2008年もあっという間に終わろうとしています。
今年も一年応援してくださった皆様、本当に有難うございました。
今年は私にとって、「奇跡」の年でした。1月にお腹に赤ちゃんがいることが分かり、そこから始まった摩訶不思議な世界。今から考えれば「つわり」も不思議な感覚だったな~。食べ物や匂いや目に映るもの全てを体が拒否してました。今はもうほとんど思い出せませんが(笑)
お腹に預かっている命を守りたいと願って、「どうかこの子が元気に丈夫に生まれてきますように。この子の命を守ってくれるのなら何だってします」と普段はあんまりお願いしない神様仏様に毎日お祈りしていたっけ。
母の感情がお腹の子供に伝わると分かったのは4ヶ月くらいになってから。不安な気持ちが伝わったらいけないと思って、お釈迦様のように穏やかな気持ちで生活するんだとオットに宣言したこともありました(笑)以後、おおらかな気持ちでいることを「お釈迦化する」という新たな言葉も生まれました(我が家だけ)
そういえば、ぽこぽこと動くお腹を撫でては、話しかけたりもしてたな~。
出産がせまった9月も、「どうか無事に生まれてきてくれますように」と更に願ってばかりいました。そしてついにやってきた陣痛の時。あの何とも言えない痛み・・・言葉ではどうにも表現しきれません。激痛を乗り越えて我が子をこの胸に抱いた時は、感動の一言だけでは足らないくらい、今まで生きてきた中で最高の瞬間でした。
今改めて思うのは、妊娠も出産も決して簡単にできるものではなく、この腕の中にいる小さな命は本当に尊い「奇跡」なのだと心から思います。
丁度私が妊娠5ヶ月になった時に、書きかけたブログがあり、投稿せず仕舞いだったのですが、こんな気持ちでいたんだと言うことを忘れないためにも記念に載せておこうと思います。私も演奏家である前に母であろうと必死、そして不安だったんだな~としみじみ思います。でも、妊娠&出産を経験して、たくさんのことを学びました。目からうろこがポロポロ落ちてます(今でも)書きかけのブログは、あまりうまく表現できていませんが、命の重さや尊さを本当の意味で心に刻んだ、そんな私の気持ちが綴ってあります。
お陰様で我が娘は無事元気に生まれてきてくれました。それだけで本当に感謝。「生まれてきてくれて有難う」と心から言いたいです。今年は本当に良い年でした。
来年も皆様にとって平和で幸福に満ちた年でありますように。
私もマリンバ奏者として、そして母として、より成長できる年にしたいと思っています。
2009年もどうぞ宜しくお願い致します。
関澤真由美
「改めて思うこと」
赤ちゃんを授かっていろいろ感じることがあります。
結婚前は、妊娠すれば出産できると思っていました。でも、それは大きな間違え。
もちろん、何事も問題なく10ヶ月を過ごし、しかも思いっきり安産だった方もいらっしゃいます。でも、10ヶ月間点滴を受け、絶対安静で出産までこぎつけたという方もいます。
とにかく、10ヶ月の間にいろんなことが起こる!その症状も人それぞれなのです。
欲しいな~と思った時に妊娠、そして無事出産♪というような計画通りには決していかないのです。
それに実際妊娠しても、妊娠が継続せずに悲しい結果となってしまう確立も多いという現実もあります。
だから、妊婦さんはいろいろな不安を抱えながらも「お腹の中の子供が今日も元気でありますように、そして無事生まれてきてくれますように」と祈るような気持ちで一日一日を過ごすのです。
しかも、35歳を超えると「高齢出産」と呼ぶようで、出産に関するリスクも高くなると言われています。かくいう私もしっかり高齢出産組。しかも初産。ですから、その祈りも切実です。今は、医療も高度となり、高齢出産でも多くの方が無事出産されています。でもそれは結果論であって、妊婦さんの不安は変わりません。
私も、気力も精神力も、そして見た目も(!)若くありたい。しかし悲しいけど体は年齢と共に確実に年を取っていくのです。認めたくはありませんが(笑)
でも、あんまり不安に思ってストレスをためても赤ちゃんによくないから、大らかな気持ちで過ごさなきゃ、と自分に言い聞かせます。だから、お腹にいてくれることを心から感謝しながら「心配ないよ~大丈夫だよ~」と赤ちゃんに話しかけるのです。
でも、実際のところ不安は付いて離れないですけどね(笑)
また、妊娠すること自体も決して簡単ではないという現実もあります。
そう。赤ちゃんを望んでいる全ての人にとって、"赤ちゃんが無事に生まれる"と言うことはまさに奇跡的なことなのです。
だからこそ、今、大事にし過ぎて越したことはない、と私は思うのです。何かあってからでは遅いし、命より大切なものはない。
今回、妊娠後期にあたる演奏のお仕事をキャンセルさせて頂くにあたり、「大事にして下さい」と暖かい言葉をかけて下さった方も多かったですが、中には厳しいご意見も頂きました。もちろん妊娠は病気ではありません。でも、新しい命を誕生させるのに、お母さんは命がけなのです。
私一人の体ならばどんな無理でもできるけど、お腹の赤ちゃんは無理させることは絶対にできない、と強く思います。私もお母さんとして少しは成長できてきているのかな?
2008年4月25日のブログより
今年も一年応援してくださった皆様、本当に有難うございました。
今年は私にとって、「奇跡」の年でした。1月にお腹に赤ちゃんがいることが分かり、そこから始まった摩訶不思議な世界。今から考えれば「つわり」も不思議な感覚だったな~。食べ物や匂いや目に映るもの全てを体が拒否してました。今はもうほとんど思い出せませんが(笑)
お腹に預かっている命を守りたいと願って、「どうかこの子が元気に丈夫に生まれてきますように。この子の命を守ってくれるのなら何だってします」と普段はあんまりお願いしない神様仏様に毎日お祈りしていたっけ。
母の感情がお腹の子供に伝わると分かったのは4ヶ月くらいになってから。不安な気持ちが伝わったらいけないと思って、お釈迦様のように穏やかな気持ちで生活するんだとオットに宣言したこともありました(笑)以後、おおらかな気持ちでいることを「お釈迦化する」という新たな言葉も生まれました(我が家だけ)
そういえば、ぽこぽこと動くお腹を撫でては、話しかけたりもしてたな~。
出産がせまった9月も、「どうか無事に生まれてきてくれますように」と更に願ってばかりいました。そしてついにやってきた陣痛の時。あの何とも言えない痛み・・・言葉ではどうにも表現しきれません。激痛を乗り越えて我が子をこの胸に抱いた時は、感動の一言だけでは足らないくらい、今まで生きてきた中で最高の瞬間でした。
今改めて思うのは、妊娠も出産も決して簡単にできるものではなく、この腕の中にいる小さな命は本当に尊い「奇跡」なのだと心から思います。
丁度私が妊娠5ヶ月になった時に、書きかけたブログがあり、投稿せず仕舞いだったのですが、こんな気持ちでいたんだと言うことを忘れないためにも記念に載せておこうと思います。私も演奏家である前に母であろうと必死、そして不安だったんだな~としみじみ思います。でも、妊娠&出産を経験して、たくさんのことを学びました。目からうろこがポロポロ落ちてます(今でも)書きかけのブログは、あまりうまく表現できていませんが、命の重さや尊さを本当の意味で心に刻んだ、そんな私の気持ちが綴ってあります。
お陰様で我が娘は無事元気に生まれてきてくれました。それだけで本当に感謝。「生まれてきてくれて有難う」と心から言いたいです。今年は本当に良い年でした。
来年も皆様にとって平和で幸福に満ちた年でありますように。
私もマリンバ奏者として、そして母として、より成長できる年にしたいと思っています。
2009年もどうぞ宜しくお願い致します。
関澤真由美
「改めて思うこと」
赤ちゃんを授かっていろいろ感じることがあります。
結婚前は、妊娠すれば出産できると思っていました。でも、それは大きな間違え。
もちろん、何事も問題なく10ヶ月を過ごし、しかも思いっきり安産だった方もいらっしゃいます。でも、10ヶ月間点滴を受け、絶対安静で出産までこぎつけたという方もいます。
とにかく、10ヶ月の間にいろんなことが起こる!その症状も人それぞれなのです。
欲しいな~と思った時に妊娠、そして無事出産♪というような計画通りには決していかないのです。
それに実際妊娠しても、妊娠が継続せずに悲しい結果となってしまう確立も多いという現実もあります。
だから、妊婦さんはいろいろな不安を抱えながらも「お腹の中の子供が今日も元気でありますように、そして無事生まれてきてくれますように」と祈るような気持ちで一日一日を過ごすのです。
しかも、35歳を超えると「高齢出産」と呼ぶようで、出産に関するリスクも高くなると言われています。かくいう私もしっかり高齢出産組。しかも初産。ですから、その祈りも切実です。今は、医療も高度となり、高齢出産でも多くの方が無事出産されています。でもそれは結果論であって、妊婦さんの不安は変わりません。
私も、気力も精神力も、そして見た目も(!)若くありたい。しかし悲しいけど体は年齢と共に確実に年を取っていくのです。認めたくはありませんが(笑)
でも、あんまり不安に思ってストレスをためても赤ちゃんによくないから、大らかな気持ちで過ごさなきゃ、と自分に言い聞かせます。だから、お腹にいてくれることを心から感謝しながら「心配ないよ~大丈夫だよ~」と赤ちゃんに話しかけるのです。
でも、実際のところ不安は付いて離れないですけどね(笑)
また、妊娠すること自体も決して簡単ではないという現実もあります。
そう。赤ちゃんを望んでいる全ての人にとって、"赤ちゃんが無事に生まれる"と言うことはまさに奇跡的なことなのです。
だからこそ、今、大事にし過ぎて越したことはない、と私は思うのです。何かあってからでは遅いし、命より大切なものはない。
今回、妊娠後期にあたる演奏のお仕事をキャンセルさせて頂くにあたり、「大事にして下さい」と暖かい言葉をかけて下さった方も多かったですが、中には厳しいご意見も頂きました。もちろん妊娠は病気ではありません。でも、新しい命を誕生させるのに、お母さんは命がけなのです。
私一人の体ならばどんな無理でもできるけど、お腹の赤ちゃんは無理させることは絶対にできない、と強く思います。私もお母さんとして少しは成長できてきているのかな?
2008年4月25日のブログより