さて頭は次のことを考えなければならないのですが、未だ疲れが取れません。演奏会後のハードスケジュールがこたえたのか。はたまた、ただ単にそういう年になってきたってことか・・・いやいや。
関東甲信はもう梅雨に入ったようで、早いですね~。この不安定な天気で、体調を崩し気味。
さて、次回は私のソロのコンサートの中に本の朗読とのコラボレーションを挟んだコンサートです。
朗読される作品は、宮沢賢治作「注文の多い料理店」と斉藤隆介作「寒い母」。お話の始めと終わりに曲を演奏します。
選曲についてですが、「寒い母」のほうは迷うことなく決まりました。お話の中に独特な雰囲気が流れていて、その感じが自作の「月の子守唄」と一致、と言うか、同じ色をしているような気がしたからです。
「注文の多い料理店」は、イメージが多すぎてなかなか決まりませんでした。自分で作曲した作品の中に、イメージと合うものはないし、これから書くにしてもちょっと時間がなかったので、既存の作品から選ぶことにしたのですが、ものすごい現代曲を語りの冒頭に弾くか、もっと淡々としたものを弾いてお話の内容を逆に連想させないようにするか、などなかなかひらめきません。そこで、今回お話を読んで下さる、絵本美術館森のおうちの館長さんである酒井さんに相談したところ、滑稽な感じの行進曲っぽいものがいいのでは、とご助言を頂き決まったのが、田辺恒弥さん作曲の「仮面をつけて」より「登場!ファンファーレ、小さなマーチ」です。これがまた、難しい曲なのですよ。テクニックはもちろんですが、音や響きのまとめ方とかも難しい・・・この作品を演奏させて頂くのは、かれこれ10年ぶりくらいですが、新たな気持ちで頑張りたいと思います。
この作品の作曲者である田辺先生は、私が学生の時、論文指導をして下さり大変お世話になった先生です。先生の作品分析の授業はとても面白くて、学生時代、自分には受けることのできない声楽家の人たち向けの授業とかにも、こっそり潜り込んで受けていたくらいです。偉大な作曲家の作品をひも解いて、そこに隠されたメッセージというか、なんだか秘密の宝探しをしているかのような錯覚にとらわれる感じがととても面白かった。そういうことをわかって、演奏すると演奏も楽しいのですよ。
そんな先生の作品ですから、メッセージをこぼさずに演奏しなくてはと思います。
関東甲信はもう梅雨に入ったようで、早いですね~。この不安定な天気で、体調を崩し気味。
さて、次回は私のソロのコンサートの中に本の朗読とのコラボレーションを挟んだコンサートです。
朗読される作品は、宮沢賢治作「注文の多い料理店」と斉藤隆介作「寒い母」。お話の始めと終わりに曲を演奏します。
選曲についてですが、「寒い母」のほうは迷うことなく決まりました。お話の中に独特な雰囲気が流れていて、その感じが自作の「月の子守唄」と一致、と言うか、同じ色をしているような気がしたからです。
「注文の多い料理店」は、イメージが多すぎてなかなか決まりませんでした。自分で作曲した作品の中に、イメージと合うものはないし、これから書くにしてもちょっと時間がなかったので、既存の作品から選ぶことにしたのですが、ものすごい現代曲を語りの冒頭に弾くか、もっと淡々としたものを弾いてお話の内容を逆に連想させないようにするか、などなかなかひらめきません。そこで、今回お話を読んで下さる、絵本美術館森のおうちの館長さんである酒井さんに相談したところ、滑稽な感じの行進曲っぽいものがいいのでは、とご助言を頂き決まったのが、田辺恒弥さん作曲の「仮面をつけて」より「登場!ファンファーレ、小さなマーチ」です。これがまた、難しい曲なのですよ。テクニックはもちろんですが、音や響きのまとめ方とかも難しい・・・この作品を演奏させて頂くのは、かれこれ10年ぶりくらいですが、新たな気持ちで頑張りたいと思います。
この作品の作曲者である田辺先生は、私が学生の時、論文指導をして下さり大変お世話になった先生です。先生の作品分析の授業はとても面白くて、学生時代、自分には受けることのできない声楽家の人たち向けの授業とかにも、こっそり潜り込んで受けていたくらいです。偉大な作曲家の作品をひも解いて、そこに隠されたメッセージというか、なんだか秘密の宝探しをしているかのような錯覚にとらわれる感じがととても面白かった。そういうことをわかって、演奏すると演奏も楽しいのですよ。
そんな先生の作品ですから、メッセージをこぼさずに演奏しなくてはと思います。