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マリンバ奏者、関澤真由美の公式ブログです。https://mayumisekizawa.sub.jp/

しおじり女性会議25周年記念マリンバコンサート

2016年08月06日 | コンサート

昨日行われました、しおじり女性会議設立25周年を記念してのマリンバコンサート、無事終了致しました。お暑い中、たくさんの皆様にお越しいただき、本当にありがとうございました。

最後まで、温かい拍手を下さり、本当に嬉しかったです。しおじり女性会議の皆様も本当にありがとうございました。

しおじり女性会議の皆さんは、男女共同参画社会を推進されている方々です。皆さん、背筋がピンとされて、素敵でした。

1部と2部の休憩時間には、しおじり女性会議のメンバーの皆さんの手作りケーキがお客様に振る舞われ、至れり尽くせりでした。素敵なカップで飲むコーヒーは本当においしかったですね。また、素敵なお花がロビーのテーブルごとに飾ってあって、ホッと心が和みました。もちろん、私の楽屋にも!

この日、演奏したのは全部で13曲。多い!(私的には)なんだか、自分のリサイタルのような緊張感でした。

その中で、夏の日本のうたメドレーと、お祭りマンボはこの日のために編曲し、初演しました。 特にお祭りマンボがとてもウケて、頑張ったかいがありました。

編曲では、原曲を壊さないように、できれば更に面白くするのが勝負です。お祭りマンボでは、ゆったりした歌い廻しの部分は、音楽的にも、テクニック的にも難しいところ。何度も研究しました。皆さんに喜んで頂けて、本当に報われました。

 こちらは1部の様子。

 こちらは2部です。

娘が夏休み中で、また、学校の役員の仕事も連日あったりで、練習に集中する時間を作るのが大変でしたが、最後は家族みんなの協力もあって、なんとか乗り切った!という感じです。とはいえ、今後の課題もあるので、まだまだ勉強です。

また、次回へ向けて頑張ります。

皆様、本当にありがとうございました。

 

 

 


ザドロ先生

2016年08月01日 | 日々のこと

私が尊敬してやまない打楽器奏者のひとり、ペーター・ザドロ先生が、先日お亡くなりになりました。まだ54歳なのに。早すぎます。ショックすぎて、信じられなくて、言葉が出ません。

ザドロ先生は打楽器はもちろん、マリンバの演奏も素晴らしかった。ホント、天才と言っていいほどに。まだまだその素晴らしい音楽を世界で演奏して欲しかったのに。

私が、初めて先生とお話ができたのは、先生が、来日された際の群馬でのリサイタルでした。たまたまラッキーなことに帰りの電車が一緒になったので、そこで「私、先生の大ファンです!レッスンしてください。」とお願いしたら、ふいに缶ビールを渡され、電車の中で乾杯。話が弾んで、本当にレッスンしてもらえることになったのです。

そして、ザルツブルグまで行ったのです。レッスンを受けに。

コンサートで一緒に演奏もさせて頂けて、夢のようでした。

その時にまとめた、「感動をくれる音」というレポートの一部。

忘れないためにここに、記します。

ー感動をくれる音ー (抜粋)

「共演のプレーヤーから舞台で期待以上の音楽表現が返してもらえたりすると、思わず本番であっても顔が緩んでしまう。そこで、もう一人だけ、素晴らしいアーティストを紹介したい。ドイツのペーター・ザドロ氏だ。

皆さんもご存知の通り、彼は若いうちにジュネ-ヴとミュンヘンの国際コンクールをどちらも制覇してしまった天才パーカッショニストと謳われている人だ。とにかく彼は打楽器全般何でもすごい。もちろんマリンバも。テクニックも天性の音楽性も、華もある方だ。そして、純粋に心から音楽を愛している。それだけに音楽作りに対して厳しいが、ちゃめっ気もあって、本番であってもリハーサル中でも、私がいい音楽表現ができたりすると、演奏中にわざわざこちらを見て、にっこり笑ってウインクをしてくれたりする。その後は上機嫌で、
「♪ユー アー マイ サーンシャーイン♪ マイ オンリー サーンシャーイン♪ It's you!」
と歌ってくれたりする、とても面白い人だ。彼のバックで演奏したときは、私の顔は緩みっぱなし、笑いっぱなしだった。本当に楽しかった。」

そして、このブログ内の過去の記事。 ザドロ氏来日

天才と言われた先生の凄さを心に刻んでおこう。

 

 ザドロ先生のご冥福を心よりお祈りいたします。

関澤真由美