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マリンバ奏者、関澤真由美の公式ブログです。https://mayumisekizawa.sub.jp/

楽譜が入荷しました!

2021年11月19日 | マリンバ

私がアメリカのバコビッチ音楽出版社から出版している「3つの歌」「願い」「マリンビーツ!」が入荷しました。

「3つの歌」には私の編曲作品である「春の恋」「闘牛」「マイ・フェイバリット・シングス」が入っています。

それにしても。

送料96.15ドルって(泣)USPSはなぜにこんなに値上がりしたのか。前回の取引からすっかり浦島太郎状態だったので、送料の値上がり幅におののいております。追跡サービスありの航空便の中では一番安いプライオリティーメールで送ってもらったのに、送料が高すぎて、泣けてきます。

そして、私の楽譜もいつのまにか値上がりしている。今まさにアメリカの物価上昇を身近に感じています(泣)

数に限りがある上に、またしばらく入荷予定はないので、ご購入をご検討下さる有難いお客様がいらっしゃいましたら、お早めにご注文下さいますようお願い致します。

私が編曲・作曲した楽譜、それぞれの作品のCDなどの作品詳細のページはこちらです。

http://mayumisekizawa.sub.jp/sub3.html

ご注文は下記のリンクからお願い致します。

http://mayumisekizawa.sub.jp/sub8.html


クロマトグラフ

2021年07月22日 | マリンバ
先日、私がマンハッタン音楽院打楽器サミットの為に演奏した作品を、YouTube用に編集してアップしました!
 
「ソロマリンバの為のクロマトグラフ ーシュヴァンクマイエルに寄せてー」はチェコの民話を題材に作られたダーク·ホラー映画「オテサーネク」(脚本/監督:ヤン・シュヴァンクマイエル)からインスピレーションを受け、三浦寛也さんによって作曲された作品です。
 
このブログでは、前にもオテサーネクについてふれていますが、映画「オテサーネク」では、子供のいない夫婦が、拾ってきた木の切り株に"オテサーネク"という名前をつけて可愛がっていると、オテサーネクはやがて動きだし、育ての親である夫婦を食べ、飼い猫を食べ、あらゆるものを食べ尽くしていきます。
オテサーネクはコマ録りによって撮影されていて、何とも言えないガチャガチャとしたグロテスクな気持ち悪さで動きます。ストップモーション・アニメって独特の動きがありますよね。
 
ホラー独特の不気味さと、オテサーネクの不自然な動きを意識して演奏しました。
8分もあります。お時間のある時にお楽しみください。

Chromatograph for solo marimba


演奏時間

2021年06月07日 | マリンバ

昨日お知らせした、MSM 打楽器サミットでの私の演奏時間に誤りがありました。申し訳ありません。早速訂正致しました。

正しくはアメリカ東部時間で、15日午後6時頃からコンサートが始まります。

日本時間は16日の午前7時からです。

朝7時か。早いな~。朝から内容の濃いコンサート&ディスカッションモードに入れるんだろうか…。しかも英語で。いろんな意味で緊張しますね(笑)

こちらは、先日1日のレッスンをすべて終えた後に撮影した夕焼けです。

空がピンクに染まっていました。


MSMバーチャル打楽器サミット

2021年06月06日 | マリンバ

この度、ニューヨークのマンハッタン音楽院が主催するバーチャル打楽器サミットに出演させて頂くことになりました。

2021年7月12日(月)から16日(金)の5日間にわたって行われる打楽器サミット。世界中から34 人のアーティストが集まり、コンサート、講義、ディスカッションなど行われます。バーチャルなので、日本からでも参加できます。夜更かしと、早起きは必須ですが(笑)

アーティストには、ニューヨークフィル首席打楽器奏者のクリストファー・ラム氏をはじめ、メトロポリタン歌劇場元首席ティンパニストのダンカン・パットン氏、ソロ打楽器奏者のスティーヴン・シック氏、マリンバ奏者のシーイー・ウー氏、ジャズビブラフォン奏者のステフォン・ハリス氏などなど、オーケストラや、ブロードウェイの打楽器奏者、ソロプレーヤー達が勢ぞろいします。アーティストの詳細は下記をご覧下さい。

https://www.msmnyc.edu/programs/percussion/2021-percussion-summit/artist-bios/

私は7月15日に出演させて頂きます。演奏予定時間はアメリカ東部夏時間で18時頃になります。日本時間で言うと、16日の朝7時。私も早起きしてスタンバイしなくては。

参加の締め切りは2021年6月18日(金)先着順になります。5日間すべて参加、1日だけ参加など、選べるようです。

スケジュールやアーティスト情報、参加申し込み等、詳しい内容は、こちらをご覧下さい。

https://www.msmnyc.edu/programs/percussion/2021-percussion-summit/

皆様、ぜひご参加ください。


願い

2021年03月04日 | マリンバ

あっという間に3月。お陰様で元気にやっています。

今月は、コンクールや、学校での発表などで教室の生徒さんの録画を撮ることが多いです。

先日もレッスンで撮影があったのですが、その合間に、自分の演奏を撮ってみました。

私の作曲した「願い」という曲です。

この作品は出版もされています。下にリンクが張ってありますので、弾いてみたい!と思ってくださった方、リンク先でぜひともご購入下さいませ。

3月は卒業の季節。私の娘も小学校卒業です。さみしい気持ちと、新生活に向けてワクワクする気持ちが、交差する時期。

まずは健康に、これからも楽しく、充実した日々が送れますように。

コロナが一日も早く収束しますように。

たくさんの願いを込めて。

 

関澤真由美作曲 願い I hope...for solo marimba

関澤真由美作曲:ソロマリンバの為の「願い」

マリンバ演奏:関澤真由美

楽譜のご注文はこちら。

Steve Weiss Music  I Hope... for solo marimba by Mayumi Sekizawa | Marimba Solo | Mallet Instrument | Steve Weiss Music

sheet music plus  I Hope. . . By Mayumi Sekizawa - Sheet Music For Solo Marimba - Buy Print Music B2.0851 | Sheet Music Plus


コラボ動画

2020年12月23日 | マリンバ

先日、ブログでも書きましたが、シカゴ交響楽団のヴァディム・カピノスさんとのコラボ動画がやっと完成しました~。

実は、夏から編曲したり、撮影したりしていたのですが、お互いに時間のある時に作業していたので、なかなかタイミングが合わず、公開が冬になってしまいました。

私が、編曲したのはリムスキー=コルサコフの「熊蜂の飛行」。

2匹の熊蜂がぶんぶん飛び回っている様子をイメージして、マリンバデュオ用に作ってみました。

メロディーをお互いに受け渡すような感じで作ったのですが、これをリモートでやると、とても難しい。

リアルタイムで一緒に合わせれたら、どんなに簡単なことか、と痛感しました。

お互いの速さに”うねり”があるので、最終的に16分音符をメトロノームで聴いて、ぴったり合わせるというやり方で、落ち着きましたが、いや~、難しかった。

そんなわけで、出来上がったのがこちらの動画です。

 

Two Bumble Bees for Marimba Duo

 

いかがでしたでしょうか?

 

さてさて、明日はクリスマスイブ。我が家には小学生の娘がいるので、クリスマスは大事なイベントの一つです。

今年も家族で楽しいクリスマスイブを過ごしたいと思います。皆さんも素敵なクリスマスを!

 


寒い~。

2020年12月16日 | マリンバ

寒いです。底冷えして、ブルブルしてます。

私は、冬生まれですが、寒いの苦手です。本格的な冬が到来の今ですが、はやくも春が待ち遠しい。

そんなわけで、そんな祈りも込めて、「さくらさくら五景」の演奏をアップしました。

ベルギーのマリンバ奏者ルードヴィッヒ・アルベルトさんの作品。私のCDにも収録されています。

日本の「さくらさくら」のメロディーが5つの景色となって作品の中に表現されている繊細で美しい曲です。

Five Scenes on Sakura II by Ludwig Albert

夏に、シカゴ交響楽団の打楽器奏者、ヴァディム・カピノス氏とのDuoをご紹介しましたが、新しいプロジェクトが進んでいます。

今回は、超速い曲。

ヴァディムの演奏テクニックは、学生の頃から脱帽並みに凄かったので、ヴァディム在りきのテンポで編曲しました。

超速い曲をヴァーチャルでぴったり合わせるのが、こんなに難しいとは思っていませんでしたが、これも発見。

どんな風に仕上がるかお楽しみに!


モダンな世界

2020年11月26日 | マリンバ

本棚を整理していたら、この本がでてきました。

 

エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー(絵・文)の「オテサーネク」。チェコの民話です。

あらすじは、ざっと言えば、こんな感じです。

子供のいない夫婦が、どうしても子供を欲しくて、人間の赤ちゃんの形に似た切り株を拾ってきます。その切り株に、オテサーネクという名前を付けて、あたかも自分の本当の子供のように接していると、ある日その子が「かあさん、なにかたべたいよ。」としゃべりだします。最初は、母親が用意した食事を食べていたのですが、そのうち、育ての親である夫婦、外に出てからはたくさんの人間、動物などを食べてどんどん大きくなっていくという食人木のお話。

子供に読み聞かせる事は…できるのかな?日本の民話も海外の童話も案外残酷な内容が多いから、意外と大丈夫なのかな?

どうして、この絵本を持っているかというと、以前、オテサーネクに因んだマリンバソロ作品を演奏したからです。

絵本止まりだったらいいのですが、マリンバソロを弾くために重要な鍵を握っているのが、この民話をもとに作られたヤン・シュヴァンクマイエル脚本·監督の映画「オテサーネク 」です。

映画の中で、気持ち悪い木の赤ん坊が人間を食べていくシーンは、映像も音も、気持ち悪すぎて超ホラーです。

この映画から、インスピレーションを受けてソロマリンバの為に作曲されたのが、「クロマトグラフーシュヴァンクマイエルによせて-」です。作曲されたのは、アメリカを拠点に活躍する三浦寛也さん。なんと私の為に書いて下さいました。当時は、コロンビア大学の博士課程の学生さんでした。現在は、アメリカのベイツ大学で教鞭を取られています。

初演した時のタイトルは、「お腹をすかせたオテサーネク」でした。日本語訳は私が勝手にしたものですが、原語で言うと、"Otesánek is hungry"。

のちに改題されて、「クロマトグラフ」(Chromatograph-Hommage to Švankmajer- for solo marimba)になりました。

演奏にあたって、関係ある作品は表現する上で大きなヒントになるので、たとえスプラッタのホラー映画であろうと、私は頑張って観ます。

演奏する為にはイメージを膨らませることが大切なので、練習していた当時は、これらの作品を鑑賞してから、自分なりのイメージを絵に表わしてみたりしてました。下手ですが、イメージが大事なので(笑)そこら辺にあったメモ帳に書いている辺りが、衝動的に描いた感じですね。

このイメージにプラスして、映画でオテサーネクが、ガチャガチャ、ガクガクと気落ち悪く動くその動き、作品に漂う緊迫感を意識して、演奏したのが、こちら。

暗譜した自分を、ひたすら褒めてやりたいです(笑)

Chromatograph -Hommage to Švankmajer- for solo marimba

超難しかったので、私の手の指からも何度も血が出ました。私の手の状態もホラーでした。作品に食べられた感じ(笑)

難解な現代曲と感じる方もいらっしゃるかも知れません。一般に現代曲には賛否両論あることも理解していますが、今この現代を生きている才能ある若い作曲家の作品を、みがいてみがいて世に出すのは演奏家の使命でもあるし、こういった音の創造、表現の世界は、果てしなくてゾクゾクするし、その上、作曲家と対話しながら作品を作っていくなんて、とても贅沢な経験なので、30代の頃は、私も同世代の作曲家に委嘱して、たくさんの新作を演奏してました。

オテサーネクのイメージを感じながら、マリンバの木の鍵盤が食人木を表現した世界をお楽しみ下さい。理解では無く、ただ感じるのが、楽しむコツかと思います。

さて、オテサーネクは、最後、どうなったのでしょう?

民話では、最後にクワでたたき割られて、食べられた全員、無事にお腹から出てきますが、映画ではそうはいきません。

興味のある方は、覚悟して映画をご覧下さい。


コンサート無事終了しました

2020年10月31日 | マリンバ

昨日行われましたマリンバコンサート、無事終了いたしました。木曽楢川小学校の皆さんの音楽会にゲストとして呼んで頂きました。

お聴き下さった皆様、この日の為に計画して下さり、当日もお手伝い下さった先生方、本当にありがとうございました。

第1部は小学校と保育園の年長さんによる発表。素晴らしい演奏を披露されました。

皆さん、息が合っていて、この日まで一生懸命練習してきた頑張りが伝わってきて、聴いてて思わず涙が出そうでした。

第2部は、今年は、コロナの関係で歌が歌えないという生徒さんたちの為に、マリンバで応援をさせて頂きました。

6本マレットで演奏した「紅蓮華」が思いの外、皆さんに喜んでいただけたようで嬉しかったです。さすが大ヒット作品。

素敵なお花も頂きました。ありがとうございました。

最後に6年生の生徒さんが代表で感想を言ってくれたのですが、「宇宙へ連れて行ってくれる音色、響き」「マレットを広く持っているのに、一瞬のように幅を狭くして技みたいですごい。」という言葉に、感心しました。

「宇宙へ連れて行ってくれる音色」とは「ジュピター」を柔らかいマレットで弾いた時の音色の事をその様に感じてくれたのだろうし、マレットさばきもよく見ていてくれて、感受性の豊かさに感動。素晴らしいです。

実は、コロナの事があって、生でのコンサートがすべてなくなって以来の久しぶりの生演奏でした。その第1回目がこの木曽楢川小学校の皆さんに聴いて頂いたマリンバコンサートでよかったな、と心から思いました。

たくさんの温かい拍手、音楽に合わせて体を動かして楽しんでくださった事、嬉しかったです。

本当にありがとうございました。また、皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。


Passion

2020年09月29日 | マリンバ

過ごしやすい季節となってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

先日、発売された楽譜「リバイバル」ですが、私の手元にある在庫はお陰様で売り切れとなりました。

初版の楽譜、お買い求め下さった皆様、本当にありがとうございました。

在庫は、コマキ楽器(ジャパン・パーカッション・センター)にございますので、お急ぎの皆様は、楽器店にてお買い求めくださいませ。

自分の為に書いた作品を、どなたかが、どこかで演奏して下さるなんて想像もしていませんでしたが、私の作品が、どんどん様々な表現で育ってくれたら、こんなうれしいことはありません。

初版本は大切な記念となるので、自分の分を残しておくつもりだったのですが、すっかり無くなってしまったので、初版本があるうちにまた取り寄せたいと思っています。

さて、久々に動画をアップしました。

私の作品「パッション」の初演です。

初演なので速い!いまは、もう少しゆっくり弾いてます。作品は演奏と共に育っていきます。

まずは、初演バージョンをお楽しみ下さい。

 

Passion for marimba solo  パッション 作曲:関澤真由美