私の出版作品の校正がまとまり、アメリカの出版社から見本の一冊が送られてきました。
見本はこちら。 タイトルは「ソロマリンバの為の3つの歌」です。私のCDに収録されている曲で、問い合わせの多かった「春の恋」、「闘牛」、「マイ・フェイバリット・シングス」の3曲をまとめてあります。
実は、アメリカからの出版なので、いろいろ大雑把じゃないかな~と高をくくっていたのですが(すみません)、意外にも表紙がカッコよくてけっこう気に入りました。中も丁寧な作りだし。世界地図の上にタイトルが載せられているのがステキです。
デザインは良しとして、今回、自分のイメージや音譜や表現を、楽譜に忠実に表していく作業と言うのは本当に大変だと実感しました。私は自分の作品は大抵は楽譜には書かずに演奏してしまっているので、楽譜を書いて、いろいろなことを限定、制約してしまうということに少し抵抗があるんです。実際、演奏するたびに違うし。
また、今回の作品は編曲ものですが、編曲する際にオリジナルの楽譜は一切見ず、(というかフラメンコ音楽のオリジナル作品の楽譜は存在しないので・・・)ただ耳で聞いたイメージをマリンバのために書いたものでして、ほぼ作曲に近い感覚で楽譜を書きました。だから、オリジナル作品を参考にできたらもっと楽なのに~と何度思ったことか(笑)
ここまで来るのに、自分だけでは気づかないことも多々あり、出版社の担当の方に感謝。彼のアドバイスのお陰で、見やすくて細かい部分もきちんと記載されたよい楽譜になり、いろいろ勉強になりました。 私はおっちょこちょいなので、イージーミスもあったりしてそのたびにあせって直したりして。ここのところずっとパソコンに釘付けでした。
デスクワークは肩がこる~。やっぱりマリンバを弾いていたほうが楽です!
自分の作品をだれか他の方が演奏してくださるのは、すごく新鮮です。正直不思議な感覚。でも新しい解釈や表現を学ぶ絶好の機会にもなるので、興味のある方は是非演奏してみてください。
さて出版日ですが、もうすぐです。アメリカでは10月31日からコロンバスで行われるPASIC2007で販売されます。こちらはアメリカで一年に一度開催される打楽器の大きな祭典です。もちろん出版社からも直接購入できます。→Bachovich Music Publications
その後はアメリカの打楽器関連の通信販売店STEVE WEISS MUSIC,でも購入できるようになります。
日本でも限定で販売予定です。日本の予定日が決まったらまた報告しますね。
お楽しみに~