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マリンバ奏者、関澤真由美の公式ブログです。https://mayumisekizawa.sub.jp/

楽譜販売のお知らせー「冬:月の子守歌」

2024年11月24日 | マリンバ楽譜
いよいよ最終楽章きました!ようやく今の季節に追いついた~。
組曲「花鳥風月」の最終楽章は、「冬:月の子守歌」です。
ここまで来たら皆さんもおわかりかと思うのですが、4楽章目のタイトルは「花鳥風月」から月の漢字をとっています。

表紙の色には、紺色をいれています。月の黄色と迷ったのですが、「風の祭り」の表紙のオレンジ色とパッと区別できるように、夜の紺色にしてみました。



「月の子守歌」単品をお求めの方はこちらからお願いいたします。
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全楽章まとめてお求めの方は、こちらになります。
こちらの方が単品を全部購入するよりお買い得です。
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最終楽章では、月の光が雪の上に美しく映る冬の夜、家の中では暖炉の火がパチパチと音を立てているようなやさしくて温かい情景をイメージし、ゆっくりとまどろむ中、やさしい子守歌が聴こえてくる静かで幸せなひと時を表現しています。

参考動画はこちらです。
Moon Lullaby /Mayumi Sekizawa-月の子守歌(花鳥風月より)/関澤真由美

大太鼓のパートは、1拍と4拍のみに1打だけ入るだけのシンプルな構成ですが、大太鼓の音量を抑えた上で、最後まで同じことの繰り返しで、しかもテンポがゆっくりなので、この作品を演奏して下さった原邦晴さんが苦行のようだったと仰っていました(笑)たしかに。

「月の子守歌」での大太鼓の役割は、「雪・深々と更けていく夜・ゆったりと流れる時間」を表現しています。
私が学生の頃、何度か見に行った歌舞伎でも、雨や雪の降る様子を大太鼓で表現していて、大太鼓1本のみの表現力は計り知れないとしみじみ思いました。
また、太鼓の響きには母親の胎内と同じ周波数があると言われています。
この癒しの効果である1/fのゆらぎの世界を堪能して頂き、リラックスしていただければ幸いです。

マリンパートは子守歌を担当。巡り巡っていくようなメロディーを意識しました。皆様には心地よく、ゆったりと眠くなって頂ければと思います(笑)

和太鼓類は指定通りに揃わない時用に、楽譜にあるセッティング図のページに代用楽器も記してありますので、参考にしていただけたら嬉しいです。

以上、マリンバと和太鼓のための「花鳥風月」のそれぞれの楽章を4日間にわたってご紹介させて頂きました。
全楽章のタイトルをイメージカラーと共に並べると、花鳥風月が縦に読めるようになっています。表紙も順番に並べると、まさに自己満足の世界(笑)
の宴
の舞
の祭り
の子守歌



4曲セットでご購入の場合はこんな表紙が付いてきます。


少しでも多くの方が演奏して下さると嬉しいです。

楽譜販売のお知らせー「秋:風の祭り」

2024年11月23日 | マリンバ楽譜
またまた昨日に引き続き楽譜発売のおしらせです。
今回は組曲である「花鳥風月」の第3曲目のご紹介です。
秋の楽章のタイトルは「花鳥風月」から風の漢字をとって、「風の祭り」としました。
表紙には、紅葉のオレンジを使ってみました。



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英語名についてはけっこう悩みました。タイトルの「祭り」を直訳すると「festival」ですが、何となくピンとこない。
そもそも「風の祭り」自体が現実的な表現ではないので、直訳して「Wind Festival」とすると「吹奏楽の祭典」的な意味に変わってしまい、本来のタイトルの意味からはかけ離れたものになってしまいます。
いろいろ悩んだ末、この作品では秋の少し寒さを帯びた風を表現しているので、英語タイトルは「Autumn Breeze」(秋の風)としました。
言葉って難しい。

こちらが、参考動画です。

Autumn Breeze/Mayumi Sekizawa-風の祭り(花鳥風月より)/関澤真由美

「秋:風の祭り」はお囃子のリズムにのる楽しげな作品です。ほんのりと寒さを帯びた秋風にのって、遠くからお祭りのお囃子が聴こえてくる情景をイメージしました。

次回はいよいよ最終楽章「冬:月の子守歌」です!

楽譜発売のお知らせー「夏:海鳥の舞」

2024年11月22日 | マリンバ楽譜
昨日に続き楽譜発売のおしらせ、その2です。
今回は組曲である「花鳥風月」の第2曲目のご紹介です。
タイトルは「花鳥風月」から鳥の漢字をとって、「海鳥の舞」としました。
季節は「夏」になります。表紙にも、海と空の水色を入れてみました。




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作品の冒頭に和太鼓の流動的なリズムがあり音符の入力に神経を使いましたが、音程が無い分、楽譜作成は比較的楽でした。

「海鳥の舞」の動画はこちらです。ライブ演奏なので、マリンバの音が聴きずらいかもしれません。迫力のみ受け取っていただければ幸いです。

Seabird Dance/Mayumi Sekizawa-海鳥の舞(花鳥風月より)/関澤真由美

「海鳥の舞」は、岩を打ち砕くような荒波の間を優雅に舞う海鳥の姿をイメージして作曲しました。
大海や荒波は大太鼓、海鳥が舞う様子はマリンバが担っています。

ところで、私の想像する海のイメージは断然日本海です。なぜだろう・・・?
子供の頃、海水浴でよく新潟の海に行っていたからかな?
もっとピンポイントで言えば、特に北よりの日本海を思い描いて作曲しました。

次回は、「秋:風の祭り」です!

楽譜発売のお知らせー「春:桜花の宴」

2024年11月21日 | マリンバ楽譜
マリンバと和太鼓のために作曲した「花鳥風月」の楽譜発売のお知らせです。
2006年に作曲して発表した作品ですが、楽譜完成までに思いのほか時間が掛かったのですが、ようやく完成することができました。

日本の四季を表現したので、春夏秋冬の4楽章に分かれています。
花鳥風月から、春は、「花」の字を抜き取って、「桜花の宴」です。表紙にも桜のピンクを入れてみました。



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桜花の宴の制作が一番、手間が掛かりました。なぜかというと、マリンバの動きが流動的だからです。例えばこんな感じ。

だんだん速くなったり、遅くなったりする音型がすごーく多いので、全部手動で一音一音調整しなければなりません。PDFに変換すると音型や、小節がずれて変換されたりすることもあってもう何度やり直したかわかりません(泣)が、ようやく完成し解放されました。よかったよかった。

こちらは、「桜花の宴」のみの動画です。

Banquet of Cherry Blossom/Mayumi Sekizawa-桜花の宴(花鳥風月より)/関澤真由美

「春:桜花の宴」では、桜の花びらが音もなく散りゆく中、厳かに通り過ぎていく花嫁行列の情景をイメージし、雅で幽玄な世界を表現しています。

4楽章もある組曲を書いたのは初めてだったので、弾いて下さる方いるかどうかは別にして、自分の作品を残していきたいな~と感じたので、世に出すことにしました。
いつかどなたかが受け継いで弾いて下さったら嬉しいです。

次回は「夏:海鳥の舞」のご紹介です!

合格発表

2024年11月16日 | マリンバ教室
あっという間に11月。

ここのところ楽譜制作に集中していて、ずっと籠ってました。自作品の楽譜制作は思いのほか時間が掛かります。音符や休符や記号が少しずれていても気になる。しかも、今回の作品は特殊なテクニックを使うので、もうそれが大変で発狂寸前でした。もう何度打ち直した事か計り知れません。
そんな日々を経てお陰様で、先日の大安の日に晴れて世に出すことができました。そのことについては改めてブログでご報告させて頂きます。

少し前ですが、11月1日に音楽大学の合格発表があり、当教室のH君が見事、東京音楽大学に合格しました。おめでとうございます!
毎度のことながら、私も連絡が来るまでずっとドキドキソワソワ。発表時間の15時は緊張もマックスでした。気分はまるで本人か親か。
合格しましたと連絡があった時は、ホント、心底安心しました。よかったね~。

H君は、器楽優秀者総合型選抜という、試験内容もレベルの高い入学試験を受けました。とにかく課題曲が難しい。高校生でこんな難易度の高い曲弾くの!?とびっくりしたくらいです。

無事合格して私も本当に嬉しいです。
これからがスタートなので、さらに腕を磨いて頑張ってほしいです。