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マリンバ奏者、関澤真由美の公式ブログです。https://mayumisekizawa.sub.jp/

教え子たちの活躍

2022年08月28日 | マリンバ教室

教え子の活躍 その1

私のマリンバ教室に通っている高校1年生のKちゃんが、この度、第25回長江杯国際音楽コンクールの打楽器部門「高校の部」で見事、第2位(第1位なし)を受賞しました。おめでとうございます!!

コンクールを受けるという事は、自分自身と、とことん向き合わなければならないので、苦しい事のほうが多いと思います。音楽表現の追及にゴールはないので、ストイックに果てしない道を突き進むしかありません。その中でも、自分なりに納得のいく演奏が出来たら二重丸です。彼女は高校生になったばかりですが、自らその厳しい道を選んだので、私も精一杯応援することにしました。

今回の結果を自信に繋げて、次の目標に向かって頑張ってほしいと願っています。

教え子の活躍 その2

昨日は、私の恩師である武井明美先生のお弟子さんである横内奏さんのマリンバコンサートが、下諏訪町にあるハーモ美術館で開かれました。私の教室には、彼女が中学生の時に、音楽高校受験に向けて打楽器を習いに来ていました。素敵な女性に成長した奏ちゃん。時が経つのはあっという間で感慨深いです。

ハーモ美術館は、諏訪湖畔にあってすごく素敵なところです。

会場に入った時はほぼ満席で一番前の列しか空いていませんでした。「先生が見えるところに座るのは、プレッシャーを与えちゃうかなぁ」と思いましたが、最前列の数席しか空いてないから仕方ない。彼女がプロとしてやっていく為にはこれも試練、と思って特等席に座らせて頂きました。
 
色鮮やかな絵画に囲まれながらの奏さんの演奏は、イマジネーションが掻き立てられました。
プログラムもなかなかの大曲揃い。優雅で素敵なひとときを、ありがとうございました。
 
 
昨日はレッスンの合間に駆けつけたので、時間が無くて館内の展示作品をゆっくり観れなかったのですが、時間の余裕のある時にまた是非訪れたいと思える美術館でした。

久しぶりの電車

2022年08月23日 | Weblog

約3年ぶりに電車に乗って長野市へ。基本的に車移動なのですが、マリンバが必要ない時は、渋滞も関係ない電車のほうが安心。

昨日はこちら。日本クラシック音楽コンクールの審査でした。

実は私も遠い昔、日本クラシック音楽コンクールができたばかりの時に受けたことがあります。たしか、第4回だったかな。大学生の時でした。当時は、今のようにそれぞれの楽器別に分けられているのではなくて、管楽器と打楽器がひとまとめで順位が決まりました(注1)

今は、管楽器はそれぞれの楽器別に、そしてマリンバ、打楽器は「打楽器部門」と分けられ、また、年齢のカテゴリーも小学校の部門は低学年、中学年、高学年で分けられたりとか、さまざまにカテゴライズされ、時代と共にいろいろ変化してきたのですね。

さて、コンクールという緊張の舞台でのコンテスタント達の演奏はそれぞれに素晴らしく、ぎゅっと心をつかまれるような演奏にも出会えました。皆さんの頑張りに感動。本当にお疲れ様でした。更なるご活躍をお祈りしています。


(注1)追記
管楽器と打楽器は一緒に審査されても部門は別で、順位はそれぞれの点数で決まるのが正しいです。訂正してお詫びいたします。
私が日本クラシック音楽コンクールを受けた時は、管楽器と打楽器がまとめて審査され、順位が付けられたと書きましたが、これは私の勘違いでした。大変失礼しました。30年前の学生の時に受けたので、私がいろいろわかっていなかったかもしれません。
私の時は、ファイナルでも管楽器と打楽器が一緒に審査され、審査員の先生方も、打楽器と管楽器の先生方による審査でした。全国大会の結果発表の時は、結果が張り出されるのではなく、ホール内で管楽器と打楽器はまとめて名前が呼ばれていったので、つい管打楽器部門で賞が頂けたのだと思っていたのでした。いやー恥ずかしい。

Marimbeats! (マリンビーツ!)

2022年08月06日 | マリンバ

毎日暑い日々が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか?私はお陰様で、元気に過ごしています。

先日、私の教え子の松澤美希さんのリサイタルの宣伝をさせて頂きましたが、大盛会に終わったようで一安心。私は仕事があって残念ながら都合がつかなかったので、少しでも会場が華やかになれば、と応援の気持ちをこめてお花を送りました。美希さんが、お花の写真を撮って送ってくれたのがこちら。

コロナの関係で、花屋さんが入ってはいけないとの事だったので、スタンドではなく、持ち帰りできるようにカゴで。

そしてこちら。美希さんが当日の演奏をYouTubeにアップしてくれました。

Marimbeats! by Mayumi Sekizawa

私の作曲作品の中でも、アクロバティックで難易度の高い曲ですが、美希さんはスピード感あふれる素晴らしい演奏で、拍手喝采です。

因みに当日のプログラムに載せてもらった解説はこちら。

Marimbeats!  ソロマリンバの為の****

私がニューヨークで生活していた時に、街中から聴こえてきた多種多様な音楽から影響を受けて、2005年に作曲しました。ニューヨークでは、コンサートホールだけでなく、地下鉄、ストリート、公園、カフェなど至る所で演奏が繰り広げられ、クラシック、ロック、エスニック、ジャズ、そして時には今まで聴いたことの無かった種類の音楽が、自然と耳に流れ込んできました。私は兼ねてから強いビートを持つマリンバの作品が欲しいと思っていたので、ニューヨークの街のイメージにあるような、自由で力強い作品になればと思いながら作曲しました。作品中では、ジャズに使われるスケールを所々に織り交ぜ、基本的にはリズムに重点を置き、8や16などのスクエアなビートを基盤としました。

 Marimbeats! =” マリンバの鍵盤の上で跳ね上がる様々なビート”をお楽しみ頂けましたら幸いです。(関澤真由美)

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 Marimbeats!の楽譜は出版されているので、弾いてみたい!という方がいらっしゃいましたら、下記のリンクからご購入下さいますと嬉しいです。

▸日本国内
関澤真由美公式サイト:http://mayumisekizawa.sub.jp/sub3.html
JPCオンラインショップ:https://komakimusic.co.jp/products/marimbeats
 
▸アメリカ
Bachovich Music Publications:http://www.bachovich.com/music/0967

実は作曲当時、ラジオから流れてきた、Amerie(エイメリー) というアメリカのR&B女性シンガーが歌う「1Thing」という曲に一番影響されて書いた、と言うのはここだけの話ですが、当時その音楽のカッコよさに感銘を受けてすぐCDを買いにレコード店に走ったのを思い出します(笑)まさに跳ね上がるリズムに魅了されました。今はYouTubeですぐ検索できて、便利な時代になったものです。

私の教え子が、私の作品を初リサイタルで弾いてくれるというのは、本当に嬉しい事です。プロとして成長した教え子たちが私には何人かいますが、みんな、それぞれの世界を益々追求して頑張ってほしいと思います。