まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

レンゲの会・あそびの学校・その他のお知らせ

2016-11-26 16:49:34 | 文庫のページ
     レンゲの会  11月28日(月)10:00~13:00
月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
 『雨ふり花さいた』末吉暁子(偕成社)を取りあげます。
 次回は2017年2月6日(月) 『ハイジ』ヨハンナ・シュピーリを取りあげます。
 矢川澄子訳 福音館書店1974 福音館文庫2003
 上田真而子訳 岩波少年文庫2003

あそびの学校 次回は2017年1月21日です
<大人向けの講座>年8回の講座です。参加費は200円
1月21日は牛乳パックで変わり絵ボックス12面を作ります。
  牛乳パック(1リットル)を2本準備してきてください。
  あやとりは「てっきょう→亀の子→ヨーヨー」です。

【お知らせ】
 ①北文社主催 宮城 絵本講座 12月3日(土)12:30~
  第1部 12:30~13:30 「月間絵本ができるまで」 福音館書店編集長 一戸盟子
  第2部 13:45~15:15 「こどものともと仙台から生まれた絵本たち」絵本作家筒井頼子
    会場 エルパーク仙台 6Fスタジオホール 受講料1000円
    申し込み 北文社 FAX 022-241-8229
 ②おはなしクローバー主催 動物画家 薮内正幸原画と講演会
  原画展 12/13~12/18 宮城県美術館県民ギャラリー2 入館料500円
  講演会 12月18日(日)東北大学100周年記念会館川内萩ホール2階会議室 各1500円
      10:30~12:30 薮内竜太氏 「好きこそものの上手なれ~動物画家薮内正幸」
      13:30~15:30 齋藤惇夫氏 「子どもの成長と物語」
    申し込み 伊藤022-255-0567
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寄贈本・新しく買った本 11月

2016-11-24 12:15:17 | 文庫のページ
寄贈本  ありがとうございます。
◆横浜の「よこはま布えほんぐるーぷ」(代表 松村治美さん)からいただきました。
『たのしいどうぶつえほん』 よこはま布えほんぐるーぷ発行 2016年8月制作
 楽しい仕掛けがいっぱいの布絵本です。アイディアが素晴らしいです。さるが綱渡りをしたり、きりんの首が長くなったり、あざらしがかくれんぼしたり…。どうぞ楽しんでください。どれだけの方々がどれだけの時間をかけて、一針一針、丁寧に縫いあげたか、ボランティアの皆さんの力に脱帽です。
◆阿久津りこちゃんのお家からいただきました。
『ユタとふしぎな仲間たち』 三浦哲郎 青い鳥文庫 2006
 東北地方の北の方の村で、伝説の座敷わらしに出会い、友達になった勇太の物語。東京からやってきた勇太は村の子どもたちとなかなか友達になれませんでしたが、座敷わらしに教えてもらったある情報のおかげでやっと村の子どもたちに認めてもらえるようになります。45年前の作品ですが、今読んでも楽しめます。3、4年生にお薦めです。

新しく買った本
①『ハリーとうたうおとなりさん』 ジーン・ジオン/マーガレット・B・グレアム
                    小宮 由訳 大日本図書 2015
 『どろんこハリー』でおなじみのハリーの愉快な物語。ハリーにはたった一人の苦手な人がいます。耳をふさぎたくなるくらい大きな声で歌うおとなりの奥さんです。その歌をやめてもらおうと、ハリーはいろいろ策を練るのですが、なかなかうまくいきません。でもやっとハリーの努力が実ります。
②『わたしたちのカメムシずかん』  鈴木梅花/はたこうしろう 
                    たくさんのふしぎ2016年11月号 福音館書店
 くさくて、「やっかいもの」のカメムシですが、日本には1100種以上いるといわれています。岩手県の葛巻という町では11月頃になると、たくさんのカメムシが冬を越すために屋内に入ってきます。校長先生の提案で子どもたちはカメムシについて調べ始めます。30種以上のカメムシが見つかり、調べたことをまとめて「カメムシずかん」を作成します。
 「やっかいもの」のカメムシが子どもたちの宝物になっていく過程が興味深いです。先生たちのかかわりも素晴らしいです。
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文庫からの報告 11月

2016-11-20 18:51:43 | 文庫のページ
子ども市を終えて  11月5日(土) 参加者64名
 子ども市は文庫を始めた翌年、文庫の1周年を記念して開いたのが最初でしたので、今年で39回目になりました。たくさんの方にお手伝いいただいて、今年も開くことができました。ありがとうございます。文庫に来る子どもが少なくなっているので、果たして子どもは来てくれるのか心配でしたが、子どもも大人もたくさんの方が来てくださって、ありがたく思いました。お手伝いの方だけでも20人近くいましたので、大人の参加者の方が子どもより多いくらいでした。
 2時、いよいよ店開きです。60種類の品物が並びました。すべて手作りです。食べ物のコーナーも毎年人気で、15種類ぐらいのおいしいものが並びました。
 第2部のおはなし会には36人の方が参加。和子さんのペープサート「学校こわい」はおもしろかったですね。久しぶりに『おおきなおおきなおいも』の巻紙話をしました。
 第3部の手作りは、牛乳パックの底で作るこま、おりがみで六角封筒と猫の封筒、からくり遊びが楽しめる「だれのお家」でした。5時近くまで楽しんでいただきました。
 売り上げは57,280円でした。大事に使わせていただきます。
 少し品物が残っています。当日参加できなかった方で、ほしいものがあったらおっしゃってください。
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お知らせ 11月

2016-11-20 18:04:51 | 文庫のページ
「こどものとも」の展示会 ―創刊号から100号まで- 12月17日(水)まで
 今、「こどものとも」の36号(1959年3月号)~70号(1962年1月号)までを展示しています。『三びきのこぶた』(山田三郎・絵)は1960年(50号)、『かさじぞう』(赤羽末吉・絵)は1961年(58号)に「こどものとも」で出たものです。どちらも出版されて50年以上になります。
 『三びきのやぎのがらがらどん』はマーシャ・ブラウンの絵で知られている絵本ですが、「こどものとも」では池田龍雄さんの絵で1959年(38号)にすでに出ています。他にも『やまなしもぎ』(42号)は佐藤忠良さんの絵で、『おだんごぱん』(47号)は井上洋介さんの絵で、『いぬとにわとり』(55号)は山中春雄さんの絵で、『七ひきのこやぎ』(62号)は山田三郎さんの絵で見ることができます。
 また同じ画家の絵本でも、小野かおるさんの『オンロックがやってくる』(63号)や赤羽末吉さんの『スーホの白い馬』は、ハードになる時に新たに絵を描き直しています。山本忠敬さんの『のろまなローラー』(54号)は「こどものとも」113号で縦版から横版に書き直しています。絵はもちろん、絵の向きも変わっています。文字も縦書きから横書きに変わっています。私たちの知っている『のろまなローラー』は113号のハード版です。比べてみると興味深いです。
 「こどものとも」は63号まで縦版で縦書きの絵本でしたが、『とらっくとらっくとらっく』(64号)から横版の横書きになります。現在はお話の内容によって縦版と横版が使われ、文字はすべて横書きになっています。
        11/26(土)~12/17(水)は71号~100号まで展示しています。
  クリスマス会は12月21日(水)14:30から
 クリスマス会終了後、本の貸し出しをします。15冊まで本が借りられます。2016年の文庫はこの日が最後になります。
 12月24日(土)~2017年1月7日(土)まで 文庫の冬休み 2017年は1月11日(水)から文庫を始めます。
 *クリスマス会のプレゼント作りをしています。時間のある方はご協力ください。
             12月5日(月)10:30~

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11月・12月の文庫の日 ’16年

2016-11-20 09:46:34 | 文庫のページ
11月23日(水)
 祝日のため文庫はお休みです
11月26日(土)
 秋の特別おはなし会(下記をご覧ください)
11月30日(水)
 3:30 おはなし「あるだんなさんとおかみさんの話」 松尾
 4:00 おりがみでクリスマスのリース①
12月3日(土)
 3:30 おはなし「妖精の丘が燃えている」 佐藤
 4:00 おりがみでクリスマスのリース②
12月7日(水)
 3:30 おはなし「ももたろう」 笹森
 4:00 おりがみでサンタクロース
12月10日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです

     秋の特別おはなし会  11月26日(土)
 たくさんのお話が語られます。どうぞ聞きに来てください。
 今回はこどもの語りが少なく、残念です。第1部で語ってくれる人はこれからでもかまいませんので、申し込んでください。
 第1部 子どもの語り 3:30~3:50
・「よかったなあ」まど・みちお  4年 まどか・かのん
・吉四六さんの天のぼり      3年 なでしこ
 第2部 大人の語り 3:50~4:50
・ガラスめだまと金のつののやぎ(ロシア) 佐藤
・なんでも見える鏡(ジプシー)      武田
・なまくらトック(ボルネオ)       東海林
・ゆうかんな靴直し(イタリア)      中村
・りこうなおきさき(ルーマニア)     松尾
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今月の詩 11月12月

2016-11-19 23:18:09 | 文庫のページ
  おちばのてがみ
 おちばせいいち
 
 はる…なつ…あき…の
 おもいでが
 おちばになって
 きれいな てがみのように
 いちまい ひらり
 もういちまい ひらり
 (そだててくれて ありがとう)と
 だいちに とどけられます

 そしてふゆ
 ちきゅうは
 かさなりあった おちばの
 おもいでの つまったてがみを よみ
 あたたかいセーターのようにきこんで
 ふかふかとねむります
       (『のはらうたⅤ』工藤直子 童話屋)

 寒くなってきました。もう落ち葉の季節ですね。
 今月は『のはらうた』から工藤直子さんの「おちばのてがみ」を選びました。落ち葉は大地に届けられる木々の感謝の手紙なのですね。そして地球は暖かい落ち葉に包まれて冬に向かう――壮大な自然の営みをすてきに歌い上げています。
  ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇
 『落ち葉』(福音館書店)という絵本があります。黒姫山の麓に住む平山和子さんの絵本です。落ち葉がたくさん描かれています。色も形もさまざまな葉っぱ、葉脈まで細かく丁寧に描かれた葉っぱ、写真そっくりに描かれながら、あたたかさを感じる絵です。
 葉っぱと語らいながら一筆一筆、丁寧に描いていく画家の姿が想像できます。時間がたてばどんどん色も形も変えていく落ち葉の、一瞬の美しさをとどめようとする画家の気迫も感じます。ある日、雑木林を歩いていて、一枚の美しい落ち葉に出会ったのがきっかけで、平山さんは落ち葉に関心を持ち、落ち葉を描くようになります。
 工藤さんの詩を読みながら、どうぞこの絵本も手に取ってみてください。すてきな落ち葉に出会えます。
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