今日は、はるばるアメリカから友人が遊びに来ました。ニューヨークのマンハッタン音楽大学で共に勉強し、現在は、かの有名なシカゴ交響楽団の打楽器奏者である、ヴァディム カピノス氏です。
彼はロシア系アメリカ人で、マンハッタン音楽院時代も、授業料全額免除のものすごく優秀な打楽器奏者でした。卒業後、ジュリアード音楽院の大学院がまたもや全額奨学金で受かったと思ったら、入学を待たずにシカゴ交響楽団の難関オーディションを突破し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでプロになってしまいました。その時彼はまだ22歳だったと思います。
学校にいる間はお互いのリサイタルで共演しあったり、よくオーケストラでも一緒になったので、隣り通しで楽しんで演奏したものでした。懐かしいな~。(しみじみ)
卒業してからはニューヨークではいつもすれ違ってしまって、会うのはかれこれ3年ぶりです。一緒に演奏しててもすごく楽しかったのですが、なんと言っても彼とは笑いのつぼが一緒で、冗談ばかり言っていつも笑っていたような気がします。日本の笑いとアメリカの笑いって質が違うんですけどね。やはりロシアから来てるってことが何か違うのかも。
私にとっては仲良しの友達なので、「ヴァディム君」と記しますが、ヴァディム君は結婚したばかりの奥様を連れて、とっても幸せそうでした。奥様もとてもキュートで、しっかりしていて、ヴァディム君も素敵なパートナーができてよかったな~と嬉しく思いました。ひとしきり観光し、ショッピングをして、美味しいものを食べ、たくさん笑い、本当に楽しい一日でした。
彼は2年後にシカゴ交響楽団のツアーでまた日本にやってくるそうです。その時に日本で、そしてシカゴで一緒にコンサートをしよう!という話になり、新たな目標もできました。新しいプロジェクトが立ち上がって、今から楽しみです。