久しぶりの革仕事の紹介です。
広島のお店からお取り寄せした革の端切れパック、
バッグを作ったお客様の作品が紹介されていたので、
てっきり大き目の端切れが入っていると思って注文したら、
面白い感じのものはあるものの、まさに「端切れ」ばかり…。
ほとんどタグにしか使えない感じでした。
その中で大き目の黒の革で何か作ろうと思ったのですが、
古いものなのかかなりダメージがありました。
でも、この古さがもしかしたら「味」のなるかもしれないと思って、
ファスナー付きのポーチにしました。
いつものアップリケシリーズよりも一回り大き目です。
ファスナー付きは実際に使ってみて、凄く使いやすいので
私の定番にしていくつもり。
さあ、どうやってダメージを隠そうか?
綺麗な緑色の革が入っていたので、
それを中央に貼って、
バラの飾り文字の判子をアクセントに押していたら、
あらー大変、インクが革についちゃった。
またごそごそ端切れを取り出し、
ベージュの革を三角に切って、
ひとつだと違和感ありありなので、
インクを隠しつつアトランダムに置いてみたら、これがなかなか面白い。
黒だからこそこんなのが引き立つのね。
最初の考えとは全く異なるポーチが出来ましたが、
「さあ困った」から何かを考える作業を楽しめた作品でした。
裏は英字新聞風の黒白の生地で…。
あ、針目の粗いのは見逃してね。
ダメージがひどすぎるのでこれは誰にもあげられないと思ったら、
つい雑になっちゃいました。
今回のもうひとつの工夫はファスナーのフリンジ(っていうのかしら?)。
いつもはひも状にして簡単に結んでいるのですが、
これがほどけやすいし、
革ってボリュームがあるので、結び目がゴツイ。
何とかしたいなーと思って、三角つながりでこんな感じにしてみました。
どうでしょう?
開け閉めしやすいし、自分では気に入っているのですが。