全世界で新型コロナが大流行となり、パニックが続いています。日本もまだまだ緊張の最中にあると私は思います。油断は禁物。文部科学省が学校再開のガイドラインを発表しましたが、正直不安ではあります。
私は、食料品や生活用品を買い出しに行く以外は一切外出せず、引きこもっています。もともとコンサート以外は引きこもって、練習&創作&レッスンばかりの毎日を送ってきたので、あまり変わりはありません。
娘も、お家ライフを楽しんでいるようです。我が家には愛くるしいインコのベタ子がいてくれるので、助かってます。ありがとう。ベタ子。
マリンバ教室のレッスンに関しては、生徒さん達に、お一人お一人のご要望を伺って、今後の事を決めさせて頂きました。体験レッスンの休止は、3月末まで延長させて頂きました。
こういう時、保証のないフリーランスは厳しい(泣)。一日も早い終息を心から願っています。
さて。この3月に新天地へ旅立つため、教室を卒業していく生徒さんがいます。彼女は、小学校からの夢をかなえて、4月から寮生活に入ります。
春のスチューデントコンサートも延期となり、それにも参加できなくなってしまい、大事な区切りを失ってしまいました。このままお別れではあまりにも寂しいので、彼女だけの短い卒業コンサートを私の自宅で開催しました。お客様は、お母様お一人のみ。
プログラムも作りました。
彼女は、趣味で通って下さっている生徒さんの中で、最も長く通ってきてくれた生徒さんです。小学校の時から、高校卒業まで、受験の時も、部活で忙しい時も、ずっと通ってきてくれました。私のコンサートにもよく来てくれました。
私は彼女が習いに来てくれるまで、私は「教える」事を長いスパンで考えるレッスンを、行ってきませんでした。なぜなら、演奏中心で海外を行き来する生活を送ってきたからです。メインは、期間限定の受験生、コンクールを受ける生徒、大人の方のレッスンを、「アイデアをシェアする」という感覚でレッスンしてきました。
彼女は、私に子供が生まれて、「この地で腰を据えてやっていこう」と思った矢先に来てくれた最初の生徒さんでした。自分の子供を育てるのと同じ気持ちで生徒さんに教えるというレッスンを試行錯誤で始めた私に、長い間付き合ってくれて、私のほうがたくさん教わったな、と心から感謝しています。お母様を始め、ご家族の皆様にも、いろいろな場面でたくさんのご協力を頂きました。本当にありがとうございました。
最後に彼女からお手紙を頂きました。「こんな風に感じてくれてたんだ。」と泣けてしまいました。
記念のお花。彼女の未来をいつも応援しています。また、落ち着いたら習いに来てね。