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マリンバ奏者、関澤真由美の公式ブログです。https://mayumisekizawa.sub.jp/

師走

2017年12月12日 | マリンバ教室

あっという間に12月。

先日の日曜日は、私の誕生日だったのですが、たくさんの温かいお祝いメッセージを頂き、ありがとうございました。とても嬉しかったです。

誕生日の日は、朝から氏神様の境内の清掃に参加し、そのあとは、アンサンブルコンテストの指導の為、学校訪問。帰宅する頃には、日もとっぷりと暮れ、家族が誕生日をお祝いしてくれました。 いたって忙しい誕生日でした。

12月の長野県は、アンサンブルコンテストや、ソリストコンテストで、中学・高校の吹奏楽部の生徒さん達は、切羽詰まっています。みんな一生懸命!

先日、「ふだんは管楽器や弦楽器をやってます」という生徒さんが、助っ人で打楽器アンサンブルに参加し、しかも重要な難しいパートを受け持って、頑張っている姿を見て驚きました。しかも、違う楽器、という事を言い訳にせず、レッスンにもくらいついてくる感じ。素晴らしいですね。

これは、かなり練習したんだろうな~という努力も垣間見え、感動しました。

私の教室で、スネアのみを習っている生徒さんがいるのですが、マリンバはやっていないのに、学校でマリンバのソリストを任されてしまいました。アンコンエントリー曲は、マリンバ・打楽器業界でも超有名なあの曲!

私も、始めてこの曲を弾いたのは音大4年の時。その後もマリンバソロパートも、打楽器パートも両方、何度もコンサートで演奏したからこそ分かるのですが、4本マレットを持ったことの無い、しかもお家にマリンバが無い生徒さんが弾けるものではありません。

「これはいくらなんでも無理だろう、彼女の学校の先生に手紙を書こうかな。」と考えていたところ、楽譜を貰ってから1週間ほどで、暗譜して彼女なりに頑張って弾いてきました。これには私も驚いた!レッスン時の様子で、どんな練習をしてきたかは、だいたいわかります。物凄い集中力で、死に物狂いで頑張ったのでしょう。なかなかできる事ではありません。

とにかくこの時期、コンクールの為に切羽詰まっている生徒さん達には、できる限りの事はしてあげたい。演奏するのも、練習するのも、生徒さんご自身なのだから、テクニック上での苦痛を和らげて、少しでも楽に弾けるように、そして一番効果のある練習方法を伝えていきたい、と切に思います。そして何より、自信を育てるお手伝いができたらいいな、と思います。

このブログでも、何度も言ってきましたが、コンクールは結果が全てではありません。大事なのは、その過程での成長なのです。結果に関係なく、頑張った分、周りの人が認めてあげるのが大事です。

そこをはき違えると、劣等感だけが残って、音楽なんて嫌いになってしまいます。ただでさえ、コンクールの為の準備期間は、期日までに仕上げなければならないプレッシャーと、繰り返しの練習、そして休日も殆ど無くてつらいのに。音楽は、コンクールのためにあるわけではありません。嬉しい時には、心躍るように、悲しい時には、一緒に泣けるように寄り添ってくれるのが、音楽なのです。

私も、今月は休みなく頑張ります。ああ、お正月が待ち遠しい・・・。


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