実は今だから言えますけど、昨年からずっと治らなかった腱消炎。原因は娘の抱っこ。首の据わらない頃がピークで、右手の親指の付け根がパンパンに腫れあがってお箸も鉛筆も持てない時期が3か月ほど続きました。が、家事はやらなくてはいけないし、娘のお世話はしなければならないしで、ぜんぜん良くならない。夜中にはズキズキして熱をもって眠れないほどに。なんとか暇を見つけて、病院に行ったら、「ドケルバン病」というごつい名前の病名を告げられました。なんでも妊娠中や出産後など、ホルモンのバランスが崩れる時に起こりやすいのだそうです。
ステロイドの注射をして治す方法もあったのですが、何しろ母乳育児をしているので自力で治すことに。基本はまったく動かさなければいいんですけど、なにしろ効き手だし、家事もあるし、母親業もあるし、ハッキリ言って無理。それでも左手のみを使うように心がけたら、左手の付け根にも痛みが!
生徒が腱消炎になった時には、「練習も禁止。日々の生活でも極力動かしてはダメ」と言ってるくせに、ホント面目ないです。
とにかくちょっと動かしただけで悶絶するほどの痛みなので、こんなんで仕事を引き受けられるのか、今後演奏活動は続けていけるのか悩みました~。いつ治るのかもわからないし。このままいったら手術か!?とビクビクしておりました。
その時既に決定していた仕事は、たとえ痛くても演奏は集中してなんとかしなければという覚悟はありましたが、内心ドキドキ。
そういえば学生の頃、シンバルの練習のしすぎで腕がパンパンに痛くなったことがありましたが、あんなのは序の口。これが腱消炎というものかっ!と眼からうろこが落ちるくらいの衝撃でした。とにかく腱がバネのようになって痛くて指を開くことができない。
が、しかし。
日々の忙しさに紛れて、いつの間にやら治ってた!いつから痛くなくなったんだろう?4月のコンサートの時はちょっと痛みが残ってたくらいだったから、そのあとかな。
またホルモンのバランスが変わってきたのでしょうか?妊娠~出産~出産後にかけていろいろな事が起こるけど、女性の体とは何とも不思議です。我ながら。
とにかくよかった~。