■□■Mayumi Sekizawa Official Blog■□■

マリンバ奏者、関澤真由美の公式ブログです。https://mayumisekizawa.sub.jp/

暑い・・・

2010年08月23日 | 日々のこと
お盆を過ぎたら、日本は涼しくなるのではなかったでしたっけ?
それなのに、この暑さ。

我が娘は肌が敏感で、すぐに紫外線被れができるので、この炎天下の中を外で遊ぶのは控えている毎日ですが、なにしろ元気いっぱいで遊びたい盛りなので、先日は娘を連れて市の子育て支援センターへ。実はやっと支援センターデビューです。

きっとクーラーも効いているだろうし、滑り台とかボールのプールとかで、思い切り遊んでもらうぞ~、それに他の子供達もいるだろうし一緒に戯れてもらうぞ~などと楽しみに行きましたが、なんとエアコンなしでがっくり。どこの部屋に行っても汗が噴き出す噴き出す!
あまりの暑さで、親子連れも4組くらいで、またまたがっくり。みんな水浴びしてました。たくさんの子供たちの中で遊ばせてあげたいんだけどな~。

ちなみに娘はというと、場所見知りをしてがっちり固まっているので(笑)、ちょっと遊ばせてすぐに帰宅しました。

こんな暑さ、ないですよね。
皆さまも御自愛ください。

変化

2010年08月21日 | 日々のこと
今日は、私のところにマリンバを習いに通っていた生徒たちが、夏休みを利用して姉妹で遊びに来てくれました。
こうして、時々顔を見せてくれて近況を聞かせてもらうのは、嬉しいことですね。

二人ともがんばりやさんで、お姉さんの方は東京の音楽高校でマリンバを専門的に頑張っている最中。妹さんは小学6年生。

二人ともとてもかわいいです。

自分が親になって、彼女たち生徒を見る目も変化が出てきたような気がします。
以前は、マリンバや打楽器の先生としてのみ、生徒たちを見つめ指導してきたものでしたが、今は、そういったことを抜きで、いろいろな話をしてくれる生徒を見ていると、かわいいなぁと思いながら見つめてしまいます。そういった変化が自分でもびっくりです。

もちろん、彼女たちが本当にいい子で、可愛らしいからかもしれませんけどね。
先生として幸せですね。

Justice

2010年08月17日 | 日々のこと
先日、ハーバード大学の「Justice(正義)」という講義の公開番組をちらっと見ました。面白いですよね。

私はコロンビア大学の英会話学校に行っていたのですが、そこでも、よくそういったエッセイを書かされ、ディベートを行う練習をする授業を受けていました。
でも、なにせ英会話学校ですから、自分の言いたいことの半分も言えないで、そちらのほうが歯がゆかったのを覚えています(笑)。

そして、「あれ?こういう究極の選択って日本でも経験あるぞ・・・」と考え、ふと高校受験を思い出しました。

私が受けた高校のひとつに、国語、英語、数学の中から一つ選択すればよい学校がありました。私は国語を選択。

その内容はたしか要約するとこうでした。

あなたは、パンを盗む女性を目撃してしまいます。盗んだパンは、たったひとつ。その女性は、パンを買うお金がなくて、そのパンも自分の子供のお腹を満たしてあげるために盗んだというのです。女性は、女手ひとつで子供を育てており、自分がいなければ子供達はどうにかなってしまう、と言います。さて、あなたは警察にその女性を連れていくか、もしくは、法を犯してでもその女性を見逃してあげるか、どうするか選んでエッセイを書きなさい。そしてなぜそれを選んだのか理由も述べなさい。

そして、エッセイを書いた後、それに対する面接があり、5、6人の試験官から、けっこう苦しいところまで追求されるのです。
「あなたは、なぜこの学校に入りたいのですか?」という面接ではないのですよ。面白いでしょ。

中学生だった私は、見逃す、を選び、その理由を書きました。
さて、面接では、「その女性はもしかして、嘘をついているかもしれない。あたなは信じるのか?」とか、「法に反して、見逃すことで、あなたは後で罰せられるかもしれないが、それでもいいのか?」などと聞かれたのを覚えています。あとはたしか、「もしあなたが警察官の立場で、その現場を発見したら、捕まえるか、捕まえないか?」とも聞かれたような気がします。

あまり詳しいことは覚えていませんが、私は、「それでも見逃す」といったような気がします。たったパンひとつで、子供から母親を引き離せないと子供心に思ったのでしょうか?はたまた、一度決めた自分の選択を、少しつつかれたからといって、直ぐに変えることはできないとでも思ったのでしょうか?何しろ高校受験なんてずいぶん昔のことで、覚えていること自体が珍しいので、詳しい内容をお教えできずに残念ですが。

さて、先日同じ問題をオットに出してみました。オットは、中学生の自分なら分からないが、今の自分なら、もし警察官でなければ見逃す。警察官であれば、捕まえる。」でした。なぜ警察官であれば捕まえるのか?と聞いてみると、「自分が捕まえなければ、きっと誰かが捕まえるかもしれない。いち早く更生させて、子供のところに戻してあげるべきだ。」と言っていました。なるほど。

ちなみに、英語をえらんだら、英語で書かれた物語の続きを、英語で書いて終結させるというものでした。数学は・・・忘れた。今思えば、個性的で面白い試験だったな~。

「正義」は言うだけならいくらでもできますが、実際にその場になったらどうするか、が人間の真価が問われるところですね。

私も自分を磨いて真の正義を行える人間になりたいです。
しかし、「真の正義」とは何なのか?そこが問題ですけどね(笑)。
だから「Justice(正義)」の講義は面白いのです。よりベターな考えが見つかるかもしれないから。

やさしく読める作曲家の物語

2010年08月01日 | Weblog


高校、大学時代、私にピアノを教えてくださった栗原千種先生の書かれた本です。

モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、ドビュッシーの4人の作曲家による物語が、とてもわかりやすく書かれてあり、子育てと仕事にアップアップの私でも(笑)、あっという間に読んでしまいました。 挿絵もとてもかわいいです。 栗原先生は、とても品のある素敵な先生で、文脈からもその品の良さが伝わってきて、あぁ、この表現は先生らしいなぁ~と感じながら読みました。

この本から伝わってくることは、天才と呼ばれた人達でも人一倍の苦労と努力をして花を咲かせているのだということです。

実際にその花が本当に咲き、評価されるのは、その天才たちが生きている時ではなく、亡くなってからというのはいつの時代でも、どの分野でも変わりませんが、本当は生きているうちに評価されるのがいいですよね。天才たちの作るものは、先取りしすぎていて、その時代の世の中がついていけないのでしょうね。

栗原先生は、音大へいこう!というサイトで千種せんせいの音大のススメというコラムも書いていらっしゃいます。
ご興味のある方は、是非!