ニューヨークでのコンサートの準備でいっぱいいっぱいの関澤です。頭が爆発寸前。そんな中、ドイツの打楽器奏者ペーター・ザドロ氏がソリストとして迎えられた名フィルのコンサートを聴きに名古屋に行ってきました。彼は私が最も尊敬する演奏家の一人。今回はフンメルの打楽器コンチェルトでしたが、ザドロ氏は、全て確信に満ちて演奏してるという感じで、相変わらず素晴らしかったです。もちろん暗譜で演奏されていましたが、演奏後にお会いした時に「暗譜にはどのくらい掛かりましたか?」と聞いてみました。すると、「今までにもう何度何度も演奏してるからね、覚えちゃってるんだ」と答えてくれまが、その後で、クレストンのマリンバコンチェルトは3日で暗譜、ヘンツェの「雪国からの5つの情景」は5日で暗譜したよー、と言っていたので、びっくり。ヘンツェの曲は思いっきり現代曲で暗譜するのは大変なのに、すごい!フンメルのコンチェルトだってあっという間に覚えてしまったのかも・・・恐れ入りました。そして更に、時差ぼけが抜けなくて・・・という話になって、日本に来る前は朝8時半から10時間練習してから、そのスケジュールで体が慣れちゃっててね。とさらりと言ってました。彼ほどの天才パーカッショニストも一日10時間練習してるんです。
ものすごいパワーを頂いた感じがするので、このまま気が抜けないよう私も頑張ろうと思いました。
ものすごいパワーを頂いた感じがするので、このまま気が抜けないよう私も頑張ろうと思いました。