月

2014-08-24 14:24:47 | 文庫のページ
寄贈本
*ありがとうございます!
①筒井頼子さんから新刊の絵本をいただきました。
『そうちゃんはおこってるんだもん』 筒井頼子/渡辺洋二 福音館書店
 妹のなっちゃんとばかり楽しそうに遊ぶお父さんに腹を立てた、そうちゃんの心の中の変化をていねいに描いた絵本です。
②徐 リリさんからいただきました。
『大天狗先生のマル秘妖怪学入門』 富安陽子 少年写真新聞社
 妖怪の歴史や五大妖怪など、個性豊かな妖怪についても興味深く知ることができます。
③内田麟太郎さんから新刊の絵本を2冊いただきました。
『しょうてんがいはふしぎどおり』 内田麟太郎/村田エミコ 佼成出版社
 おばあちゃんと出かけるといつもの商店街なのに不思議がいっぱいです。版画で描かれる商店街がとても楽しめます。
『おばけのきもだめし』 内田麟太郎/山本孝 岩崎書店
 おばけがおばけを怖がる愉快な話です。
④汐順子さんからいただきました。
『はじめての北欧神話』 菱木晃子 徳間書店
 世界の始まりの物語など、巨人や神が登場する壮大な物語にわくわくさせられます。
⑤広野多珂子さんから新刊の絵本をいただきました。
『ねぼすけスーザときいろいリボン』 広野多珂子 福音館書店(こどものとも9月号)
 スーザの物語の7冊目。シリーズ最終巻です。文庫では15冊取り寄せてありますので、ほしい方は申し込んでください。
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8月と9月の文庫の日

2014-08-24 14:05:39 | 文庫のページ
8月27日(水)
 3:30 おはなし 「だんなもだんな大だんなさま」 松尾
 4:00 おりがみ(ワイシャツ)
8月30日(土)
 3:30 おはなし 「おんちょろちょろ」 松尾
 4:00 おりがみ(くす玉)
9月3日(水)
 3:30 おはなし 「みょうが宿」 笹森
 4:00 紙テープのミニごま
9月6日(土)
 3:30 おはなし 「りこうなおきさき」 松尾
 4:00 こけし人形
9月10日(水)
 3:30 おはなし 「ふすぎなたいこ」 武田
 4:00 新聞紙のヨーヨー
9月13日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです
9月17日(水)
 3:30 おはなし 「アナンシと五」 目黒
 4:00 おりぞめ
9月20日(土)
 3:30 おはなし 「はなたれ小僧さま」 中村
 4:40 きなこあめ
9月24日(水)
 3:30 おはなし 「なら梨とり」 武田
 4:00 紙ひものかご

7月23日(水) 文庫恒例のすいかパーティーをしました!
 子どもたちはもう夏休みに入っていましたので、家族で出かけた人や、学校のプールと重なった人もいて、集まったのは2年生を中心に子どもが18人と大人が8人でした。今年も福井の冨田さんからすいかが届きました。とっても甘くて、おいしかったですね!
 冨田さん、ありがとうございます。
 冨田さんも、福井のあわら市で文庫をやっています。

子ども市の準備をしています!
子ども市は11月1日(土)です。
9月5日(金) 9月16日(火) 9月22日(月) 10月3日(金) 
  どの日も 10:30~14:30の間。
お時間のある方、1時間でも2時間でもかまいません。ご協力ください。
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今月の詩 8・9月

2014-08-24 13:31:25 | 文庫のページ
  へただけど    新川和江

 なんでも なんでも へただけど
 リンゴをむくのが じょうずな子
 すてきよ すてき すてきです
 この世の しあわせ きみのもの

 なんでも なんでも へただけど
 さかだちするのが とくいな子
 すてきよ すてき すてきです
 地球を どんと 持ちあげて

 なんでも なんでも へただけど
 おへんじ「はい」とあかるい子
 すてきよ すてき すてきです
 世界が 君を 呼んでいる
     (『いつもどこかで』大日本図書)

 もう夏休みが終わりますが、暑い夏はまだ続きそうですね。いい夏休みを過ごしましたか。秋は文庫でも楽しいことがいっぱいあります。お友だちをさそって遊びに来てください。
 さて 今月は新川さんの詩を楽しみます。誰にでも得意なこと、これだけは上手というものがきっとあるはずですね。「すてきよ すてき すてきです」――言った方も、言われた方も、とてもうれしくなる言葉ですね。

秋の行事いろいろ
         どうぞご参加ください。
レンゲの会企画 大人向けおはなし会 9月29日(月)10:00~13:00
[ 語られるお話 ]
○貧乏になれなかった男(日本の昔話)
○鳴いてはねるヒバリ(グリムの昔話)
○森のうそくいどり(松野正子作)
○きつね山の赤い花(安房直子作)
○犬になった王子(チベットの昔話) 他(予定)
 語ってくださる方は、9月10日までに、おはなしの題名をお知らせください。
文庫の37回目のお祝い会 10月1日(水)
 まつお文庫は1977年10月1日に始まりました。37年前のことです。こんなに長く文庫を続けることができてうれしいです。来年の秋には3000回目の文庫の日も迎えます。
 おもちを食べてお祝いしましょう! お家の方もどうぞおいでください。

11月1日(土)2:00 子ども市
 お母さんたちの手作りの小物や人形、おもちゃがたくさん並びます。これから本格的に準備を始めます。お楽しみに!
 第1部 店開き
 第2部 おはなし会
 第3部 手作り(工作)
 土曜日の午後です。どうぞ遊びに来てください。

秋の特別おはなし会 11月29日(土)3:45
 子どもも大人も、誰でもおはなしを覚えて語ることができます。夏の特別おはなし会では、年長の男の子が1人、2年生が3人、語ってくれました。これから準備をすれば、初めての人も語れます。子どもも大人もおはなしをおぼえて語り合いましょう!
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