嬉しいお知らせが飛び込んできました。
昨年の8月から当教室に通っているNちゃんがいわゆる「ソロコン」で見事、県代表になりました!
地道に努力してきた成果ですね。本当におめでとう!Nちゃんのピアノの先生もすごく喜んでメールしてきてくれました。みんなが応援してたんだね。3月のファイナルに向けてまた、頑張りましょう。
ソロコンとは、吹奏楽部に所属する1,2年の中高生が挑戦するソリストコンテストです。
ソロコンの曲目時間制限は、なんとたったの4分。4分以内で表現しなければなりません。その曲選びから、本当に頭を悩ませるのですが、魅せる部分と、聴かせる部分と、上手にバランスされている曲、そしてできればカットしなくてよい曲を選ばなくてなりません。
曲制作もかじっている私としては、この「曲カット」にすごく抵抗があります。審査員によって途中で切られるならまだしも、作曲家が考えて、考えて、考え抜いて作っている曲を、時間制限のためにカットする。これってどうなの!?といつも思ってしまいます。
いっそ、私がコンクール向けの曲でも書いちゃおうか、と考えるところですが、テクニック的に中、高校生向きってところが難しい。もっと勉強してからにします。
昨年は、大人のレッスンに来て下さっているRさんが、見事、「万里の長城杯国際音楽コンクール」で一般の部 第2位(一位なし)に輝きました。彼女は、音大出身でもなく、音楽を生業にしているわけでもありません。普段は違うお仕事をされているのに、その中でコンクールに挑戦するというのは、なかなかできることではありません。その意気込みは、私も見習わなければならないな、と思います。
「コンクール」って何だろう?と日々考えます。私は、音大を卒業してからコンクールを受けたので、その意義は、「自分を試すこと」でした。自分は果たしてマリンバ奏者として通用するのか。なにかを受賞していれば、仕事に繋がるんじゃないかと。結果、学べたものは多大にありましたが、それはマリンバ奏者になる事前提の話でした。ちなみにコンクールで結果がダメだったほうが、学べることは計り知れず多かったです。
子供時代でソロコンクールを受ける事については、いろいろ考えます。特に小学生での挑戦は。向き、不向きがあるような気がします。なので、当教室で小学生でソロコンクールに出場した生徒さんは、まだいません。
私から、コンクールを進めるのは、音大合格が決まった後の、入学までの暇な時期を過ごす生徒さん達です(笑)大学受験した曲で、ついでにコンクールも出ちゃえば?って。
コンクールの良い点は、目標ができるから、頑張れる。結果、音楽を深く追及することにもなるし、レベルも上がる。受賞できれば、自信につながるし。
でも、コンクールに向けての練習はきついです。おんなじ曲を何度も何度も。団体で出場なら、みんなと一緒に励ましながらできるから、そういうことも大事かもしれませんが・・・その上、コンクールの結果だけが全てではないのに、それで音楽を諦めてしまう人たちもいるようです。
私自身の考えは、コンクールに挑戦したい生徒さんは、全力で応援しよう。向き、不向きがあるから、私から積極的にコンクールを進めるのは控えよう。コンクールを受けても受けなくても、結果が良くても悪くても、音楽が楽しいと思えるかは、教える先生の腕次第。これなのです。
そういう意味では、私もまだまだ勉強中。頑張ります。